審査激甘と言われる街金融とは？スーパーブラックでも借りられる理由や闇金との違いも解説！

「街金」は、店舗を全国に展開していない地域に根差した小規模の消費者金融を指します。

街金の審査は比較的甘いと言われ、大手消費者金融で審査落ちした人でも、お金を融資してもらえるチャンスがあります。

そこで今回は、審査激甘と言われる街金融や、スーパーブラックでも借りられる理由、闇金との違いまで詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

審査激甘といわれるおすすめの街金融3選はこちらへ

審査激甘といわれる街金融とは？

街金は、中小規模の消費者金融のなかで、店舗を構える形式で営業している「正規の貸金業者」と位置づけられています。

なお、街金融には以下のような特徴があります。

お金を借りたいけれど、大手消費者金融で審査落ちしてしまいお悩みの方には、審査が比較的甘い街金融から借りるのがおすすめです。

審査激甘といわれる街金と大手消費者金融の違い

街金と大手消費者金融の明確な違いは、融資の際の審査基準です。

大手は原則として、書類情報や過去のデータ(過去の職歴や返済履歴など)をもとに機械的な判断のもと審査を行います。

一方の街金融では、利用者個人の事情を考慮した独自の審査方法を採用しており、過去の返済実績に限らず、現在の返済能力や返済意思なども判断材料のひとつです。

また、書類情報だけで判断されがちな大手と異なり、街金融には店舗もありその場で相談もできます。

なお、街金の知名度は大手と比べて低いですが、意外にも街に点在しており、融資について気軽に気兼ねなく相談できる場所として多くの人に利用されています。

審査が激甘といわれる街金融でも絶対借りられることは無い

街金融は審査が激甘とされていますが、前提として「絶対に借りられる」とは限りません。

なぜなら、正規の金融業者が融資を行う際、利用者に対する審査(利用者の返済能力・収入・信用情報など)が、貸金業法で義務付けられているため。

ただし、大手消費者金融で融資を受けられなかった場合でも、街金融では書面では計れない個人の事情などを考慮してもらえやすく、柔軟に相談や対応を行ってもらえるケースも多いです。

街金の利用がおすすめな人

街金融は、大手消費者金融で審査落ちした人や、現金の工面に急いでいない人、少額であれば短期間で返済できる見込みのある人に最適な方法です。

ここでは、街金融がおすすめな人について紹介します。

大手消費者金融で審査落ちした人

街金融では独自の審査基準を用いているので、大手の消費者金融では断られた人でも融資を受けられる可能性があります。

ただし、街金融では「審査が甘い」のではなく、「審査内容が異なる」と解釈できます。

実際に、申込者の個人信用情報に問題(自己破産や延滞など)があっても、現在の状況次第で借りられるケースも。

このように、街金融では現在の状況を重視しているため、あくまでも「現時点」で借金を返済し終えている場合であれば、街金融の審査に通る可能性は高いです。

即日融資でなくても問題ない人

最短20分程度で融資をしてくれる大手消費者金融は多いですが、街金融では他の金融機関と提携していない業者がよくあり、即日融資が難しい場合があります。

また、大手消費者金融では、審査内容をコンピュータに入力することで自動で審査が実施されますが、街金融では担当者が審査を実施するため、結果が出るまでに時間を要します。

