今週のユーロ/ドル(EURUSD)の予想とテクニカル分析レポート

本記事に記載の予想は、その結果を保証するものではありません。したがって、本予想を元に取った行動により生ずる一切の損害について、当社は一切責任を負いかねますので、ご了承ください。

【2023/06/05週】ユーロドルの予想とテクニカル分析レポート

20230605ユーロドル週足のテクニカル分析

ユーロドルの週足チャートを分析する。

先週のユーロドルのボラティリティは非常に低い水準となり、コマ足となった。
上昇と下降の方向感が掴みにくくなっている。

主要な変動要因はドルであり、ドル高になれば下落、ドル安になれば上昇となる。
ユーロ圏のファンダメンタルは材料不足の状況だ。

上昇トレンドラインを割っており、調整の動きが続いている。
52週移動平均線を上回っているため、下降トレンドに転換したとは、現在の段階では言い切れない。

先行指標となりやすいオシレーター系指標を確認する。
MACDでは、ヒストグラムの谷が形成されつつあり、MACD線がシグナル線を下回っている。

また、RSIは下落基調を示す48で推移している。

【2023/06/05週】ユーロドルの日足テクニカル分析

20230605ユーロドル日足のテクニカル分析

日足チャートを分析する。
日足のMACD、RSIともにダイバージェンスの発生が確認できる。

一方、MACD線とシグナル線が接近しており、ヒストグラムの谷も徐々に上昇となっている。

週足と日足の方向感が一致せず、次の材料待ちである。
ただ、買いを仕掛けるには早すぎるため、しばらくは様子を見るのがよいだろう。

週間予想レンジ 1.0617~1.0868ドル
主要抵抗線 1.080ドル
主要支持線 1.065ドル

2023/06/05週ユーロドルの分析・予想レポート

【2023/05/29週】ユーロドルの予想とテクニカル分析レポート

20230529ユーロドル週足のテクニカル分析

ユーロドルの週足チャートを分析する。

週足の一目均衡表の雲を上抜け、ドル安傾向によって上昇していたものの、
ドル高に転換したことでユーロドルも下落に転じている。

1.10ドルより上値は重たく、反落する展開となった。
米債務上限交渉が合意に達したことで、リスクオンの流れとなる。

6月1日にEU圏消費者物価指数が発表予定であり、インフレ率が低下していれば、
EU圏の利上げ停止観測が出る可能性もある。

そうなれば、ドル高基調が一層強くなると予想できる。
消費者物価指数の数値とECB高官のコメントに注目である。

【2023/05/29週】ユーロドルの日足テクニカル分析

20230529ユーロドル日足のテクニカル分析

現在、52週移動平均線(1年)を割っていることも弱みを示していることを示唆している。
週足リトレースメントの半値(50%)に該当するため、戻り高値となるかどうかに注目である。

直近高値を形成したローソク足を明確に下回ったため、上昇トレンドは終了している。
1.06ドル付近までは下落しやすいか。

ボリンジャーバンドを分析すると、明確に下向きに傾いており、-1σ~-2σの間でバンドウォークが発生していることが確認できる。

バンドウォークはトレンド発生を見極めるポイントの1つ。

MACDを分析すると、MACD線はシグナル線を下回っている。
ただし、ヒストグラムが小幅に上昇している。

そのため、下落の勢いが若干弱まりつつあることも理解できる。

週間予想レンジ 1.0636~1.0967ドル
主要抵抗線 1.0838ドル
主要支持線 1.065ドル

2023/05/22週ユーロドルの分析・予想レポート

【2023/05/22週】ユーロドルの予想とテクニカル分析レポート

20230522ユーロドル週足のテクニカル分析

ユーロドルの週足チャートを分析する。

2020年10月高値からドル高が急速に進み、2022年8月には等価レートを割れて0.9535ドルの
安値を記録した。

米欧の金利差による影響が大きい。米国は欧州よりも利上げペースが早く、ドル買いが
一気に進行したというのが背景だ。

2022年7月にECBは利上げを開始したため、ユーロの買戻しが進み、現在に至る。
等価レート割れは投資家にとっては割安水準であった。

2020年8月高値と2022年8月安値を結んだフィボナッチリトレースメントを描画すると、
現在は50%に該当する1.0950ドル付近で推移している。

240移動平均線を下回っているため、完全に上昇基調に転換したとは言えず、中長期的に戻り高値となる可能性も考えられる。

【2023/05/22週】ユーロドルの日足テクニカル分析

20230522ユーロドル日足のテクニカル分析

日足チャートのRSIを見ると、数値が46となっており、下降基調となっている。
価格とRSIのダイバージェンスの発生が確認でき、相場の転換の可能性もある。

RSIの50以上は上昇基調、50未満は下降基調と判断するため、現在は下落の勢いが強まっている。
1.0660ドルの支持線が機能するかが今後の焦点。

週間予想レンジ 1.0636~1.0967ドル
主要抵抗線 1.0838ドル
主要支持線 1.065ドル

2023/05/22週ユーロドルの分析・予想レポート