投資家Bさん
投資家Aさん
海外FX業者による出金拒否は、一概に業者の詐欺とはいえません。
トレーダーが原因の場合もあるため、出金拒否される理由を正しく理解して対策を行うことが重要です。
- 出金拒否の理由は大きく分けて2種類
- 出金拒否される5つの原因と対策
- 出金拒否されたらまず業者に問い合わせる
- 悪質業者なら国民生活センター・弁護士に相談
- 出金拒否がないおすすめ業者3選!
この記事では、海外FX業者で出金拒否される原因と対策を徹底的に解説します。
さらに、出金拒否された時の対処法・出金拒否がない業者も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
海外FXで出金拒否になる理由は大きく分けて2種類!
- トレーダー側に原因がある場合
- FX業者が悪徳業者だった場合
利用する業者のルール違反や利用規約違反をしてしまうと、トレーダーに問題があるとして出金拒否される場合があります。
確認し忘れでも言い訳は聞いてもらえず、問答無用で出金拒否されるケースがほとんどです。
一方、取引しているFX業者が悪徳で出金できない場合もあります。
悪徳業者は理由なく出金拒否を行うため、ルールを守って取引しても意味はありません。
プロトレーダー
海外FXで出金拒否・出金遅延になる原因と対策
出金拒否の原因をまとめると、上記5つです。
それぞれの原因ごとに対策を解説するので、海外FXトレードを始める前にチェックしておきましょう。
原因①取引したのが悪徳業者だった
海外FX業者の中には、詐欺目的で運営される悪徳業者が潜んでいます。
公式サイトは一見まともで、悪徳業者と見極めるのは難しいでしょう。
しかし、2つのポイントをチェックすることで、悪徳業者かどうか判断できます。
- 金融ライセンスの有無
- 顧客の資金管理方法
まず、金融ライセンスを取得しているか確認しましょう。
ライセンスを取得するには厳しい審査があり、取得後も定期的にチェックが行われます。
プロトレーダー
ライセンス取得は安全性の証明であり、複数のライセンスを取得している業者はより信頼できます。
続いて資金管理方法は、「信託保全」もしくは「分別管理」を採用する業者が安心です。
信託保全 | 顧客資産を別の金融機関に預け、FX業者の資産とは別々に保管。 |
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分別管理 | FX業者内で顧客資産とFX業者の資産を別々に保管。 |
上記どちらかの方法で資金管理が行われていれば、万が一倒産しても返金される可能性が高いと言えます。
原因②出金先情報に誤りがあった
間違った出金先を指定していることも、出金できない原因の一つです。
銀行送金での出金時は、英語で銀行情報を入力しなければなりません。
仮想通貨で出金する際には、ウォレットアドレスが必要です。
入力内容に誤りがあると、自分以外のウォレットに送金され返金されない場合もあります。
投資家Aさん
原因③クレジットカードでの出金額が入金額を超えていた
クレジットカードで出金する場合、入金額を超えた額は出金できません。
50万円をクレジットカードで入金して30万円の利益が発生した時、80万円をクレジットで出金することはできません。
出金できるのはクレジットカードで入金した50万円までなので、残りの30万円は他の方法で出金する必要があります。
原因④出金不可のボーナスを出金しようとした
ほとんどのボーナスは、出金することができません。
ボーナスは取引用のクレジットとして進呈されるもので、出金できないルールとなっています。
残高にボーナスが含まれて表記されていても、出金できないので注意しましょう。
原因⑤利用規約違反などの禁止行為をした
利用規約などの禁止行為をすると、出金しても反映されない場合があります。
禁止行為をしてしまうと、出金拒否や口座凍結などの重いペナルティが課せられます。
プロトレーダー
海外FXで出金拒否・トラブルになった時の対処法
出金拒否などのトラブルが発生したら、上記3つの窓口に相談しましょう。
各窓口の特徴や違いを解説するので、状況に応じて活用してください。
海外FX業者のカスタマーサポートに問い合わせる
まず、トレードしている海外FX業者のカスタマーサポートに問い合わせましょう。
業者に問い合わせることで、原因がユーザーにあるのか業者側にあるのかハッキリします。
ユーザーが原因で出金拒否が起きた場合、その理由を正確に教えてもらえるでしょう。
一方、業者からの返事がなければ悪質業者の可能性があります。
投資家Bさん
国民生活センター・消費者ホットライン窓口に相談する
国民生活センター・消費者ホットラインの窓口は、FX詐欺や悪質業者の相談を受け付けています。
状況に応じて海外FX専用の部門を紹介してもらえるので、トラブル解決に繋がる可能性が高まります。
1人で抱えこまず、気軽に相談してみましょう。
海外FXの出金拒否被害を得意とする弁護士に相談する
弁護士に相談するのも、解決の可能性が高まる方法の一つです。
金融ライセンスを取得していない業者の場合、連絡しても返事は期待できません。
万が一実態のないペーパーカンパニーだと、トラブルが解消する可能性は極めて低いでしょう。