こういった理由から、街金融で即日融資を受けるのは難しいのが現状です。

店舗を訪問できる人

街金融の店舗では対面審査も行われ、スコアリング(書類情報)以外に人柄でも評価してもらえる可能性があります。

街金融では、直接利用者と対面した印象で判断される場合もあるため、信用問題の有無や利用目的から、臨機応変に対応してもらえるのも嬉しいポイントです。

また、街金融では大手の消費者金融と比べて利用限度額や融資のタイミングを調整してもらいやすく、即日融資が可能な場合もあります。

50万円程度の少額を短期間で返済予定の人

街金融からの借入は、50万程度の少額を短期間で返済を見込める場合に向いています。

確かに街金融は金利が高いというデメリットがあり、返済期間が長引いてしまうと、返済がなかなか終わらない状況に陥ってしまうかもしれません。

なお、街金融の借入限度額は50万～100万円程度の場合が多いため、100万円を超える高額融資を希望している場合は、街金融は不向きといえます。

審査激甘といわれる街金融でさらに審査に通りやすくする方法

街金融の審査に通るためには、必要最小限の融資希望額で申し込み、年収や職業、他者からの借り入れ状況について正直に申告するのが好ましいです。

また、審査に悪影響を与えるため、複数の業者を同時に申し込むのはおすすめできません。

ここでは、審査激甘といわれる街金融で、さらに審査に通りやすくする方法を紹介します。

必要最小限の融資希望額で申し込む

街金融で審査に通りやすくするコツは、必要最小限の融資希望額で申し込む方法です。

借入では融資希望額が大きくなるほど高い返済能力が求められ、審査通過のハードルも上がるためです。

複数の街金に同時に申し込まない

街金融でお金を借りたい時、何社も同時に借り入れの申し込みをするのは避けるのが無難です。

複数社から同時に借り入れをすると、審査激甘と言われる街金融でも、多重債務を疑われるなど審査に悪影響を与えるためです。

年収や現状は正直に申告する

街金融で審査を通りやすくしたい場合、自身の現状は事実のみを申告しましょう。

なかには、「どうしてもお金を借りたい」と年収や職業、他社の借入状況などについて虚偽の申告をする人もいるかもしれません。

しかし、融資の審査で担当者に個人信用情報を確認をされると、嘘はすぐに見抜かれてしまいます。

必要書類を手元に用意する

どの消費者金融を利用しても、必ず提出を求められるのが、顔写真付きの本人確認書類です。

具体的には以下のような書類の提出が求められます。

なお、本人確認書類は、申込者が「他人の名前を使っていないか」「住所変更されているかどうか」などを確認するために利用されます。

街金融の利用を検討している方は、事前に必要書類を手元に用意しておきましょう。

おまとめローンを使う

消費者金融から年収の1/3以上を借りている場合、総量規制の影響で審査に通らない可能性があります。

そこで、「キャッシング審査に通らない」「返済してもお金が減らない」と不安を抱えている方は、「おまとめローン」の利用おすすめします。

なお、おまとめローンとは、複数の借金を本化し、毎月の返済額を下げるサービスです。

審査激甘といわれるおすすめの街金融3選

街金融では、大手のような機械的な従来の審査を行わず、利用者の現在の状況や人柄を重視して審査するため融資実績も豊富で、さまざまな事情を持つ方におすすめです。

ここでは、審査が激甘と言われる3社を紹介します。

セントラル

出典：セントラル

「セントラル」は、創業50年以上にもなる老舗消費者金融で、街金の審査難易度でありながら、サービスは大手並みと定評があります。

とくに、セントラルでは自動契約機で発行されたカードで日本全国のセブン銀行からでも借り入れや返済ができるなど、利便性も抜群です。

また、街金融での金利は年20.0％程度が多いなか、セントラルでは最大年18.0％と低めの金利設定。

街金融の利用を検討している方にとっては、セントラルは魅力ある業者でしょう。

フクホー

出典：フクホー

「フクホー」は、大阪市浪速区を拠点にしている創業50年以上の老舗消費者金融で、「他社借入件数が多い」など、事情がある方でも積極的に対応してもえらえる柔軟さが魅力です。

また、フクホーでは、関西圏に住んでいる方は審査が優遇されるため、大阪市周辺に在住している方には特におすすめ。

もちろん、市外に住んでいる方でも、来店不要・WEB完結OKです。

また、街金融では審査から融資完了までに時間を要する場合が多いですが、フクホーでは審査スピードも早く即日融資も可能です。

首都圏キャッシングサービス

出典：首都圏キャッシングサービス

「首都圏キャッシングサービス」は、主に関東エリアを対象とした「おまとめローン」を提供しており、アルバイトやパートの方でも利用できます。

「複数社からの借入本数が多い」「借入総額が大きい」などの理由で業者を利用できない方は、首都圏キャッシングサービスがおすすめ。

首都圏キャッシングサービスで借金の返済日を月1回にスッキリとまとめられれば、借金残高も問題なく減少していくでしょう。

また、融資額は800万円と高めに設定されているため、総量規制以上の借金がある方も、まず気軽に相談してみてください。

街金と闇金の見分け方

街金と同じように審査の甘さをアピールする貸金業者として、「闇金」の存在が知られています。

闇金は違法に消費者にお金を融資する「違法業者」であり、高金利で高額な利息を徴収するのが特徴で、一度関わると重大なトラブルに繋がるリスクがあるため注意しましょう。

金融業者の登録番号が提示されているか

街金と闇金とを見分ける方法は、「貸金業登録」があるかどうかです。

日本において、合法的に貸金業を営む場合は、国や都道府県に貸金業者としての番号を登録(貸金業法に基づく貸金業者としての登録)をする必要があります。

大手はもちろん、街金でも金融業の番号登録の提示を行っていますが、闇金ではそもそも貸金業登録をせずに貸金業を営んでいます。

固定電話の設置があるかどうか

貸金業法により、貸金業を営むにあたって固定電話を連絡先として提示する義務が定められています。

そのため、法律に従って営業している街金では基本的に、店舗の所在地や固定電話番号をホームページなどに記載しています。

それに対して、記載の電話番号が携帯番号の場合や、固定電話番号の記載が無い場合は、その時点で闇金の可能性が高いでしょう。

審査が甘すぎないか

「街金は審査激甘」と言われていますが、審査が甘い借入先といえば、「闇金」が該当します。

「審査が甘い業者と契約したい」「過去に滞納履歴があるから、審査に通るか不安」と心配する方もいるでしょう。

そこでネットで検索すると、「審査無しで即日融資可能」とアピールしている業者が出てくる場合があります。

しかし実際には、消費者金融では借入時の審査が義務付けられているため、審査なしでの融資を申し出る業者は闇金の可能性が高く、当然利用すべきではありません。

提示された金利は高すぎないか

消費者金融は「法律で定められた金利」の範囲内で貸し付けを行うものですが、闇金は大きく規定の範囲を超えた金利での貸し付けを行っています。

利息制限法により定められた、消費者金融の利率の上限は以下の通りです。

仮に10日で1割の利息が発生する「トイチ」の条件で闇金から10万円借りたとすると、たった10日で1万円の利息がつく計算になります。

これに元金を加算して支払わないと完済はできません。利息制限法で定められた上限金利と比較すると、闇金の利息の高さは一目瞭然でしょう。

審査激甘街金　まとめ

街金融とは、「地元密着型の貸金業者」として事業を展開している業者が多いです。

また、他の金融機関で審査に通らなかった場合でも、良心的な街金であれば、融資してもらえる可能性があります。

一方で街金融では、金利が大手よりも少し高めに設定されているので、余裕のある返済計画を立てるとよいでしょう。

なお、闇金や借金によるトラブルで困っている方は、早めに法律事務所などに相談しましょう。