サカイ引越センターでは不用品の処分が可能です。
引越しと同時に不用品を捨てられるので、非常に利便性の高い引越し業者といえるでしょう。
ただし、不用品の処分サービスは一定の条件があり、ほかの不用品処分サービスと比べた時、メリットだけでなくデメリットも出てきます。
そのため、しっかりと自分に合ったサービスなのかを検討する必要があります。
そこで本記事ではサカイ引越センターの不用品処分サービスについて詳しく解説していきます。
引越し時に不用品を処分するおすすめの方法についても紹介しているので、ぜひとも参考にしてくださいね。
目次
サカイ引越センターでは不用品の処分が可能!
冒頭でも紹介したように、サカイ引越センターでは不用品の処分が可能です。
ただし、不用品の処分に関してさまざまなルールがあるので、事前に確認しておきましょう。
主な特徴をリストアップしましたので、それぞれ詳しく解説していきますね。
サカイ引越センターで処分してくれる不用品とは
サカイ引越センターの不用品処分の対象は、家電リサイクル法の4品目です。
そのため、引越の際に発生する一般ごみはもちろんのこと、ソファやベッドなどの家具、電子レンジ・炊飯器といった家電も処分はしてもらえません。
また、家電リサイクル法の4品目の回収をしてもらう場合は「リサイクル費用」「収集運搬費用」がそれぞれ発生します。
つまり、引越しで不用品を処分するときは別途費用がかかります。
無料のサービスというわけではないので注意しましょう。
対応品目 | 参考回収料金 |
---|---|
テレビ | 4,500円〜8,500円 |
洗濯機・乾燥機 | 6,000円〜8,500円 |
冷蔵庫・冷凍庫 | 8,000円〜11,000円 |
エアコン | 4,000円〜6,500円 |
メーカーごとにリサイクル料金が異なるので、詳しい金額を確認したい方はリサイクル料金一覧表を確認しましょう。
ピアノも買取や処分の対応をしてもらえる
例外としてピアノは買取や処分の対応をしてもらえます。
ただし、提携しているヤマハピアノサービスが対応する形になるので、厳密には引越と同時に処分をする形にはなりません。
そのため、ピアノの買取・処分をしたい場合は、ほかの買取業者の利用も検討すると良いでしょう。
その他の不用品の処分は原則として自分で行う
ほかの不用品の処分は原則として自分で行います。
引越し日までに自治体の粗大ゴミなどを活用して処分を進めていきましょう。
後ほど紹介する「引越し時にできた不用品処分におすすめの方法」では、おすすめの処分方法を紹介しているので、そちらも参考にしてください。
なお、一部エリアでは生活ゴミを除いて不用品の引き取りができるエリアもあるとのことです。
どうしてもサカイでの引越し時に処分をしたいのであれば、見積もり依頼時に確認しておきましょう。
買取は一部地域でのみ対応
また、一部地域では引越し時の買取にも対応しています。
こちらも見積もり依頼時に確認しておきましょう。
買取対象にならない場合は、処分ができずに持て余してしまうので、その点は注意しておきましょう。
なお、引越とは別でサカイは買取サービスを提供しています。
引越しと同時という形ではありませんし、一部地域を除けば宅配買取しか利用できませんが、価値の高い品物をサカイという大手で売りたい方は活用してみましょう。
サカイで買取できる品目 | |||
---|---|---|---|
生活家電 | 生活雑貨 | 衣類 | お酒 |
工具 | ギフト品 | 金・宝石 | ブランド品 |
腕時計 | スポーツ用品 | パソコン | スマホ |
おもちゃ | フィギュア | 楽器 | ゲーム機など |
参考:リユース&買取のサカイ
サカイなどの引越し業者に不用品処分を依頼するメリット・デメリット
サカイなどの引越し業者に不用品処分を依頼するメリットとデメリットについても見ていきましょう。
メリットとデメリットがわかれば自分が利用するべきなのか、より分かるようになりますよ。
メリット
サカイなどの引越し業者に不用品処分を依頼するメリットは以下の通りです。
- 引越と同時に不用品を処分できる
- 大手で処分できるので安心
- 引越し日当日まで不用品を使用できる
最も大きなメリットは、引越と同時に不用品を処分できる点です。
引越しはするべきことが非常に多いので、できるだけ業者への連絡は最小限にして、引越に向けて様々な準備をしたいところです。
引越と不用品の処分が同じ業者で行えると、このような手間を大幅に減らすことができます。
