本記事では耐火金庫の処分方法を紹介していきます。
耐火金庫は粗大ゴミでは基本的には処分できないため、別の方法で捨てなければいけません。
処分方法によって費用も異なるので、しっかりとそれぞれの処分方法の特徴を理解して、自分に合ったやり方を見つけましょう。
- 耐火金庫は粗大ゴミでは処分できない
- 専門業者や購入店舗などで処分が可能
- 手っ取り早く処分するなら不用品回収業者がおすすめ
- 処分費用相場は3,000円~10,000円
- 不用品回収業者なら日本不用品回収センターがおすすめ
目次
耐火金庫を粗大ごみで処分できない理由
冒頭でも紹介したように、耐火金庫は粗大ゴミでは処分できません。
とはいえ、手提げ金庫などは自治体で処分できる可能性はあります。
まずは耐火金庫を処分するうえで基本的なことを覚えておきましょう。
耐火金庫は特殊な素材で作られている
耐火金庫が粗大ゴミで処分できない理由は、特殊な素材で作られているためです。
耐火金庫というのはれっきとした定義があり、基準を満たさなければ耐火金庫という名称は付けられません。
この基準は簡単に言えば「長時間の熱にさらされても金庫内が熱くなりすぎない」「強い落下の衝撃に耐えられる」の2点です。
耐火金庫はこの基準を満たすために、落下にも熱にも強い特殊な素材を使っています。
タイヤや巨石などが粗大ゴミで処分できないのと同じで、この素材は粗大ゴミで処分するには難しく、別の方法を使わなければいけません。
金庫の耐用年数は20年
耐火金庫の耐用年数は20年となっています。
前述したように耐火金庫は特殊な素材でできており、この素材は20年が経過すると劣化してしまいます。
結果として、熱や衝撃に弱くなり、耐火金庫としての機能を果たせなくなってしまいます。
そのため、購入してから20年経過した耐火金庫は処分するようにしましょう。
手提げ金庫は自治体で処分できる可能性がある
手提げ金庫のような、耐火金庫とは違う金庫であれば自治体で処分できる場合があります。
自治体によって対応状況は異なるので、判断に迷ったら一度自治体の粗大ゴミ回収申込時に相談してみましょう。
耐火金庫の処分方法6選
耐火金庫の主な処分方法は以下の6つです。
それぞれの方法を詳しく解説していきますね。
専門業者に引き取ってもらう
耐火金庫は専門業者に引き取ってもらうことができます。
金庫の引き取りを専門で行っている業者もありますし、金庫の販売・搬入・固定工事・設置・廃棄処分など、金庫に関するすべてを依頼できる業者も存在します。
専門業者なので安心できますし、費用も比較的抑えやすいです。
専門業者に引き取ってもらう場合の基本的な利用手順は以下のとおりです。
- 1.メーカー名・型番・購入年月日・年式を確認する
- 2.外寸や重量を測る
- 3.専門業者に見積もりを依頼する
- 4.自宅に見積もりに来てもらう
- 5.見積金額に納得がいけば搬出をしてもらう
- 6.費用を支払う
専門業者に引き取ってもらう際は、メーカー名・型番・購入年月日・年式・外寸・重量を伝えるのが一般的です。
メーカー名や型番や購入年月日・年式は最悪分からなくても問題ありませんが、外寸や重量はしっかりと伝えましょう。
外寸と重量によってスタッフの人数は変わりますし、料金も大きく変化します。
なお、出張見積もりが無料であるかどうかも確認しておきましょう。
業者によっては、出張見積もりを依頼するだけで費用が掛かってしまいます。
見積もりが無料なら、費用が高かった場合にリスクなくキャンセルできて安心です。
購入した店舗に引き取ってもらう
金庫は購入した店舗に引き取ってもらえる可能性があります。
基本的には有料での引き取りとなりますが、金庫の買い替えをする場合は、古い金庫を無料で引き取ってもらえる場合があります。
引き取りをしてもらえるかどうかは、店舗によって異なるので、事前に問合せをしましょう。
- 1.店舗に金庫の回収が可能か電話などで確認する
- 2.回収可能なら引き取り方法などを教えてもらう
- 3.店舗が指定した方法に従って引き取りをしてもらう
対応の店舗は少ないものの、問い合わせて損はないので、一度確認しておきましょう。
買取業者・リサイクルショップに売る
金庫は買取業者やリサイクルショップに売ることもできます。
買取対象となれば、無料で処分できるどころか、買取金額を受け取ることができるため非常にお得です。
ただし、自分で買取業者やリサイクルショップまで持って行く必要があるのがデメリットです。