しかし、海外FXの詐欺被害を得意とする弁護士なら、法的責任を追求するノウハウを備えています。
全額返金とはいかずとも、被害額を取り戻せる可能性は高まるでしょう。
ただし、弁護士に相談すると費用が高額になる場合もあります。
プロトレーダー
海外FXで出金拒否された時の税金・確定申告
出金拒否により損益に計上されていない場合、確定申告は不要となります。
ただし、損益として計上されている出金拒否に関しては、確定申告しなければなりません。
確定申告すべきか不安な時は、税務署や税理士に確認してみましょう。
海外FX業者が定めている禁止事項【出金拒否のリスクあり】
海外FX業者の多くは、上記5つの行為を禁止事項として定めています。
禁止行為をしてしまうと、出金拒否や口座凍結といった重いペナルティが課せられるので注意が必要です。
5つの禁止行為を一つずつ詳しく確認しておきましょう。
ゼロカットシステム口座での両建て取引
ゼロカットシステムが適用される口座では、複数の口座を用いた両建て取引が禁止されています。
相場の急変動に強制ロスカットが間に合わず損失が発生した場合に、マイナス分をFX業者が負担してくれるシステム。
つまり、価格の急変動を狙って両建てすると、マイナスが発生してもFX業者が負担してくれるため、実質リスクゼロで大きな利益を獲得できるのです。
そのため、多くの海外FX業者は複数口座を用いた両建てトレードを禁止しています。
業者間の価格差・金利差での利益獲得(アービトラージ)
業者間の価格差・金利差によって利益を獲得するアービトラージも禁止行為の一つです。
同じ時間の同じ通貨ペアのレートが、一社だけ異なる場合があります。
例えば、ドル円のレートが140円と140.5円の業者があれば、同タイミングで売りと買いにエントリーします。
その後、異なるレートを提示した業者の価格「140.5円」は通常の価格に戻る動きをとるのです。
2つのポジションを同時に決済すれば、「0.5円」の利益を獲得できます。
投資家Aさん
窓開け・窓埋めだけを集中的に狙った取引
窓開け・窓埋めだけを集中的に狙った取引も、多くの業者が禁止しています。
窓開けとは、週末の価格から離れた水準で次週の相場がスタートした状況。窓開けから元の水準に戻る動きのことを窓埋めという。
窓開けや窓埋めはハイリターンを狙える反面、急激な価格変動による損失でロスカットが間に合わず、業者が補填する状況が発生しやすくなります。
このことから、窓開けや窓埋めを集中して狙うトレードは禁止されているのです。
経済指標発表時だけを狙ったハイリスク取引
経済指標発表時は価格が急変動しやすくリスクも高いことから、取引を禁止する業者も少なくありません。
相場の急変動でロスカットが間に合わなければ、FX業者が負担しなければならないためです。
経済指標発表時の取引が必ずしも禁止という訳ではありませんが、リスク過多な状況での取引は不正行為と捉えられるため注意しましょう。
システムエラー・サーバーダウンを狙った取引
システムエラーやサーバーダウンを狙った取引も禁止行為です。
決済量の急激な増加でレートが遅延したり、サーバーがダウンしたりする場合があります。
このような状況での取引は、更なる状況の悪化を招きかねません。
投資家Bさん
【登録は危険!】出金拒否をする海外FX業者の特徴
上記3つの特徴に当てはまる業者は、出金拒否のリスクがあるため注意が必要です。
危険な業者の条件を事前にチェックし、該当する業者は利用しないようにしましょう。
SNS上で「簡単に儲かる」とアピールしている
SNS上で「簡単に儲かる」とアピールしている業者は、悪徳業者の可能性があります。
FXの取引履歴や贅沢な暮らしぶりなど、簡単に稼げたとアピールする投稿を見つけたら危険です。
「同じように稼ぐにはセミナーを受けるべき」と高額セミナーに誘導され、自動売買などの高額ソフトを購入させられることもあります。
このような業者は返金対応を行なってくれず、連絡しても返事がないこともあるので注意が必要です。
金融ライセンスが未取得でどこの認可も得ていない
金融ライセンスを取得していない業者も、悪徳業者の可能性があります。
詐欺や出金拒否を繰り返す業者は、ライセンス基準を満たすことができず未取得の場合がほとんどです。
海外FX業者を選ぶ際には、ライセンスを保有していない業者は避けた方が無難です。
「出金拒否された」という口コミ・評判が多い
SNSやネット上で出金拒否に関する口コミが多い業者も、トラブルになりかねないので注意しましょう。
SNS上で多くのユーザーが「出金拒否された」と投稿している場合、その業者は非常に危険です。
数件程度の口コミならユーザーの規約違反が原因とも考えられますが、投稿数が多ければ悪質な出金拒否の可能性が高いでしょう。
プロトレーダー
出金拒否がないおすすめの海外FX業者3選
出金拒否のリスクが極めて低い業者は、上記3つです。
各業者の安全性やおすすめポイントを解説するので、ぜひ参考にしながら選んでみてください。
XM|日本人ユーザー数No.1の大手業者で信頼できる
XMは全世界196カ国にサービスを提供し、日本で最も人気の高い海外FX業者です。
セーシェル金融庁・モーリシャス金融サービス委員会と2種類の金融ライセンスを取得しており、信頼性も十分にあります。
