仕事上の人間関係や待遇、作業内容に不満があり退職代行を利用して辞める人は年々増加傾向にあります。
その一方で退職代行を利用することは「逃げ・クズ」といったワードがネット上にはあります。
今回はなぜ退職代行の利用が逃げでクズだといわれているのか、利用における注意点や体験談など詳しく解説していきます。
- 退職代行は法律に沿った退職方法であり逃げでも違法でもない
- セクハラなどの嫌がらせや過度の残業などで心身ともに限界の人は退職代行を利用するべき
- 退職代行を利用すれば上司と話したり出勤せずに辞められて即日退職も可能
\ 24時間無料受付中! / 今すぐ退職代行を依頼する
【結論】退職代行の利用は逃げでも違法でもない
まず結論から言うと退職代行の利用は逃げでも違法でもなく、誰でも依頼することができます。
退職代行は一般的な退職と比べて最短で辞めることができますが、決して違法なことをやっているわけでもなく、法律に沿ったやり方となるので逃げていることには一切なりません。
また、直接上司に伝えたりするのがマナーといった声もありますが、それが出来ないような職場環境であり、会社側に問題があるため退職代行を利用しているといった人がほとんどです。
中には退職代行の利用に関して怒っている人もいますが、基本的に気にする必要はありません。
即日で退職することも条件が合えば可能であり逃げではない
退職代行の特徴の一つが「即日退職」です。
条件が合えば、引き継ぎなどをすることもなく即日で今の会社を辞めることが可能です。
これに対しても逃げという声がありますが、全くそのようなことはありません。
即日退職をする条件としては、本人や家族の体調不良や職場内でのいじめやパワハラが退職の原因となるなど”やむを得ない事由”に該当する必要があります。
このようなやむを得ない状況にある中では、通常通り仕事をこなすことはもちろん、辞める前に引き継ぎをしたり辞めると伝えたりすることが難しい場合があります。
そのため、代わりに退職代行を利用して体に負担が無いように辞める行為は全く逃げていることにはなりません。
自分では直接伝えることが出来ない程の苦痛を感じているから
上記で説明した通り、退職代行を利用して即日退職をする人は体調不良や悪質な労働環境で悩んでいる人ばかりです。
また、即日退職でなかったとしても退職代行を利用する人のほとんどは、直接上司に退職を伝えられない何かしらの理由があり苦痛を感じている人達です。
このような悩みや不安などの苦痛が毎日続き、これ以上耐えられない状況となっているため、無理をして退職に関する話し合いなどをする必要はありません。
そのような人を助けるために退職代行サービスがあり、多くの人がそのサービスに満足しています。
\ 24時間無料受付中! / 今すぐ退職代行を依頼する
逃げなど関係なく退職代行を利用すべき人の特徴
退職代行を利用する人のほとんどは、直接退職を伝えることができないほどの苦痛に悩んでいる人が多いことがわかりました。
中には退職代行の利用を検討しているものの、本当に利用すべきなのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
判断するポイントは主に4つあります。
- 退職を伝えても引き止められたり認めてくれない
- 職場でセクハラやパワハラ、いじめを受けている
- 仕事が原因で体調不良になっている
- 仕事が原因で心身ともに限界を迎えている
この4つのポイントについて解説していきます。
退職を伝えても引き止められたり認めてくれない
まず一つ目の特徴が「退職の意思を伝えたのに認めてくれない」といったケースです。
人手不足やブラック企業に多く、直接退職の意思を伝えたのに「今は無理」「そんなのは甘え」といった感じで退職を認めてくれないような場合です。
大前提のルールとして、退職は労働者全員に与えられた権利であり、会社側にこれを引き止めることはできません。
どうしても聞く耳を持ってくれない場合は、相手にせず退職代行を利用するようにしましょう。
職場でセクハラやパワハラ、いじめを受けている
仕事を辞めたいと感じる原因の一つに人間関係があるのですが、それを通り越して職場でセクハラやパワハラ、いじめなどを受けているといった場合にはすぐに退職すべきだと言えます。
そのような職場がある時点で会社に将来性があるとは考えにくく、辞めずに問題解決する可能性も低いと言えます。
どうしても辞めたくない場合は、部署の移動をお願いするなどの方法がありますが、辞めたいと感じているのであれば、我慢をせずに最短で辞めて負担をなくした方がいいでしょう。
パワハラなど会社側に退職原因がある場合は、やむを得ない事由に該当するので即日退職も可能です。
仕事が原因で体調不良になっている
毎日長時間の残業が続いていたり、理不尽な叱責などを我慢し続けた結果体調を崩してしまうことがあります。胃潰瘍にうつ病などがあるのですが、ここまで苦しみながら仕事を続ける意味はありません。
また、引き継ぎなどをするのも難しいといえるでしょう。
仕事ができないほどの体調不良もやむを得ない事由に該当するため、即日での退職が可能です。
重症化しないうちに退職を検討するようにしましょう。
仕事が原因で心身ともに限界を迎えている
体調を崩してはいないものの、人間関係や作業に限界を感じている場合も、無理して仕事を続けたり引き継ぎなどを行う必要はありません。
みんなしんどいからと我慢し続けても、いずれ体調を崩してしまいその後の人生にも影響する可能性もあります。
なるべく一般的な退職をした方が良いのですが、我慢の限界を感じているのであれば、退職代行を利用するといいでしょう。
\ 24時間無料受付中! / 今すぐ退職代行を依頼する
実際に退職代行を利用した人の体験談
退職代行の利用はクズでもなく、今すぐ利用を検討するべき人について解説してきました。
次は仕事に悩みを抱えていて、実際に退職代行を利用した人の体験談をご紹介します。
そうか、新年度初の土日か〜
新社会人の皆さん、仕事周りで人間関係、金銭面、残業過多うんぬん何か辛いことがあったら逃げましょうね!!
