人手不足だけど正社員を辞めたい!退職方法と辞めるべき会社の特徴を解説

人手不足だけど正社員を辞めたい!退職方法と辞めるべき会社の特徴を解説

人手不足の会社は1人で受け持つ業務量が多いため、「しんどい」「辛い」と感じている人も多いはずです。しかし人手不足の会社をあなたが退職すると、会社や職場の人達に迷惑を掛けてしまいます。

そのような状態であっても、かまわず退職するのは問題ないのでしょうか?今回は人手不足の会社を脱出したい正社員の方に向けて、退職方法やすぐに辞めるべき会社の特徴を詳しく解説していきます。

人出不足だけど会社を辞めたい!
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目次

【大前提】人手不足なのは会社が悪いので退職は無責任ではない

【大前提】人手不足なのは会社が悪いので退職は無責任ではない

大前提ですが、人手不足なのは会社の責任なので「退職したい人が気にしなくてもいい」です。誰かが会社を辞めると、どうなるのでしょう?まず退職した人が行っていた業務が、他の人に割り振られます。

慣れない業務を割り振られて職場の人達の負担は大きくなり、職場の雰囲気はいつも以上に忙しくなるでしょう。

そんな中新しく入ってきた社員の教育を任される人も出てきますし、仕事が回らず長時間の残業を強いられる人もいるかもしれません。

しかし、これらは全て各部署に相応しい人材や人員を配置しない会社のせいです。退職したい人が我慢して働き続けたところで、解決しないでしょう。

退職希望のA・Kさん

みんな忙しいのに会社を辞めたら迷惑をかけてしまう

退職希望のB・Iさん

会社を辞めたいけど、今辞めたら職場の業務が回らなくなるから辞められない

申し訳なさを感じて、あなたが退職を我慢する必要はないのです。

人手不足を理由に退職しても損害賠償はされない!

労働者には憲法で「退職の自由」認められています。そのため人手不足を理由にした退職でも「退職を伝えてから2週間経過」すれば、損害賠償されることはありません。

しかし2週間前に退職を伝えていても、損害賠償請求の恐れのあるケースもあります。

正社員が退職で損害賠償請求されるケース
  • 他の社員も退職するように誘導した
  • 退職時に他の社員を引き抜いた
  • 会社の研修や留学だけ参加して退職した
  • 退職の意志を伝えた後から無断欠勤した
  • トラブルを起こし、会社に大きな損害を与えた
  • 会社のお金を横領した

人手不足を理由にした退職が、損害賠償請求の原因になることはありません。ただし損害賠償請求のリスクはゼロではないと知っておきましょう。

人手不足だけど辞めるべき会社の特徴

人手不足だけど辞めるべき会社の特徴

人手不足の会社で働いていると「今辞めるのは申し訳ない」「裏切り者だと思われたくない」などと、考えて辞めにくくなってしまう人も少なくないはずです。

しかし、どんなに職場の人に後ろめたさを感じたとしても「絶対に辞めたほうがいい会社」があります。

人手不足だけど辞めるべき会社の特徴
  • 人手不足なのに人を全く雇わない
  • 人手不足が原因で休みが取れない
  • まともな人がどんどん辞めていく
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人手不足だけど辞めるべき会社の特徴

これらの特徴は、あなたのいる会社にあてはまっていないでしょうか?順番に確認していきましょう。

特徴①人手不足なのに人を全く雇わない

人を雇えば雇うほど、人件費がかかるのは当然です。少しでも多くの利益を上げたいと考えている経営者だと、新しい人材を雇うことを嫌がる場合があります。

どんなに現場から「人手不足なので、雇ってほしい」と訴え出ても、「今はその人数で仕事が回っているから問題ない」と聞く耳を持ちません。

会社の業績がいいのに人手不足の会社は、従業員を大切にしない会社だといえます。

また従業員をないがしろにして利益を上げる会社は、従業員に給料を上げたくないです。どんなに頑張って昇格しても、ほとんど昇給せずに責任ばかり重くなっていく恐れがあります。

対価の見合わない会社で無理に働き続けるよりも、他の会社で正当に評価されたほうがいいですよね。

特徴②人手不足が原因で休みが取れない

人出不足の会社では一人一人の業務量が多いので、どうしても毎日が忙しくなりがちです。勤務日や残業だけでは間に合わず、休日まで犠牲にしているということはないでしょうか?

