壊れた冷蔵庫は無料回収してもらえる？お得な処分方法を紹介！

冷蔵庫が壊れたら処分をすることになりますが、無料で捨てられないか気になりますよね。

結論から言うと壊れた冷蔵庫の無料回収は非常に難しいですが、お得に処分をすることは可能です。

本記事では壊れた冷蔵庫のお得な処分方法を紹介していきますので、ぜひとも参考にしてくださいね。

壊れた冷蔵庫は無料回収できる？

通常の処分方法だと冷蔵庫の無料回収は困難です。

壊れた冷蔵庫を処分するときはリサイクル料と収集運搬料がかかります。

異音が鳴ったり冷却機能が故障していたりする冷蔵庫を再度使用するには、修理が必要なので有料回収となります。

そのため、買い取ってくれたり、譲り受けてくれる人がいないと無料で処分できません。

壊れた冷蔵庫の無料回収を宣伝する悪質な業者も

年式が新しければ壊れた冷蔵庫であっても資源を再利用できるため、無料で回収している業者も存在しますが、悪質な業者がいるのも事実です。

無料回収と宣伝し、作業後に高額費用を請求されるトラブルが発生しているので気をつけてください。

参照：東京都環境局

壊れている場合は買取も見込めない

買取をしてもらえれば処分費用をかけることなく処分ができます。

とはいえ、買取対象になるのは基本的には壊れていないものです。

壊れているのであれば、たとえ有名メーカーで人気の商品であったとしても、買取対象になることはほとんどありません。

また、ジモティーなどのサービスで譲ることも一つの手ですが、こちらも同様に壊れているのであれば引き取り希望者が見つかる望みは限りなく薄いです。

壊れた冷蔵庫を処分するのなら、無料回収はあきらめて、お得に回収してもらう方法にシフトしましょう。

壊れた冷蔵庫は自治体で処分できない

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目となっているので、自治体の粗大ごみとして処分できません。

家電リサイクル法とは、冷蔵庫・冷凍庫・エアコン・洗濯機・衣類乾燥機・テレビにある有用な資源をリサイクルして廃棄物を減らす、国で定められている法律です。[*1]

リサイクルをしなければいけないので、一般的な自治体の粗大ゴミ回収では処分できず、所定の方法で処分をしなければいけません。

冷蔵庫はサイズに関わらずリサイクル法の対象となっているので、適切な方法で廃棄してください。

壊れた冷蔵庫を処分するときに利用する家電リサイクル券とは

家電リサイクル券は冷蔵庫の処分にかかるリサイクル料を支払うための券です。[*2]

家電リサイクル券でリサイクル料を支払う方法は以下の2つです。

郵便局振込方式の場合、ご自分で銀行や郵便局でリサイクル料を支払います。

一方、料金販売店回収方式は事業者にリサイクル料を渡し、事業者がリサイクル料を支払います。

リサイクル料金の目安

冷蔵庫のサイズやメーカーによってリサイクル料金が変わります。[*3]

処分する前に家電リサイクル券センターのホームページを調べておきましょう。

出典: 冷蔵庫の処分費用と相場

壊れた冷蔵庫をお得に回収してもらう方法5選！

それではここからは壊れた冷蔵庫をお得に回収してもらう方法を5つ紹介していきます。[*4]

