B・Iさん
Y・Tさん
退職の意志を出社せずに伝える方法として、まず考えるのは電話ではないでしょうか。
しかし電話は相手の顔が見えないこともあり「怒られたらどうしよう…」などと不安になることも多いです。
今回は退職の電話が怖いときに自分で取れる解決策や裏技をご紹介します。
最後まで読めば辞めたいのに辞められない人でも、退職する勇気が湧いてくるはずです。
退職の電話が怖いのは当たり前
退職の意志を電話で伝えるのは、社会人として基本的にはNGです。しかし病気やケガで出社できないときや精神的に限界で会社に行くのが怖いときなど、やむを得ない状況もあります。そのようなときは退職を電話で伝えても仕方がないです。
退職の電話するんだけどめっちゃ緊張する
特に電話とか非常識だからこそ怖い
引用:Twitter https://twitter.com/parumu410/status/1523855422578249728
あと数時間でマネージャーに退職の電話する。 本当怖い、、笑 何言うかちゃんと考えてない 一応そのマネージャーとは7年の付き合いだからまだ安心だけどやっぱり緊張する
引用元:Twitter https://twitter.com/chocobanana410/status/1434224384479170560
退職の電話は「非常識に思われる」「何を伝えたらいいかわからない」「何を言われるか不安」など、いろいろ悩んだり緊張したりしてしまいます。つまり退職の電話が怖いのは当たり前なのです。
退職の電話が怖いと感じる理由3選
退職の電話が怖いと感じる理由は人それぞれです。その中でも特に多い理由を3つご紹介します。
電話で退職を伝えるときは、上司に怒られたり退職の意志を受け取ってもらえなかったりするかもしれません。また退職が周囲にバレて、職場で退職日まで気まずい思いをしながら過ごす可能性もあります。
理由①上司に怒られそうだから
「上司に怒られそう」というのは、誰もが一番に考えることでしょう。会社に退職を伝えるときは、まず直属の上司に伝えることがマナーです。しかし普段から上司が怒りっぽかったり気難しかったりすると、話すのが怖くなってしまうのは当たり前ですよね。
しかし直接であれ電話であれ、会社を辞めるのであれば退職を伝えるしかありません。「怒られたらどうしよう」ではなく、電話で退職を伝えたら怒られることを前提に電話をしてみましょう。あらかじめ怒られることを覚悟しておけば、気持ちが楽になるはずです。
理由②電話しても結局出社してくれと言わそう
退職の電話が怖い理由の2つ目はせっかく電話で伝えたのに、結局出社して欲しいと言われてしまいそうだからです。
上司が出社して欲しいというのには「電話で退職を伝えるなんて非常識だ」や「まだ会社にいて欲しいから引き止めたい」という気持ちがあります。また「なぜ電話で伝えたのか」気になっているはずです。
いずれにしても正社員は、原則退職の意志を伝えてから2週間経たなければ退職できません。上司が「納得してくれない」のなら、出社して退職の理由を説明するようにしましょう。
理由③退職を伝えた後、社内からの視線が怖い
退職を伝えた後のことを心配して、電話で伝えるのが怖いという人もいます。退職を伝える方法に関わらず退職することがわかると、なんとなく周囲の態度がよそよそしくなったり冷たくなったりというのはよくあることです。また電話で伝えたことまで知れ渡ってしまうと「非常識」「マナーがない」と思われて、ますます職場に居づらくなってしまうかもしれません。
しかしどんなに周囲から冷たい目で見られたとしても、その辛さからは退職日で解放されます。退職後の日々に希望を持って、乗り切るようにしましょう。
退職の電話が怖い時に自分で取れる解決策3選
退職の電話が怖いときに自分で取れる解決策は、以下のようなものがあります。
退職の意志を直属の上司に直接伝えないことはマナー違反ですが、法律違反ではありません。要は「退職の意志を伝えること」が大切です。もし「対面は無理!」「電話も勇気がない」というときは、郵送やメール、LINEといった手段を使って伝えても問題ありません。
解決策①自分にはもう関係ないと割り切って電話する
「自分にはもう関係ない」と割り切ると、電話の怖さが軽減されるかもしれません。電話を怖いと思うのは、上司の機嫌をうかがったり、実際に起こるかわからないことをあれこれ心配したりするからです。
- もう二度と会わないつもりで本音をぶちまけてやる!
- 電話で退職を伝えて何が悪い!