また、それにともなって、引越し日当日まで不用品を使用できるというメリットがあります。
リサイクルショップに売ったり、家電屋さんに回収を依頼したりすると、少なくとも引越し日の前日、もしくは後日に処分をすることになります。当然ながら忙しい引越し当日に処分するのは困難です。
さらにサカイは大手ということもあって、安心して処分ができます。
安心かつ手間を減らして処分したいなら、ぜひとも活用してみてくださいね。
デメリット
反対にデメリットに関しては以下の通りです。
- 家電リサイクル法の4品目のみしか対応していない
- 買取は難しい
- 相見積もりが難しくなる
特に注意したいのが、家電リサイクル法の4品目、つまり冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ以外の処分は基本的にはできない点です。
また、一部地域を除けば引越しと同時の買取は難しいという点も理解しておきましょう。
ほかにも不用品の処分を前提で考えると、対応している引越し業者が少なくなってしまうので、相見積もりの選択肢が少なくなってしまう点にも留意しておきましょう。
結論:一部家電を処分する際には使えるが大量の不用品は別で処分したほうが良い
結論としては、サカイ引越センターの不用品処分サービスは、冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビの処分には活用できます。
ただし、大量の不用品を処分する際、価値の高い家電を処分する際は、別の業者を利用したほうが良いです。
自分に合っているのか考慮したうえで利用しましょう。
引越し時にでた不用品処分におすすめの方法
引越し時にできた不用品の処分は、引越し業者以外でも可能です。
引越し業者で処分すれば手間はなくなるものの、費用が高かったり、条件が限られていたりするため、万人におすすめできる方法とは言えません。
ここからは引越し時にでた不用品処分におすすめの方法を詳しく解説していきますので、参考にしてください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
粗大ごみで処分する
もっとも一般的な方法が、自治体での粗大ゴミでの回収・処分です。
利用方法は以下の通りです。
- 自治体の粗大ごみ回収の依頼をする
- 粗大ごみ処理券を購入する
- 回収日に処理券を張り付けて指定の場所へ運ぶ
処理券分の費用が掛かってしまうものの、料金は比較的安いので万人におすすめできる処分方法です。
予定日までに処分したい方は粗大ごみを利用しましょう。
ただし、粗大ゴミは家電リサイクル法対象の冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビの4品目には対応していません。
また、回収日が決められているので、タイミングによっては引越し日と合わずに利用しづらい可能性も考えられます。
当然買取にも対応していないので注意しましょう。
自治体が運営しているごみ処理センターに持っていく
自治体が運営しているごみ処理センターに持っていくのも一つの手です。
利用方法は以下の通りです。
- ごみ処理センターへ不用品を持っていく
- 所定のルールに従って処分を進める
自治体の粗大ゴミ回収とは違って、自分で処理センターまでもっていく必要がありますが、平日であればすぐに処分できることが多いです。
引越し間近ですぐに処分を進めたい場合は、一つの候補として考えておきましょう。
料金も自治体の粗大ゴミ回収を依頼するのに比べると安価なので利便性は抜群です。
ただし、ごみ処理センターのルールは場所によって大きく異なる点に注意が必要です。
予約が必要な自治体があったり、粗大ゴミしか受け付けていなかったり、反対に粗大ゴミは受け付けていない場合もあります。
事前にチェックしておき、トラブルのないようにしましょう。
ジモティーで近くの人に譲る
ジモティーで近くの人に譲るのもおすすめです。
利用方法は以下の通りです。
- ジモティーに登録する
- 不用品をジモティーに出品する
- 希望者が現れたら連絡をして引き渡し方法を決める
無料で処分がしやすいのがジモティーの大きな魅力となっています。
基本的には不用品を出品して、引き取り希望者が現れたら、あとは家に来てもらって不用品を渡すだけです。
もちろん引き渡し方法は相談によって変化しますが、無料で譲る形であれば相手が自宅まで来てくれることが多いです。