それぞれのメリット・デメリットに加えて、利用手順も詳しく解説していきます。

ぜひとも参考にしてくださいね。

【たった1分】冷蔵庫の処分方法の選び方チャート

新しく購入する際に下取り・引き取りする

最も一般的なのが新しく購入する際に下取りや引き取りをしてもらう方法です。

冷蔵庫は、生活をするうえでなくてはならない家電の一つといっても過言ではありません。

そのため、壊れた場合は新しく購入するかと思います。

冷蔵庫を購入できる家電屋さんでは、基本的には下取りや引き取りをしてもらえます。

費用は合計で6～8000円程度です。

買い替え時なら比較的安く済むことが多いです。

メリット

新しく購入する際に下取り・引き取りするメリットは以下の通りです。

下取り対応で新しい冷蔵庫を購入した場合は割引してもらえます。

下取り対応しているかどうかは、購入店によって異なるのでしっかりとチェックしておきましょう。

また、設置時にそのまま引き取ってもらえるのも大きなメリットで、自分で家電屋さんまで運ぶ必要はありません。

冷蔵庫を引き取ってもらう際にかかる収集運搬料も、購入時の引き取りの場合は安く済むことが多いのもメリットの一つです。

デメリット

「利用できるタイミングが限られる」のが一番のデメリットです。

新しく購入する際にしか、この方法は活用できません。

ジモティーやフリマアプリなどで購入した場合は引き取りはしてもらえないという点も注意が必要です。

新しく購入する際に下取り・引き取りする方法

手順は以下の通りです。

下取り・引き取りに対応している家電屋さんであるかは、購入時には確認しておきましょう。

あとは購入時に回収を依頼して、自宅に届いた際に設置作業をする方に引き取りをしてもらうだけです。

ごく一般的な処分方法となるので、作業員の方も慣れた形でスムーズに処分してくれます。

新しく購入する際はぜひとも活用しましょう。

冷蔵庫を販売しているお店で引き取ってもらう

販売しているお店で引き取ってもらうのも一つの手です。

新しく購入しなくとも、ほとんどの家電屋さんは引き取りを行っています。

新しく購入する場合に比べると費用は高くなりがちですが、トータルで1万円以内に収まることがほとんどです。

新しく購入する予定がない方、フリマアプリやジモティーで新しい冷蔵庫を購入する方は、基本的にはこの方法で処分しましょう。

メリット

メリットは以下の通りです。

自分で運ぶ必要がないのが大きなメリットです。

業者が自宅まで来て、取り外しから運搬まですべて任せられるので、手間はかかりません。

また、その家電屋さんで新しく購入する必要がないので、誰でも利用できるというのもうれしいポイントです。

デメリット

反対にデメリットは以下の通りです。

新しく購入する場合に比べると収集運搬料は高くなりがちです。

また、近くに家電屋さんがなく、距離があると遠方料金が別途かかることもあります。

依頼時に費用はしっかりと確認しておきましょう。

冷蔵庫を販売しているお店で引き取ってもらう方法

手順は以下の通りです。

基本的にほとんどの大手家電量販店で回収をしてもらえます。

新しく購入しない方でも関係なく回収してもらえるので、気軽に依頼をしましょう。

依頼後は、回収日に作業員の方が自宅まで来て冷蔵庫を運んでくれます。

あとは費用を支払って処分完了です。

ただし、事前にリサイクル券を購入しなければいけない業者も中にはあるので、手順はお店ごとに確認してください。

新しく購入しない場合は、基本的にはこの方法を活用しましょう。

指定場所へ冷蔵庫を持ち込む

指定場所へ持ち込むという方法もあります。

リサイクルを実施するメーカーが冷蔵庫などを引き取るために設置している場所で、自分で持ち込むことで収集運搬料なく処分ができます。

かかる費用はリサイクル料だけなので、高くても5000円程度に収まることが多いです。

処分費用を可能な限り抑えたいなら、この方法で処分しましょう。

メリット

持ち込むメリットは「費用を大きく抑えられる」という点です。

非常にシンプルなメリットで、本記事で紹介する方法の中では一番費用を安く抑えられます。

なお、家電屋さんまで持ち込む方法もありますが、家電屋さんでは持込をしても収集運搬料がかかることが多いので留意しておきましょう。

デメリット

持ち込むデメリットは以下の通りです。

一番のデメリットは、持ち込む手間がかかる点です。

冷蔵庫は決して軽くありませんし、車に積むのも一苦労です。車に載らないということも少なくないでしょう。

そのため、そもそも持込をするハードルというのが非常に高くなっています。

また、指定場所となっている業者は聞きなれない業者も多く、ホームページなどを確認しても持込方法などを記載していないことが多いです。

家電製品協会で指定されている業者なので信頼できる業者であることは間違いないのですが、人によっては不安に感じるかもしれません。

指定場所へ冷蔵庫を持ち込む方法

手順は以下の通りです。

指定場所への予約の必要はないものの、臨時休業をしている場合もありますし、利用時のイメージを持ちやすくするためにも、事前に電話をして手順などを確認しておくと良いです。

