試用期間が始まり、実際に働きはじめたものの思っていた仕事内容ではなかったり、
慣れない環境に振り回されて辞めたいと考えることは珍しくありません。
特に心身ともに追い込まれている場合、明日の出勤さえも憂鬱に感じてしまう程です。
そのような場合におすすめのサービスとしてある「退職代行サービス」ですが、急に辞めるとなると
引き継ぎやその他の問題で損害賠償を請求されたりするのでは?と不安に思うかもしれません。
そこで今回は、試用期間中に即日退職した場合に損害賠償請求されることはあるのかなど
わかりやすく解説していきます。
新卒で働き始めたものの、辞めたいと感じている方は是非参考にしてみてください。
- 試用期間中に辞めても損害賠償請求されることはほとんどない
- 試用期間中に損害賠償請求されるケースは3つ
- 円満退職する方法は「正直に伝える」こと
- 体調不良は引き止められにくいので、おすすめの退職理由
- 退職代行を利用すれば試用期間中も即日退職できる!
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結論:試用期間中に退職しても損害賠償請求されることはほとんどない
試用期間中に会社を辞めたくなった時に、負担なく辞める方法の一つに退職代行サービスがあり、条件が合えば即日退職も可能です。
依頼後は出勤することなく退社できる一方で、引き継ぎなどを一切することなく辞めるので「訴えられるのでは?」と不安になるかもしれません。
結論から言うと、退職代行サービスを利用して即日退職をして懲戒解雇や損害賠償請求をされることは、ほぼありません。
退職代行サービスで即日退職したり、出勤することなく辞めるのは違法ではなく、法律に沿った辞め方だからです。
100%大丈夫というわけではないですが、よほどのことをしていない限り損害賠償請求をされるようなことはありません。
企業は労働契約において違約金などを定めてはいけないという法律もある
ブラック企業などに就職してしまった場合、試用期間中に辞めると伝えた時に「規則違反だから違約金が必要」などと脅されるケースがあります。
このようなことを、万が一言われたとしても全く問題ありません。
労働基準法の第16条により、使用者は労働契約の不履行について違約金を定めたり損害賠償額を予定する契約をしてはいけないという決まりがあるからです。
よほどの損害を与えない限り、裁判費用や労力の方が大きくなるため訴えられることはないと言えます。
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試用期間中に即日退職をして損害賠償を請求されるケース
試用期間中に即日退職をして損害賠償を請求されるケースはほとんどないと説明しましたが、100%ではありません。
下記のようなケースにおいては訴えられる可能性があります。
- ケース①会社に大きな損害を与えてバックレる
- ケース②試用期間中に得た技術や情報の流失や悪用する
- ケース③採用時に嘘をついていた
これらのケースについて解説していきます。
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ケース①会社に大きな損害を与えてバックレる
試用期間中になんらかの実損を与えてしまい、そのままバックレたような場合は損害賠償を請求されるリスクが高くなります。
ちなみに即日退職はバックレ行為ではありません。
バックレ行為とは雇用契約はそのままで逃げたり、無断欠勤を続けることを言います。
無断欠勤を続けた場合、保険などの手続きはそのままである他、大きな迷惑と損害を与えてしまいます。
万が一訴えられなかったとしても懲戒解雇などになり、次の転職などに大きな影響を及ぼすのでバックレ行為は絶対にやめましょう。
ケース②試用期間中に得た技術や情報の流失や悪用する
試用期間中に実損などを与えていなくても、辞めた後に同じ行為をしても損害賠償請求をされてしまいます。
その中の一つとしてあるのが、試用期間中に知り得た技術や情報を悪用するケースです。
会社の技術や情報が外部に流失することは、売上などに大きく影響し大きな損害が発生するリスクがあります。
そのため、退職後にすぐ競合している会社への転職を禁止している会社もあるほどです。
辞めたからといって知り得た情報などを安易に扱わないようにしましょう。
ケース③採用時に嘘をついていた
採用の際にどうしても入社したいからと、自分の情報に関して嘘をつく人がいます。
嘘の情報を信じて採用した場合、働き始めた後に様々な損害が発生する可能性があります。
資格や経歴はもちろん、持病を隠したりすることは絶対に辞めましょう。
また、少し話を大げさに言うくらいならと考える人もいますが、後々大変な事態になってしまう可能性もあります。
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試用期間中に退職する際に円満退社する方法
試用期間中の退社は入社してすぐのタイミングとなるため、周りの視線などを気にする人が多いと言えます。
そもそも試用期間とは、雇った側の会社と雇われた側の新入社員が長期的に仕事を続けていけるかを判断する期間になります。
そのため、働いてみて合っていないと感じた場合には退職しても問題はなく、ベストなタイミングと言っても過言ではありません。
円満に退社する方法としてあるのが「正直に伝える」ということです。
嫌なことから逃げたくて辞めるというのはあまり良くないのですが、自分で冷静に考えた上で退職を決意したのであれば、理由を正直に伝えてみましょう。
ここで嘘をついたり言い訳をしたり、バックレると余計に周りに迷惑がかかり円満退社ができなくなります。
