XMの両建ての禁止事項とバレる理由を完全解説【両建ては無意味？】

ここでは、海外FX業者「XM」における両建てについて解説していきます。

両建てにはおこなっても大丈夫な「OKパターン」と、おこなうと口座凍結などをされてしまう「禁止パターン」の2つがあります。

OKパターンと禁止パターン、それぞれの違いをよく理解した上で、間違った両建てをしないように注意する必要があります。

なお、両建てをするメリットについてもご紹介していきますので、FX初心者の方も参考にしてみてください。

XMの両建てについてまとめると

• XMのゼロカット発動目的での両建てはNG
• XMの両建てOKパターンは同一口座間のみ
• XMで両建てをすればXMPが付与される
• ポイントもたまって口座開設ボーナスがあるXMがおすすめ！

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XMの両建て禁止事項！ゼロカット発動目的はNG

XMの両建ては以下のパターンを禁止事項としています。

ゼロカットシステムの仕組み

そもそも両建てが禁止されているのは、ユーザーにXMが採用するゼロカットを悪用させないためです。

ゼロカットというのは、口座の残高がマイナスになってもXMが補填をしてくれるというシステムのことを指します。

このゼロカットがあるおかげで、XMユーザーは追証発生による借金リスクなしで取引が出来ています。

しかし、実はこのゼロカットと両建てを組み合わせると「リスクなしで荒稼ぎが出来てしまう」という、XM側に大きなデメリットが生まれてしまうわけです。

XMでは複数口座を保有することができるので、以下の例のように口座間を跨いで両建てをするとゼロカットされた時に必ずどちらかに大きな利益が生まれます。

そこで、XMでは様々なパターンに対応した「禁止両建て行為」を設定しているのです。

禁止事項①XM内の別口座間での両建て

XMでは、別口座間での両建てを禁止しています。XM内のA口座とB口座で同一通貨ペアの反対売買をする形ですね。

仮にA口座を裁量トレード用、B口座を自動売買用（EA）と分けていたとすると注意が必要です。

というのも、B口座の自動売買の注文に気づかず「うっかりA口座で両建てに該当する取引」をしてしまうこともあるからです。

そのため、別口座で自動売買ツールを使用している場合は十分に気を付けるようにしましょう。

禁止事項②XMと異業者間での両建て

XM内の異業者間で両建てが出来ないのであれば、別の海外FX業者を利用して両建てをしようと企む人も出てきますが、もちろん禁止事項です。

たとえばXMとGEMFOREXで口座開設をして、それぞれの口座で買いと売りの両方を注文するといった形ですね。

なお、これには「MT4やMT5経由でバレる」といった意見や「同一IPからの取引だとバレる」といった意見が挙がっていますが、どういった理由にせよ発覚する可能性は非常に高いです。

そのため、決して別業者間での両建てはしないようにしましょう。

禁止事項③複数人口座を利用した両建て

XMでは複数人口座を利用した両建てを禁止事項としています。

つまり「別々のアカウントから両建てをすればバレないだろう」という発想から行われる両建て行為のことですね。

これもネット経由ですぐに発覚しますので、やらないようにしてください。

禁止事項④窓開けトレード目当ての両建て

XMでは、窓開けトレード目当ての両建ても禁止事項としています。
FXでは週をまたぐ際に発生する「窓開け」の相場で稼ぐトレーダーもいます。

こうしたどちらに大きく傾くか分からない状態の中で、ギャンブル的なトレードで儲けようとする人もいるわけです。

なお、こうしたときに両建てをするとXM側から禁止されている取引をおこなっていると判断されるリスクがあります。

ちなみにXMでは単発での窓開けトレード自体は禁止されていません。
しかし、そもそもリスクの高いハイレバレッジ取引はFX業者側が嫌う行為ですので、やりすぎは禁物です。

禁止事項⑤裁定取引（アービトラージ）目当ての両建て

XMではアービトラージ狙いでの両建て取引を禁止しています。

アービトラージは裁定取引とも呼ばれますが、同じ銘柄における一時的な価格差を狙った売買のことです。

たとえばXMとは別の業者のレートは上がっているのに、XMのレートは不自然なほど上がらなかったとしましょう。このとき、両業者間にはレートの歪み・ズレが発生しています。