一部の買取業者やリサイクルショップは出張買取に対応していることもあるので、自分で運べない金庫は出張買取に対応している業者を利用しましょう。
利用手順は以下のとおりです。
- 1.金庫の買取に対応している業者を探す
- 2.店舗に金庫を持って行くか出張買取を依頼する
- 3.買取対応となったら買取金額を受け取る
出張買取は人気のサービスなので、たとえ対応している店舗でも繁忙期だと1ヶ月以上待つことがあります。
すぐに処分したいなら店舗まで出向きましょう。
なお、金庫が買取対象品目となっている業者は多くありません。金庫が買取対象品目になっていないお店に金庫を持って行っても、当然査定はしてもらえません。
そのため、必ず事前に対応しているか確認してください。
フリマサイトで売る
金庫はフリマサイトで売ることもできます。
実際耐火金庫はフリマサイトに数多く出品されており、非常に人気の商品となっています。
リサイクルショップと同じように、売ることができれば処分費用をかけることなく逆に売上金を受け取ることができます。
また、フリマサイトはリサイクルショップよりも高く売れる傾向にあるため、価値の高い金庫を売る際は特に活躍しますよ。
利用手順は以下のとおりです。
- 1.フリマサイトに登録する
- 2.フリマサイトに金庫を出品する
- 3.金庫が売れたら購入者と連絡を取る
- 4.問題がなければ金庫を発送する
- 5.売上金がフリマサイトに貯まる
- 6.売上金の出金申請をして口座に振り込みしてもらう
フリマサイトはリサイクルショップよりも高値になりやすいですが、自分で出品から発送まですべて行わなければいけないのが難点です。
また、金庫は重量が重くなりがちなので、送料が高額になるというデメリットもあります。
フリマサイトでは送料の負担を出品者がするのか購入者がするのか選べますが、購入者負担の商品は不人気な傾向にあるため、基本的には出品者が送料を負担しなければいけません。
場合によっては金庫の売上金額が送料を下回ってしまう可能性も考えられるので、送料と商品金額のバランスはよく考えて出品しましょう。
ジモティーで譲る
耐火金庫はジモティーで譲ることもできます。
ジモティーとは地域の人とさまざまな助け合いができるサービスです。
ジモティー内の売る・譲るサービスでは、自分にとっての不用品を必要としている人を探して、直接取引ができます。
簡単に言えば、直接会って取引ができるフリマサイトのようなものです。
直接取引をするため、フリマサイトのような送料がかからないのが大きな魅力です。
利用手順は以下のとおりです。
- 1.ジモティーに登録する
- 2.ジモティーに金庫を出品する
- 3.引き取り希望者が見つかったら連絡を取る
- 4.取引方法を決める
- 5.金庫を譲る
ジモティーは会って取引をするため、方法は相手と相談しながら決められます。
どのような取引方法でも問題ありませんが、譲る場合は一般的には譲る側の自宅に引き取り希望者が行くことが多いです。
重たい金庫でも相手と一緒になって運ぶことができますよ。
もちろん自宅を知られたくない場合は、別の場所で待ち合わせをして取引をすることも可能です。
金庫以外の処分でも使える非常に便利なサービスなので、やり方だけでも覚えておくと良いですよ。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼することでも、金庫は処分することができます。
金庫に限らずさまざまな不用品を処分できるのが大きな特徴です。
費用は高額になりやすいですが、手間を一切かけずに、すぐに処分ができるのが魅力です。
利用手順は以下のとおりです。
- 1.不用品回収業者に金庫の回収を依頼をする
- 2.作業員が自宅に来たら見積もりをしてもらう
- 3.見積金額に納得がいけば回収をしてもらう
- 4.回収費用を支払う
依頼時に金庫の重量などを聞かれる場合もあるので、事前に計っておくと良いですよ。
専門業者に依頼する場合と同じように、出張料金がかかる業者もあるので、事前に手数料はチェックしておきましょう。
なお、業者によっては依頼をしてからすぐに自宅に来てもらえます。
そのため「引越しをしないといけないからすぐに処分したい」という場合には特に活躍しますよ。
耐火金庫の処分費用相場
耐火金庫の処分費用相場はおおよそ3,000円~10,000円です。
金庫の重量やサイズによって変化します。