人口の少ない地域だと引き取り希望者が現れづらいというのがデメリットですが、利用は無料なのでやってみて損はありませんよ。
親戚・友人に譲る
親戚・友人に譲るというのも悪くありません。
「知らない人よりも知っている人に譲りたい」と考えているのなら、ジモティーを利用する前に周囲に必要としている人がいないか聞いてみましょう。
知っている相手なので、より気持ちよく処分ができますよ。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップで売るのもおすすめの方法です。
利用方法は以下の通りです。
- リサイクルショップへ不用品を持っていく
- 重たくて運べないものは出張買取を依頼する
- 査定後に買取となればお金を受け取る
捨てるのではなく、買取という形になるので非常にお得な取引ができるのが大きな魅力です。
ただし、買取対象になる家電や家具は意外にも少なく、長期間使用した家電、使用感の強い家具などは買い取ってもらえないことが多いです。
価値の高くて、購入して間もない家具や家電を処分する場合に利用しましょう。
フリマサイトで売る
フリマサイトで売るというのも一つの手です。
利用方法は以下の通りです。
- フリマサイトに登録する
- 不用品を出品する
- 不用品が売れたら商品を発送する
不用品を出品して、購入された後は発送をしなければいけないのがネックですが、その分不用品が高く売れやすいのが大きな魅力です。
送料が自己負担になることが多いので、大型の不用品を売るよりも、小型の不用品を売る場合に特に活躍します。
もちろん、冷蔵庫や洗濯機、ソファなど大型家具家電も売ることは可能ですが、送料が1万円以上になることも少なくないので、赤字にならないようにしっかりと値段設定をしましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
利用方法は以下の通りです。
- 不用品回収業者に依頼する
- 買取品があるかチェックしてもらう
- 見積額に問題がなければ回収してもらう
不用品回収業者は、買取対応の業者であれば、処分と買取を同時に進められるのが大きなメリットです。
まずは買取をお願いして、買取対応となればお金を受け取れますし、処分対応となった場合はその場でお金を支払うことで処分を進められます。
見積額を聞いてから回収をしてくれるので安心です。
依頼後すぐに自宅に来てくれるので「引越まで時間がなくてすぐに処分がしたい」という方にもおすすめですよ。
サカイ引越センター以外の引越し業者の不用品処分対応
サカイ引越センター以外の引越し業者の不用品処分対応についても詳しく見ていきましょう。
引越し業者を選ぶ際は、一つの業者だけで見積もりをもらうのではなく、複数業者から見積もりをもらうことで、よりお得に利用できます。
不用品処分対応をしている引越し業者はほかにもあるので、それぞれの業者で見積もりをもらってお得に引越しを進めましょう。
アーク引越センター
アーク引越センターではFC店を除いて、不用品回収を行っています。
対応の不用品は家電リサイクル4品目です。
もちろん有料での対応となりますが、家電リサイクル4品目での処分には活用できるので、アーク引越センターでも対応していることは理解しておきましょう。
アート引越センター
アート引越センターでも家電リサイクル4品目の引き取りを行っています。
それ以外の家具や家電は対応していません。
家電リサイクル4品目の回収を希望している場合は、アート引越センターも候補の一つとしておきましょう。
アップル引越センター
アップル引越センターでは不要品買取と引取を行っています。
価値の高い家具や家電であれば買取をしてもらえるので、引越し費用を抑えることにもつながり、非常に便利です。
ただし、アップル引越センターは主に都市部を中心に展開しているので、住んでいる場所によってはそもそも利用できません。
不要品買取と引取と同時に引越しをしたい方は、まずはアップル引越センターの対応エリアを確認してみましょう。
まとめ
サカイの不用品処分サービスは非常に便利ではありますが、条件が決まっているので、万人におすすめできるサービスとは言えません。
自分に合った不用品の処分方法で、費用を抑えてスムーズな引越しを目指しましょう。
また、引っ越し先の電気契約を忘れてしまい、電気がつかなかったというトラブルがあります。「引っ越し当日の電気開通の手続き」を見て電気開通の手続きを忘れずに行いましょう。