どんなに仕事が忙しくても、適度に休養を取るのは大切です。休むことなく働き続けると、身体的にだけでなく脳にも疲労が溜まっていきます。

脳が疲れている状態で仕事をしても、作業速度が落ちたりミスが増えたりしてかえって効率が悪くなってしまうはずです。

「休日返上で働く→疲れる→仕事の効率が落ちる→また休めない→疲れが溜まる」といった悪循環をくり返していると、疲労が限界を超えて心身を壊してしまう恐れがあります。

自分を犠牲にして会社に尽くしても、最終的に会社は助けてくれません。働けなくなって人生を台無しにしてしまう前に、会社から逃げましょう。

特徴③まともな人がどんどん辞めていく

優秀でまともな人ほど、普段から様々な情報を取り入れられるようにアンテナを張っています。社内の情報はもちろんのこと、業界の動向にも詳しいです。

このような人は「業界自体が伸び悩んでいる」といった今の会社が危なくなる要素を見つけると、さっさと安全な会社に逃げてしまいます。

まともな人がどんどん辞めていくと、単純に人手不足になるだけでは済みません。職場で「まともな人が減る=問題のある人が目立つようになる」ので、職場の雰囲気が悪くなるでしょう。

また仕事のできる人が減っていき作業効率が落ちて、会社の業績を悪化させる恐れがあります。このような状態で「人手不足だから辞められない」なんて言っていると、会社と共倒れすることになりかねません。

人手不足の会社を退職する方法

人手不足の会社を退職する方法

たとえ人手不足で嫌になってしまった会社でも、「円満退職」が社会人のマナーです。円満退職をするためには、会社を退職する方法で気をつけていただきたい3つのポイントがあります。

人手不足の会社を退職する方法
  • 退職理由は引き止められない理由にする
  • 辞めたいという意思は退職希望日の2週間前までに伝える
  • まずは直属の上司に辞めたい旨を直接伝える
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人手不足の会社を辞めようとすると「逃げ」「裏切り」と思われて、完全な円満退職は難しいかもしれません。しかしポイントを守れば、トラブルなく退職することができるでしょう。

退職理由は引き止められない理由にする

最初のポイントは、退職理由です。会社が人手不足だと「次の人が来るまで待ってほしい」「忙しくなくなるまで、辞めさせられない」など、必ずと言っていいほど引き止められてしまいます。

お世話になった上司に必死ですがりつかれたら、辞めにくくなりますよね。また上司が高圧的なタイプだと、怖くて退職を取り下げてしまうかもしれません。

人手不足の会社を辞めるときには「引き止められない理由」を伝えましょう。引き止められない理由には、以下のようなものがあります。

  • 転職先が決まった
  • 身内の介護をするので、働けない
  • 体調不良で働くことができない

転職先が決まっている場合は次の会社の入社日が決まっているので、退職するしかありません。

また介護退職は、近年社会問題にもなっています。上司も決して他人事ではないので、強く引き止めることはしないでしょう。

人手不足で無理に働いていると、本当に体調不良になっている人も多いのではないでしょうか。体調不良の場合は医師に診断書を作成してもらい、正直に「体調不良で働けない」と伝えましょう。

辞めたいという意思は退職希望日の2週間前までに伝える

民法第627条には、以下のように定められています。

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元:e-Gov検索 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

少し極端ですが、退職の意志を伝えれば会社が「いいよ」と承諾していなくても退職可能です。

退職希望のY・Tさん

会社の給料が年棒制ですが、それでも2週間前で大丈夫ですか?