また、設立した2009年から約14年間運営され続けていることも、安心できるポイントの一つです。
プロトレーダー
AXIORY|出金条件がシンプル
AXIORYは安全性と使いやすさに定評のある業者です。
安全性の高さを裏付けているのは、資産を信託保全で保管している点です。
業者と顧客の資産を別々に管理するだけでなく、外部の金融機関に預けているため万が一倒産しても資産が返却される可能性が高くなっています。
さらにAXIORYは出金申請から反映までの時間が短く、24時間に着金するのも魅力の一つです。
出金拒否に関連する取引ルールも少ないため、規約違反で出金拒否されるリスクも極めて低いでしょう。
Exness|全世界8カ国で金融ライセンスを取得
Exnessはグループ会社全体で8カ国の金融ライセンスを取得し、非常に信頼性が高い業者といえます。
さらに、投資家とブローカーの紛争解決に特化した機関「The Financial Commission」に加盟し、倒産した場合にも最大2万ユーロの補償を受けることが可能です。
公式サイトでは取引量・アクティブユーザー数・出金額などの会計情報を公表しており、これも安心できるポイントの一つです。
また、Exnessはレバレッジ倍率の上限がなく、資金が少なくてもハイリターンを狙って取引できます。
投資家Bさん
【ヤバイ】出金拒否を起こした海外FX業者一覧
出金拒否の口コミ・噂が多いのは、以下の5つの業者です。
- Tech-FX
- FBS
- IronFX
- FXGT
- BT Option FX
ただし、ユーザー側に原因がある出金拒否の場合もあるため、全てが危険な業者という訳ではありません。
上記4社はいずれも金融ライセンスを取得しており、安全性は比較的高いと言えます。
利用規約や出金条件が厳しく、出金トラブルに遭う可能性もあるので利用前によく確認しておくことが大切です。
【リアル】海外FX業者に出金拒否をされた人の声
出金拒否されたトレーダーのリアルな声を紹介します。
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さーて今週で出金拒否3週間目だけどどうなりますかね〜😒
これまで色々書類要求してきましたが先週の金曜の夜中にやっと大きめの入金証明の書類提出要求してきました🤣
3連休入る前に滑り込みで更なる遅延のための要求か?😩
(因みに20分後には書類準備して送ってやりました笑)#fxgt#出金#fx— FX ゴールドtrader@fxgtやばすぎ (@naohito873ig1) October 8, 2023
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これでiforex出金拒否されたら今年だけで500万なんだけど?
— 専業ニートNowhere 【ドル円、ユーロドル、ポンドドル】 (@Nowhere_FX_) August 16, 2023
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fx fair今まで出金出来てたのに、今回急に出金拒否とかされたし意味分からん。
— ゆう (@ZLealCTbKMYBmHP) July 31, 2023
前回までは問題なく出金できていても、突然出金できなくなる場合もあります。
出金拒否されても焦らず、こちら「海外FXで出金拒否・トラブルになった時の対処法」で紹介した相談先に連絡しましょう。
これから海外FXトレードを始める方は、SNSで出金拒否に関する口コミをチェックして業者を選びましょう。
海外FXの出金拒否に関するよくある質問と回答
- 出金拒否の心配がない安全な業者を見極めるコツは?
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出金拒否のリスクが低い業者は、金融ライセンスを取得し、資金管理方法が「信託保全」もしくは「分別管理」の業者です。
複数の金融ライセンスを保有している業者なら、より信頼性が高いでしょう。
- 海外FXで出金拒否の詐欺に遭ったら返金される?
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詐欺被害に遭うと、返金されない可能性が高いです。
ただし、海外FXの詐欺被害を得意とする弁護士に相談すれば、法的責任を追求するノウハウを備えており、返金してもらえる可能性が高まります。
被害額が大きいようであれば、弁護士に相談するのがおすすめです。
- 国内FX業者でも出金拒否されることはある?
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国内FXは悪質な出金拒否のリスクが極めて低いものの、規約違反による出金拒否はあります。
安全性の高い国内業者を利用する場合にも、利用規約違反には十分注意が必要です。
【まとめ】出金拒否されないよう海外FX業者は慎重に選ぼう!
この記事では、海外FXの出金拒否について詳しく解説しました。
ハイリターンを狙える海外FX業者でも、出金拒否されては意味がありません。
出金拒否はユーザーに原因がある場合と、業者が悪徳な場合の2種類に分けられます。
プロトレーダー
連絡しても返事がない場合は、悪質業者による詐欺行為が想定されます。
投資家Bさん