100kg以上の金庫ともなると、10,000円以上になることも少なくないので留意しておきましょう。
また、搬出方法によっては料金は変化します。
例えば、階段がないマンションの3階だったり、トラックが横付けできない位置にある家だったりすると、費用は高額になります。
相場はあくまで目安程度に考えておきましょう。
費用を抑えたいのであれば、複数の業者に依頼をして、その中から一番安い見積もりを出してくれた業者を選ぶと良いですよ。
中身がある金庫は開けてから処分しよう
金庫処分時によくあるトラブルが「中身のある金庫が開けられない」というものです。
当然ながら開けられない金庫は売ったり譲ったりすることはできませんし、そもそも中身が入った状態での処分はおすすめしません。
「中身が空だと思っていたら大事な種類が入っていた」ということも少なくありません。
そのため、開かないときの原因と対策を確認しておきましょう。
金庫が開かないときに考えられる原因
金庫が開かないときに考えられる原因は主に以下の3つです。
- 暗証番号が分からなくなった
- テンキーが反応しなくなった
- 鍵がなくなった
それぞれの対処法をチェックしましょう。
暗証番号が分からないときの対処法
暗証番号が分からないときは以下の方法を試しましょう。
- 誕生日や電話番号など思いつく限り入力する
- 非常開錠キーを使う
- 製造元に確認する
非常開錠キーは暗証番号を忘れた時に差し込むことで金庫を開けることができます。
金庫によってはない場合もあるので、そんな時は製造元に確認してみてください。
テンキーが反応しないときの対処法
テンキーが反応しない場合でも、非常開錠キーがあれば金庫を開けることができます。
また、テンキーが反応しない場合は、電池切れの可能性も考えられます。
新品の電池を入れてもう一度試してみましょう。
鍵がなくなったときの対処法
鍵を差し込んで開けるタイプの金庫で、鍵がなくなったら製造元に問い合わせましょう。
一定の手順を踏めば、合鍵を送ってもらえる可能性があります。
どうしても開けられない場合は専門業者に依頼する
上記の対処をしても開けられない場合は、専門業者に依頼しましょう。
専門業者なら、ダイヤル式やシリンダー式、テンキー式など、どのような金庫でも専門の知識や道具を駆使して開けてもらえますよ。
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金庫の処分に関するよくある質問
最後に金庫の処分に関するよくある質問を紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
耐火金庫を無料で処分できる?
耐火金庫は、譲ったり売ったりできれば無料で処分できます。
ただし、あまりに古かったり、使用感が感じられる金庫だと売ることはもちろんのこと、譲る相手すら見つかりません。
無料での処分に固執するといつまでたっても処分が進まないので、無料での処分が難しいと感じたら潔く有料での処分を検討しましょう。
格安で耐火金庫を処分できる業者はどこ?
格安で耐火金庫を処分できる業者を見分けることはできません。
耐火金庫の処分費用は厳密には決まっておらず、回収する人が金庫の大きさや重さ、搬出の難しさなどを考慮したうえで見積もりを行います。
そのため、どの業者が格安なのかは、見積もりをするまでは分かりません。
格安で処分をしてほしい場合は、複数の業者で見積もりをもらって、その中から一番安い業者を選びましょう。
コーナンやビバホームなどのホームセンターで耐火金庫を処分できる?
コーナンやビバホームなど、大手のホームセンターでは基本的に耐火金庫の処分には対応していません。
別の方法・店舗で処分しましょう。
耐火金庫の処分 まとめ
- 耐火金庫は粗大ゴミでの処分ができない
- 専門業者や不用品回収業者で処分ができる
- 処分費用相場は3,000円~10,000円
- 不用品回収業者に依頼するなら日本不用品回収センターがおすすめ
耐火金庫は粗大ゴミでは処分ができないため、専門業者や不用品回収業者に依頼して処分をしてもらわなければいけません。
費用相場は3,000円~10,000円ほどですが、サイズや重量によって変わるため注意が必要です。
複数の業者で見積もりをもらって、最も安いところに依頼しましょう。
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