退職代行オールサポートスタッフオルサポスタッフ

以前は年棒制の場合、次期以降の退職の申し入れしかできませんでした。しかし2020年に民法が一部改正されたことによって、年棒制でも2週間前でOKになりました。

ただし会社は、会社独自のルールで「〇ヶ月前に申し出る」と決めています。会社のルールにのっとって退職したほうが、より円満退職を目指せるはずです。

まずは直属の上司に辞めたい旨を直接伝える

退職は直属の上司に直接伝えるようにしましょう。直接の上司を飛び越えていきなり人事部に伝えると、管理責任が問われて上司の査定に響くかもしれません。

また上司を飛び越えてしまうと上司との信頼関係が崩れて、退職日がくるまで職場で気まずい思いをすることになります。

しかし「上司が引き止めに必死すぎて、退職の話し合いがまともにできない」といったときは、上司を飛び越えて人事部に伝えるのもアリです。

引き止めに必死な上司が話を聞いてくれるのを待っていたら、いつまでも退職できません。心身に限界がきているときは、上司へのマナーよりも退職することが最優先です。

迷わず人事部に訴えるようにしましょう。人事部に直接伝えると、すんなり退職が認められることも多いです。

人手不足の会社を退職する際の流れ

人手不足の会社を退職する際の流れ

人手不足の会社を退職する流れをご説明します。

STEP.1
事前準備
まずは就業規則で退職に関する規定を確認しましょう。
STEP.2
退職の意思を伝える
直属の上司に直接伝えるようにします。上司が話し合いに応じてくれないならば、人事部に直接訴えるのもアリです。
STEP.3
退職日の決定
退職の意思を了承してもらえたら、上司と話し合って退職日を決定します。法律上では退職を伝えれば、2週間で退職できることになっています。しかし一方的に自分の希望を通すのではなく、職場の意見を取り入れることも大切です。
STEP.4
有給消化
また有給が残っている場合は、有給を消化しましょう。有給は労働者の権利なので、「人手不足で忙しいから、有給はあげられない」といった会社の理屈は通りません。
STEP.5
退職届の提出
退職日の決定後、退職届を上司に直接提出しましょう。会社によっては、退職届が不要な場合もあります。しかし退職届は「会社に退職を了承してもらったことを証明する重要な書類」なので、可能な限り受け取ってもらうようにしてください。
STEP.6
引き継ぎ・私物の整理
引き継ぎをして、今後も働き続ける人に迷惑を掛けないようにしましょう。またロッカーなどの私物の整理は、早めに行っておきましょう。不要な物から順番に持ち帰るようにすれば、最終日の忘れ物を防げます。
STEP.7
退職日
お世話になった人達に挨拶をして退職しましょう。また会社からの貸与物も、漏れなく返却してください。
STEP.8
退職書類の受け取り
後日会社から離職票や源泉徴収票など、退職の書類が送られてきます。転職や失業手当の申請などに必要な書類なので、必ず受け取るようにしましょう。

以上の8STEPで、退職完了です。

上司に辞めたいと言いにくい人は退職代行を頼るのがおすすめ

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退職希望のA・Kさん

上司が怖くて、退職を言い出しにくい

退職希望のB・Iさん

お世話になった上司を裏切ってしまうようで、退職が言えない

人手不足で退職したくても、自分で直接伝えられないという人もいますよね?そのようなときは退職代行の利用をおすすめします。

退職代行は名前の通り「あなたの退職を代行してくれるサービス」です。退職代行に頼れば、自分で上司に退職を伝えなくても退職できます。

退職代行のメリット

  • 上司に会わずに退職できる
  • 会社に行かずに退職できる
  • 即日退職可能
  • 会社や上司と連絡する必要がない
  • 有給や未払残業代、退職金など退職の交渉ができる
  • 退職書類を確実に受け取れる