身体と心壊したら自分で稼げなくなっちゃうからね
自分を守れるのは自分だけ 心に刻んで生きましょう
退職代行サービス使うのもアリだよ4回転職した私より
— さきゆは多忙 (@sakiyu0173) April 3, 2021
社会人として働いていく中で、人間関係に悩んだり課題が見つかり苦労することは誰にでもあり、自力で解決していくことが大切です。
ただし体調を崩してしまっては意味がありません。
限界を迎えていたらすぐに退職を検討すべきです。
パワハラまではいかないけど新しく上司になった人が無理すぎて精神的に苦痛となり会社辞めた
退職を自分でいう元気もなく会社に行くのも精神的苦痛だったので退職代行使ったけど会社に行くことなく1日で辞められたのでおすすめ
ただプロフにまとめて弁護士がいるところじゃないと失敗するので注意— ぺ+おすすめ (@Fkbdjddnskdvei) September 14, 2022
職場の人間関係は、いくら自分が改善したとしても相手がその気にならなければ改善できません。
特に上司の場合は上下関係があるので難しいと言えます。
自分の意見を正直に伝えて話し合ってみるのも大切ですが、それでも無理な場合は我慢を続けるのではなく退職代行の利用を検討しましょう。
退職代行を使われた会社側の対応について
退職代行を利用するのはありえないしクズなのか?
退職代行使うなんて会社に迷惑かかるとか、引き継ぎしてないとか、社会人として最低の辞め方やなとか落ち込むかもしれないけど、そんなもん3日もすれば気にならなくなるよ
私は3日目の今朝胃が全然痛くないことに感動して退職代行使ってよかったと本当に思ってる。辞める会社のことなんか気にすんな!— おかもも🏳️🌈🏳️⚧️メンヘラフェミニストなブロガー (@okamomo_san) December 10, 2020
退職代行を利用することで上司と話さずに最短で仕事を辞められるので、素早く次に切り替えることができます。
利用したことで転職活動が不利になるといったことも一切ありません。
退職代行を利用するメリットについて
退職代行を利用すべき人の特徴や体験談について解説してきました。
この他にも退職代行を利用するメリットはたくさんあります。
- 会社側とやり取りをする必要がなく引き止められない
- 最短で会社を退職することができる
- 有給消化や未払いの残業代を請求できる
- 出社する必要がなく体調不良などであっても辞めやすい
これらのメリットについて解説していきます。
会社側とやり取りをする必要がなく引き止められない
退職代行を利用すると、退職に関する交渉などをすべて代行してくれるので途中で上司と話したりする必要は一切ありません。
そのため、上司に引き止められたり叱責されるといったこともなく、負担を最小限に抑えることが可能です。
仮に交渉中、電話などがかかってきた場合も応答する必要はありません。
最短で会社を退職することができる
退職代行では民法第627条や628条に沿って交渉を行うため2週間で仕事を辞めることが可能です。
一般的な退職の場合、1ヵ月~3ヵ月かかることもあるので退職代行を利用した方が圧倒的に早く辞めることができます。
また、体調不良やパワハラなどが原因で退職する場合は、即日退職も可能です。
有給消化や未払いの残業代を請求できる
退職代行業者に依頼すると退職代行だけでなく、有給の消化や未払いの残業代なども請求することが可能です。
普段有給を全く取れず、辞める際にも使いにくいといった場合は、サービス残業が当たり前になっているといった職場であれば退職代行を利用して交渉をしてもらうようにしましょう。
有給消化や未払いの残業代について会社と交渉ができるのは労働組合か弁護士が運営する退職代行業者のみです。一般企業が運営する退職代行では交渉できないので注意しましょう。
出社する必要がなく体調不良などであっても辞めやすい
退職代行を依頼している間は、出社する必要がなく自宅で待機しているだけで交渉が進みます。