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試用期間中に退職する際におすすめの退職理由
試用期間中に退職する場合、その理由も重要となります。
理由によっては説得されたり、引き止められる可能性があるからです。
- 理由①体調不良で仕事を続けるのが難しい
- 理由②家業を継ぐことになった
- 理由③両親の介護で仕事を続けられない
- 理由④業務内容が自分に合わない
これらの理由について解説していきます。
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理由①体調不良で仕事を続けるのが難しい
仕事を続ける上で体が資本であり、病気になったりすると仕事を続けるのは難しくなります。
数日で治るような場合は退職の理由にはなりにくいのですが、仕事の内容や新しい生活に慣れず頻繁に体調を崩したり病気になってしまった場合には退職する理由として伝えても問題ありません。
体調不良を理由に退職すると伝えられると、もう少し頑張ろうと引き止めにくくなります。
体調不良で退職する場合は、病院の診断書などがあると更に辞めやすいと言えます。
理由②家業を継ぐことになった
実家がお店を経営しているなど自営業の場合、家業を継ぐことを退職理由にしても問題ありません。
家業をなくしてまで引きとめようと考える上司はほとんどいないでしょう。
ただし、注意しないといけないのが、すぐに家業を継ぐことになった理由を準備しておくことです。
ただ家業を継ぐことになったという理由だけだと、入社前からわかっていたことですし怒られたりするリスクがあります。
家族の急な病気など、どうしてもすぐに継ぐ必要がある理由も考えておきましょう。
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理由③両親の介護で仕事を続けられない
両親などの介護をする必要がある場合に関しても、辞める理由として正直に伝えて問題ありません。
特に遠方に住んでいる場合などは、働きながら介護などをするのは難しく会社側としても引き止めてまで仕事をさせるわけにはいきません。
仕事を続けながら介護をすると、あなた自身が体調を崩すリスクもあるので気を使わずに伝えましょう。
理由④業務内容が自分に合わない
試用期間中の退職理由として最も多いのが「業務内容が自分に合わない」という理由です。
上記で解説した通り、試用期間は今後働き続けられるかを判断するための期間なので、どう考えても自分に合わないと感じたのであれば正直に伝えて問題ありません。
中には「ある程度この会社のことについて調べて入社したのでは?」と言われるかもしれませんが、実際に作業をしてみるのとでは想像と全く違う場合があります。
試用期間中であれば、売上に大きく貢献しているといったこともないので引き止められることもあまりないと言えます。
どうしても説得されたりして辞めさせてくれない場合、退職代行サービスの利用がおすすめです。
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退職代行サービスを使えば試用期間中でも即日退職できる
退職代行サービスを利用すれば、条件次第で即日退職をすることも可能です。
退職に関するルールとして民法627条で「退職の2周間前までに退職の告知を行うこと」と定められており一般的には2周間が最短となります。
例外として民法628条では「やむを得ない事由が有る場合は直ちに契約の解除ができる」と定められています。
このやむを得ない事由としては下記のようなものがあります。
- 会社側のセクハラや違法行為が原因で退職する場合
- 家族の介護
- 仕事ができないほどの体調不良や心身の病気
これらの理由に該当する場合は、即日退職が可能です。
これ以外の理由でも企業側が合意すれば即日退職が可能であるため、不安だという方は退職代行サービスの無料相談を利用してみるといいでしょう。
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退職日まで欠勤もしくは有給を利用する
上記で説明した「やむを得ない事由」に該当せず、会社側の合意も得られなかった場合、退職は最短で2週間後となります。
ただし、退職代行サービスを利用すれば退職日まで全く出勤せずに退職することも可能です。
一般的な方法は、消化していない有給を利用することですが、試用期間中の場合はほとんどの企業で有給がついていません。
給料は出ないのですが、退職日まで欠勤扱いにすることで出勤しないまま退職する流れとなります。
退職代行サービスを利用して試用期間中に退職するまでの流れ
退職代行サービスを利用して会社を辞める流れは、どこの業者も基本的に同じですが、今回はオルサポを例に解説していきます。
依頼が決定すると退職に必要な情報として、個人情報や雇用形態、会社に関する情報、退職希望日、退職代行を決行する日時などを伝えていきます。
支払いは銀行振込のほかクレジットカードや各種決済サービスが利用できます。
この段階で会社や上司から電話やLINEがきたとしても応答する必要はありません。
このような流れで退職をスムーズに進めることができます。
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試用期間中に即日退職する際によくある質問
試用期間中に退職する場合、働きはじめてすぐということもあり、不安や疑問に思うことがいろいろあるのではないでしょうか。
- 試用期間中に即日退職した場合の給料はどうなる?