退職代行を利用すれば有給や未払残業代など退職の交渉ができるので、あなたの希望に沿った退職を実現できるはずです。

人手不足で仕事を辞めたいと言えない人はこちらの記事も読んでみてください。

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人手不足の会社を退職する際の注意点

人手不足の会社を退職する際の注意点

人手不足の会社を退職する際には、以下のことに注意する必要があります。

人手不足の会社を退職する際の注意点
  • 業務の引き継ぎはしっかりと行う
  • 人手不足がキツイからとバックレるのはNG
  • 人手不足はいつか自分に限界が来ると覚えておく
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人手不足の会社を退職するときには、後で会社とのトラブルを抱えないように心がけましょう。

注意点①業務の引き継ぎはしっかりと行う

人手不足の会社で働いていると、抱えている業務量が多いです。そのため一般的な会社に比べると、自然と引き継ぎの量も多くなります。

日常の業務をこなしながら引継ぎをするのは大変です。しかしどんなにしんどくても、引き継ぎはしっかりと行うようにしましょう。

引き継ぎが不十分だと、退職した後に会社から業務についての連絡がきてしまいます。せっかく退職したのにこれでは、いつまで経っても会社から解放されないですよね。

また引き継ぎをしないと、会社が大きな損害を受けることもあります。その場合は会社から損害賠償請求される恐れもあるので、お気をつけください。

しかし後任者が決まらず、直接引き継ぎができないときもあります。その際は引き継ぎ書を作成して、職場の人に業務内容を共有してもらうようにしましょう。

注意点②人手不足がキツイからとバックレるのはNG

人手不足の会社では「仕事がキツイ!今すぐにでも退職したい」と考えている人も多いはずです。かといって、バックレるのは絶対にやめましょう。

バックレは「退職の手段」ではなく、ただの無断欠勤です。会社からの連絡や出社命令を無視して無断欠勤を続けていると、懲戒解雇になる可能性があります。

懲戒解雇されてしまうと、転職で不利になります。なぜなら懲戒解雇は「会社の決まりを守れない問題のある人」と言われているのも同然だからです。

どんなにスキルや経験のある人であっても、「問題社員」をわざわざ雇いたい会社は少ないでしょう。

もしどうしても即日退職したいなら、「即日退職可能」な退職代行業者に相談してみてください。費用は多少かかりますが、トラブルなく安全に即日退職させてくれるはずです。

注意点③人手不足はいつか自分に限界が来ると覚えておく

人手不足の会社で働き続けると、いつかは自分に限界が来てしまいます。人手不足の会社を辞める決心はついているものの「いつ」したらいいのか、ベストタイミングを探っている人はいるでしょう。

しかし人手不足の会社を退職するならベストタイミングを考えるのではなく、一日も早く退職できる方法を考えましょう。

人手不足の会社で無理して働き続けると疲労が蓄積して、心身に様々な悪影響が出ます。心身に限界が来てから会社を辞めると、治療に時間がかかってしまい社会復帰ができなくなるかもしれません。

  • 疲れているのに眠れない
  • 食欲がない
  • 頭痛やめまい
  • 職場にいると不安感や緊張感がずっとある
  • 感情のコントロールができない
  • 何をしても楽しくない
  • やる気が起きない

上のような症状がずっと続いているなら、それは限界のサインかもしれません。手遅れになる前に、早く退職することをおすすめします。

人手不足だけど正社員を辞めたい!まとめ

人手不足だけど正社員を辞めたい!まとめ

会社が人手不足になっているのは、会社自身の責任です。退職したいなら退職しても問題ありません。

特に「社員を大事にしない会社」「業績悪化が著しい会社」「まともな人がどんどん退職している会社」にいるなら、一日も早く退職することをおすすめします。

もし自力で上司に退職を言い出しにくいときは、退職代行の利用を検討してください。退職代行なら、会社や上司と直接連絡を取らなくてもトラブルなく安全に退職できます。

即日退職も可能なので、「もう限界だ!」と感じているなら、迷わず退職代行に頼るようにしましょう。

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