これをレイテンシーアービトラージとも言いますが、当然XMでは禁止されている行為ですので覚えておいてください。

XMの両建てOKパターンは同一口座間のみ

XMで両建てOKとされるパターンは、「同一口座内での両建て」のみです。

つまりXMでは、ひとつの口座内であれば、買い・売り両方のポジションが持てるということですね。
これは、XMに限らず、どの海外FX業者でも許容されています。

XMと他海外FX業者の両建てに対する対応の比較

ここでXMと他海外FX業者の、それぞれの両建て行為への対応を見ておきましょう。主要な海外FX業者での両建て対応は以下です。

	同一口座間	同一業者別口座間	別業者間
XM	OK	NG	NG
iForex	OK	NG	NG
TitanFX	OK	OK ゼロカット狙いは禁止	OK ゼロカット狙いは禁止
Axiory	OK	OK ゼロカット狙いは禁止の可能性大	OK ゼロカット狙いは禁止の可能性大
Tradeview	OK	OK ゼロカット狙いは禁止の可能性大	OK ゼロカット狙いは禁止の可能性大
FBS	OK	NG	OK ゼロカット狙いは禁止

TitanFXとFBSではゼロカットを狙っての悪質な両建ては禁止されています。

XMの禁止事項の両建てはEA（自動売買）も該当する

XMで禁止事項の両建てはEA（自動売買）も該当します。

A口座、B口座間で自動売買をしていると、設定によっては気付かずに禁止事項の両建てに該当してしまっている場合もあります。

その際には、注意メールが届くことがあるので、ポジションを変更しましょう。
そのほかにも相関性の高い通貨ペアや同一通貨をヘッジするための注文で両建てとなることもあり得ます。

なお、もちろん同一口座内であれば相関性の高いドル円やユーロ円で両建てをしても大丈夫です。

XMで両建てするとバレない？バレると口座凍結？

XMで禁止事項の両建てをすると高い確率でバレます。
まずXM側に両建て行為がバレると注意のメールが届きます。

これは「あなたの保有する口座で両建てがおこなわれていますよ。早く解除してください」といった内容のメールです。

このとき、素直にポジションを決済してしまえば特に処罰は受けません。

しかし、このメールを無視してポジションを保有し続けたり、再三にわたって同じような取引をしていたりすると「口座凍結」措置がくだされます。

ちなみに口座凍結がされるともうその口座は使えません。もちろん利益分の出金が出来なくなりますし、新しく口座を作りなおす必要も出てきます。

こうした面倒な事態にならないためにも、注意メールが届いたら素直に従うようにしましょう。
 

XMで両建てをするメリット

XMで認められている同一口座間で両建てをやる意味を見出せない方もいると思います。

確かに、本質的にはあまり意味がないですが、強いて言うならXMで両建てをするメリットは次の3つです。

詳しく解説します。

XMで両建てするメリット①両建て中は証拠金不要

XMの同一口座内での両建てには「証拠金を相殺してくれる」というメリットがあります。なお、反対ポジションの取引量がちょうど同じ状態のときは証拠金がゼロになります。

こうした仕組みを利用すると、少額の証拠金で多くのポジションを保有することが可能となります。

XMで両建てするメリット②一時的にロスカットされるリスクを抑えられる

XMの同一口座内での両建ては証拠金が相殺されると言いましたが、この仕組みは一時的にロスカットを防ぎたいときに役立ちます。

また、長期間に渡って保有する注文と短期間で決済をする注文を組み合わせるときにも非常に便利です。

少額の資金でFXを始める方にとってはありがたい仕組みですので、うまく活用してみてください。

XMで両建てするメリット③XMP（XMポイント）が付与される

XMで認められている両建てであれば、それぞれの取引に対してXMPが付与されます。

XMPは取引ごとに貰えるXM独自のポイントのことで、クレジットや現金と交換が可能です。両建てで必要証拠金を抑えながら大きな取引をおこなえれば、その分ボーナスも多く貰えます。

このシステムを賢く使えばボーナスポイントがどんどん貯まり、必要証拠金に交換できるXMPが蓄えられていきます。

ある程度貯まったところでXMPをクレジットに換えれば、さらに大きな取引ができるようになります。