人間関係に悩み、顔を合わせたくない方はもちろん体調不良で出社すること自体が辛いといった場合でも負担を最小限に抑えつつ退職することが可能です。
有給が残っている場合などは、交渉が終了した後も出勤することなく退職することができます。
\ 24時間無料受付中! / 今すぐ退職代行を依頼する
退職代行を利用するデメリットについて
退職代行を利用するメリットについて解説してきましたが、デメリットもあります。
状況によっては一般的な退職の方が良いこともあります。
どのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。
退職するのに費用がかかる
退職代行利用のデメリットの一つ目が、退職するのに費用が掛かるという点です。
本来退職は労働者全員に与えられた権利であり、辞めるのにお金を支払ったりする必要は一切ありません。
退職代行を利用する場合、業者にもよりますが2万円~3万円、弁護士に依頼する場合は5万円~の費用が必要です。
円満退職をするのが難しくなる
退職代行を利用すると、依頼した日以降から出勤することなく退職が完了します。
そのため、業務を引き継いだりそれまでお世話になった人への挨拶などができないままの退職となり、円満退職をするのは難しいと言えます。
どうしても挨拶したい人がいる場合は、プライベートで会って伝えるなどするといいでしょう。
退職代行で逃げたら後悔するのか?
上記で紹介した通り、退職代行を利用して後悔をしている人はほとんどいません。
ただし、業者選びに失敗して希望した退職ができなかったり、十分なサポートが受けられず退職できずに依頼したことを後悔している人は少ないとはいえいます。
退職代行を利用して退職して後悔しないためには、依頼する業者について特徴を把握してから依頼することが大切です。
\ 24時間無料受付中! / 今すぐ退職代行を依頼する
退職代行を利用する前に業者の種類と特徴を知っておこう
退職代行とは言っても3つの種類に分けることが可能であり、それぞれで料金設定やサービスに特徴があります。
- 一般業者が運営する退職代行サービスの特徴
- 労働組合が運営する退職代行サービスの特徴
- 弁護士事務所が運営する退職代行サービスの特徴
退職時の希望によって最適な業者は異なるので、違いについて理解しておきましょう。
一般業者が運営する退職代行サービスの特徴
まず一つ目は、一般企業が運営している退職代行業者です。
退職代行のみを行うことが可能であり、その他の交渉は一切できないので、退職時に辞め方などで希望がある場合は事前にサポート可能であるかを聞いておくようにしましょう。
料金相場は2万円~3万円と安いことが特徴です。
労働組合が運営する退職代行サービスの特徴
労働組合が運営している退職代行サービスは、団体交渉権が使用できるため退職に関する交渉が可能です。
有給の消化や未払いの残業代についても交渉してほしいと考えていたり、退職代行の利用について会社側が良く思っておらず揉めたりする可能性がある場合は一般企業よりも労働組合が運営する業者への依頼の方がおすすめです。
料金に関しても、一般企業とほとんど変わらず2万円~3万円ほどとなります。
弁護士事務所が運営する退職代行サービスの特徴
弁護士事務所が運営している退職代行サービスは、有給の消化や未払いの残業代だけでなく、セクハラなどの嫌がらせを訴えたりすることも可能です。
退職時に会社側の問題について徹底的に話し合いたいといった方にお勧めです。
料金に関しては、5万円~となっており訴えたりする場合は成功報酬の数割を別途支払う必要があります。
\ 24時間無料受付中! / 今すぐ退職代行を依頼する
退職代行を利用して後悔のないように再スタートを切ろう!
今回は退職代行が逃げであるかどうかについて解説してきました。
退職代行を利用する人のほとんどは、一般的な退職が難しいような企業に勤めていることが多く、利用自体逃げでは全くなくクズでもありません。
まずは自分の体調を最優先に考えましょう。
また、理想の退職には業者選びが大切であり、事前に口コミや評判を調べるなどして失敗の内容にしましょう。