リサイクル料の支払いは、事前に済ませる必要があり、郵便局の貯金窓口にてリサイクル券を受け取らなければいけません。

指定場所にて支払いをするわけではないので注意しましょう。

指定場所へ持ち込む際は、リサイクル料を支払ったことを証明するために「支払い済みの家電リサイクル券の綴り一式」を忘れないようにしてください。

指定の業者へ収集運搬をしてもらう

指定の業者へ収集運搬をしてもらうという方法もあります。

自宅まで回収に来てくれる業者は、家電屋さんだけではありません。

自治体が指定しているほかの業者が対応してくれる場合もあります。

費用に関してはリサイクル料に加えて収集運搬料もかかるため、トータル費用で1万円程度になることが多いです。

近くに家電屋さんがない方は利用を検討してみましょう。

メリット

メリットは「近くに家電屋さんがなくても利用できる」という点です。

家電屋さんは遠いと遠方料金などが発生して収集運搬料が高くなりやすいですが、自治体指定の業者であれば割高になることはありません。

近くに家電屋さんがない方はぜひとも活用してみてください。

デメリット

指定の業者へ収集運搬をしてもらうデメリットは「収集運搬料がかかる」という点です。

リサイクル料に加えて収集運搬料も発生するので、トータル費用で1万円程度になることも少なくありません。

どうしても費用を抑えたいなら、前述の指定場所へ冷蔵庫を持ち込むことも検討してみましょう。

指定の業者へ収集運搬をしてもらう方法

手順は以下の通りです。

特に難しい手順はありませんが、自治体によっては指定の業者が見つかりづらいことがあります。

見つからない場合は自分が住んでいる地域の「一般廃棄物収集運搬業許可業者」を探して連絡してみましょう。

不用品回収業者に回収してもらう

最後におすすめする方法が不用品回収業者です。

とにかく手間をなくしたい人におすすめで、費用は掛かるもののスピーディーに冷蔵庫を処分できます。

費用はリサイクル料と収集運搬料がかかり、冷蔵庫だけならおおむね1万円程度に収まります。

ただし業者によって費用は大きく変わるので、見積もりをして確認しましょう。

メリット

不用品回収業者に回収してもらうメリットは以下の通りです。

不用品回収業者は即日で自宅まで来てくれる業者が多いです。

そのため、引越しが近くてすぐに処分をしたい方にもおすすめできます。

また、名称通り不用品の回収に特化しているので、冷蔵庫だけでなく幅広いものを回収してもらえます。

たくさんの不用品の処分に困っている方は、利用を検討してみましょう。

デメリット

不用品回収業者に回収してもらうデメリットは「費用が高くなりやすい」という点です。

通常、冷蔵庫の処分にかかる費用は、リサイクル料と収集運搬料で合計1万円を超えることは滅多にありません。

ですが、不用品回収業者だと業者によっては1万円を超えることも少なくありません。

見積りが無料の業者で、しっかりと料金を確認してから利用しましょう。

不用品回収業者に回収してもらう方法

不用品回収業者に回収してもらう際の手順は以下の通りです。

見積もりは電話でも行えますが、基本的には現地まで来ないと料金は確定しません。

電話での提示額と、現地での提示額が異なる場合もあるので注意しましょう。

見積もりを教えてもらい、金額に納得がいけばその場で回収をしてもらいます。

見積もりやキャンセル料が無料の業者であれば、料金を提示してもらった後にキャンセルをすることもできます。

気軽に見積もり依頼をして、どれくらいの費用で処分できるのかチェックしてみましょう。

壊れた冷蔵庫を処分する際の注意点

最後に壊れた冷蔵庫を処分する際の注意点を紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

修理も検討する

壊れた冷蔵庫でも、製造から間もない場合は修理が可能であることが多いです。

特に保証書が有効なうちは修理を検討するに越したことはありません。