- 試用期間中に辞めたいと言えない場合どうすれば良い?
- 試用期間中に辞めるのは迷惑?
今回はこれらの質問について解説していきます。
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試用期間中に即日退職した場合の給料はどうなる?
試用期間中は本採用ではなく、数週間で辞める場合などに気になるのが給料です。
中には「ほとんど働いていないし、教育を受けただけだから給料は出せない」と言わてしまうケースもあるようですが、これは間違いです。
試用期間中や仕事の内容関係なく、出勤して働いた分の給与は支払われます。
もちろん残業となった場合や休日出勤に関しても賃金を支払う義務があります。
どうしても支払ってくれない場合は弁護士に相談したり、労働組合が運営している退職代行サービスに話してみるといいでしょう。
試用期間中に辞めたいと言えない場合どうすれば良い?
試用期間でまだ働き始めの場合、職場に馴染めていなかったり信頼できる上司がいないと、辞めたいと思っても言い出しにくくなります。
話しやすい先輩などを通じて退職の意思を伝えるのが一番言いのですが、どうしても言えない場合は退職代行の利用をおすすめします。
退職代行を利用することで、上司と直接話したり引き止められることなく退職することができます。
試用期間中に辞めるのは迷惑?
働き始めて間もない試用期間中に仕事を辞めるのは全く問題なく、ほとんど迷惑もかかりません。
試用期間は雇う側と雇われる側の双方が、今後この仕事を続けていけるかを見極める期間なので、ここで自分に合わないと感じたら辞めても問題ありません。
試用期間中は一戦力として数えられていないため、辞めても全く仕事に影響は出ません。
言いにくいからとズルズル仕事を続け、本採用後に戦力として職場に加えられるころになって「やっぱり…」となる方がよほど迷惑をかけてしまいます。
辞めたいと感じたら躊躇せずに伝えるようにしましょう。
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試用期間に退職した人の体験談をご紹介
試用期間中の即日退職や退職代行サービスについて解説してきました。
最後は実際に試用期間中に退職した人の体験談を紹介します。
人それぞれ働いている会社や環境は違いますが是非参考にしてみてください。
体験談①入社後すぐ辞めたいと思い試用期間で辞めた20代男性
今回紹介するのは、入社後に数週間で辞めたいと感じ退職した20代の男性の体験談です。
20代男性・Aさん
採用が決定し、試用期間が始まったのですが職場の人数が明らかに足りておらず、新入社員の人達でさえ数時間の残業が当たり前でした。
仕事を覚えたり、新しい生活自体はそこまで大変ではなく充実していたのですが、正社員の人たちの中には日付が変わる時間帯まで残業をしている人も多い状況です。
このまま本採用となれば同じような状態になってしまうと感じたので、業界は変えず違う会社に転職しようと決意しました。
新入社員でさえ残業となるほど多忙だったので、上司になかなか言い出せず我慢し続けていたのですが最終的には退職代行サービスを利用しました。
結果、揉めることもなく退職が決まり、即日退職に関しても会社側が合意してくれたため可能となりました。
会社側には少なからず迷惑をかけたかもしれませんが、これからの人生を考えると間違いのない決断だったと感じています。
試用期間中の退職は損害賠償の対象?
今回は試用期間中の退職は損害賠償の対象になるのかについて詳しく解説してきました。
100%ではないのですが、即日退職などで試用期間中に辞めることで損害賠償を請求されることはほぼありません。
ただし、出勤するのが嫌だからとバックレたりすることで懲戒解雇や損害賠償に繋がるケースはあります。
辞めたいと感じた時は、試用期間であっても気を使わずに退職代行サービスを利用してスムーズに辞めるのが一番と言えます。
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