冷蔵庫は決して安い買い物ではないので、できるだけ修理をして長く使い続けましょう。

回収業者に依頼する際は相見積もりをする

回収業者によって費用は大きく異なります。

そのため、相見積もりを行って、一番安い業者に依頼しましょう。

1つの業者だけで決定してしまうと、相場よりも大きな費用を支払うことになる場合があるので注意してください。

下取りでもリサイクル料と収集運搬料はかかる

下取りでも、リサイクル料と収集運搬料はかかる点は留意しておきましょう。

掃除機や炊飯器のような小型家電の下取りとは異なり、冷蔵庫を処分するには費用がかかります。

とはいえ下取りで冷蔵庫を10,000円以上安く購入できれば、処分費用は実質無料になります。

冷蔵庫を持ち込みで処分するならどこ？

※指定引取場所検索はこちら

冷蔵庫は指定引取場所へ持ち込むとリサイクル料金のみの支払いで処分できます。

リサイクル料金は冷蔵庫のサイズとメーカーごとに異なるので、確認してみましょう。

ご自分で持ち込みをするときは郵便局で家電リサイクル券を購入する必要があります。

壊れた冷蔵庫を処分するときによくある疑問を解決！

壊れた冷蔵庫の処分でみんなが悩む疑問をまとめました。

これから処分しようと思っている方は、あとで後悔することがないように確認しておきましょう。

10年以上前の壊れた冷蔵庫は無料で回収してもらえる？

結論、10年以上前の壊れた冷蔵庫を無料で回収してもらうのは難しいでしょう。

リサイクルできる冷蔵庫であれば、買い取ってもらえますが、壊れていると再販するための修理が必要です。

ただし、10年以上前の冷蔵庫は最新機種に比べると売れづらいので、無料で回収しているサービスはほとんどありません。

壊れた冷蔵庫を処分するときは、リサイクル料金と収集運搬料金を支払います。

2024年3月28日10年以上使った家電は無料回収してもらえる？お得な処分方法を7つ紹介

壊れた冷蔵庫ってヤマダ電機で処分できる？

ヤマダ電機で壊れた冷蔵庫を処分することは可能です。

冷蔵庫の大きさやメーカーごとにリサイクル料金が決められています。

商品を購入せず冷蔵庫の回収のみ依頼するときは、2,750円の追加費用がかかるので気をつけてください。

壊れた冷蔵庫を下取りしているお店は？

壊れた冷蔵庫を下取りしている家電量販店をまとめました。

製造から8年〜10年以上経過している冷蔵庫の下取りはリサイクル料金や収集運搬料がかかるお店もあります。

これから冷蔵庫を購入する方は、下取りを利用できるか確認するようにしましょう。

壊れた冷蔵庫は無料で回収してもらえる！実例を画像つきで紹介

このようにお悩みの方もいるでしょう。結論、壊れた冷蔵庫でも無料で回収してもらえることもあります。

メルカリでは壊れている冷蔵庫も出品することができます。実際に売れている品物も確認できました。

【ジャンク品　冷蔵庫】IRIS IRSD-9B-W WHITE ¥500(税込) 着払い

電源が入らなかったり、全く冷えなかったりする製品を売るのは困難ですが、冷えが悪かったり冷凍庫のみ壊れている場合、売れる可能性があります。

商品の説明
最近メルカリで購入しましたが、冷蔵庫があまり冷えません。冷凍庫は普通に使えます。引用：メルカリ

メルカリやジモティーのようなフリマサイトを利用する場合、ジャンク品であることを隠して出品するとトラブルに発展する恐れがあるので注意が必要です。

トラブルを未然に防ぐためにも、壊れた冷蔵庫を出品するときは必ず商品説明に壊れている箇所や動作状態を記載しておきましょう。

壊れた冷蔵庫の無料回収｜まとめ

冷蔵庫は壊れていると無料回収は難しいです。

ですが、お得に処分することはでき、場合によっては5000円以下で済む可能性もあります。

本記事で紹介した内容を参考に、自分に合った方法でお得に処分しましょう。

【壊れた冷蔵庫を処分する前に】環境局提供：家電リサイクル法対象品目ってなぁ〜に？