- 退職日まで有給使ってやろう
- 電話で伝えないといけなくなったのは会社のせいだ
強気な気持ちでのぞめば、言いたいことが言えてスッキリするはずです。もしかすると心配していたことは何も起こらず、すんなり退職を受け入れてもらえるかもしれませんよ。
ちゃんと電話で伝えられたら、辛いことを乗り越えた自分を褒めてあげてください。
解決策②退職届を郵送で送る
退職届を郵送するのも一つの解決策です。退職届を郵送した場合、会社が受け取った日が退職を受理した日になります。
オルサポスタッフ
内容証明郵便は普通郵便と違い、以下のことを郵便局が証明してくれます。
- 退職届を送付した日付
- 退職届の内容
- 退職届を確実に会社に届けた事実
内容証明郵便で送ると、郵便局が「会社に確実に届けた」ことを証明してくれます。そのため会社は「受け取っていない」と嘘をつくことができず、退職を認めるしかなくなるのです。
ただし郵送は届くまでに1~2日ほど時間がかかります。それを見越して、会社に退職届が届く2週間後以降に退職日を設定しておきましょう。
解決策③メールやLINEで退職の意志を伝える
退職届を内容証明郵便で送れば、会社は退職を受理せざるを得ません。しかしいきなり退職届を郵送するのは気が引ける、と感じる人もいるのではないでしょうか。
そのようなときはメールやLINEで退職を伝えるのもアリです。メールや電話は上司に直接会ったり話したりせずに退職を伝えられるので、緊張や怖いと思う気持ちを軽減できるのがメリットです。しかし文章の内容や書き方によっては、誤解される恐れがあります。
メールやLINEで退職の意志を伝えるときは、以下のことに気をつけましょう。
- 文章はなるべく簡潔にする
- 退職希望日・退職理由を必ず入れる
- 必ず感謝の言葉を添える
お疲れさまです。◯◯です。
突然ではございますが、一身上の都合により〇月末で退職したいと考えております。
△△さん(上司の名前)には、入社当時からご指導いただき、誠に感謝しております。
本来ならば直接お伝えすべきところですが、このような形でのご連絡になり大変申し訳ございません。
退職日までは、しっかり業務・引き継ぎをいたしますのでよろしくお願いいたします。
【裏技】退職の電話が怖いなら退職代行を利用しよう
退職代行は「依頼者に代わって、退職の手続きを請け負うサービス」のことです。退職代行に依頼すれば自分で上司に退職の意志を伝えなくても、スムーズに退職することができます。また有給取得や未払残業代などの交渉をしてくれるので、依頼者の希望に沿った退職をすることが可能です。
退職代行に依頼するメリット
- 上司に会わずに退職できる
- 会社に行かずに退職できる
- 即日退職可能
- 有給や未払残業代の交渉ができる
- 退職書類が受け取れる
退職の電話も必要無し!即日で辞める事も可能
退職代行に依頼すれば、退職の意志を自分で伝えずに、即日退職することが可能です。というのも、退職代行はあなたの「即日退職の希望」を会社に伝えてくれるからです。
ただし退職代行は運営元によって「弁護士」「労働組合」「民間企業」の3つに分かれており、民間企業の退職代行に退職に関する交渉は認められていません。そのため「即日退職を認めない」と会社に拒否された場合に交渉することができず、即日退職ができない危険があります。
「確実に即日退職したい」という人は、交渉のできる弁護士か労働組合が運営している退職代行を選んでください。
退職代行を利用して会社を辞めるまでの流れ
以上で退職完了です。
退職の旨を電話で切り出す方法
退職の旨を電話で切り出すポイントは3つあります。
以上を備えた文例は以下のようになります。
〇〇部長、お疲れ様です。
△△です。ただいまお時間よろしいでしょうか。
急なご連絡となり誠に申し訳ございませんが、一身上の都合で退職させていただきたく存じます。体調不良が続き医師に相談したところ、うつ病と診断され、治療に専念するように言われました。本来であれば直接お伝えすべきところを、体調不良で出社が難しくお電話という形になってしまい大変申し訳ございません。
退職の電話をしてスムーズに会社を辞めるコツ5選
電話でスムーズに退職するには、ただ退職の意志を伝えるだけでは難しいです。
- 始業前か就業後に電話をする
- 直属の上司に電話で退職を伝える
- 退職の電話を録音しておく
- 電話での連絡となる事を謝罪する
- 退職理由は「一身上の都合」
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しっかりコツを掴んで、トラブルのない退職を目指しましょう。
①始業前か就業後に電話をする
電話で退職を伝える時間帯は、比較的落ち着いている始業前か就業後を狙いましょう。電話で退職を伝えるときは、時間の配慮が不可欠です。電話で話すとなると、どうしても相手の時間を奪ってしまうことになります。
- 就業中…業務で忙しい
- 昼休み…上司の休憩時間を奪ってしまう
忙しい時間帯にかけると、怒られたり話しをまともに受け取ってもらえなかったりするかもしれません。また昼休みは仕事の合間の貴重な休憩時間なので、深刻な話をするのは失礼にあたります。相手の機嫌を損ねると、退職を認めてもらえない可能性も高まるので注意が必要です。
さらにシフト制の職業の場合はシフトを確認しておき、必ず上司が出勤している日に電話しましょう。上司が不在だからといって、他の人に伝言を頼むのは絶対にNGです。
②直属の上司に電話で退職を伝える
直接や電話、メールなど伝える手段に関係なく、退職を伝えるのは直接の上司になります。上司が忙しくない時間を狙うのはもちろんですが、上司のいる日を確認しておくことも重要です。
もし上司が不在の時に電話をすると、きっと上司は「なんだろう?」と思って折り返しをしてくるはずです。自分から連絡したときは「退職を伝える覚悟」ができていても、予期せぬタイミングで会社から電話がかかってくると、パニックになってしまって退職を言い出せなくなるかもしれません。
また電話を取った人が用件を聞いてくるかもしれませんが「またこちらからかけ直します」と言って、くれぐれも用件は伝えないようにしてください。用件を伝えると、上司よりも他の人が早く退職のことを知ってしまうことになります。「退職を伝えるのは直属の上司」です。ないがしろにされると、上司はいい気分ではありませんよね。
③退職の電話を録音しておく
退職の電話をするときは、録音をしておくと「退職の意志表示をした」証拠になります。もちろん口頭でも、退職の意志を伝えることは法律上有効です。しかし口頭で伝えただけだと、後になって「言った・言わない」のトラブルになってしまう可能性があります。
また電話で退職の意志を伝えたときは、後から必ず退職届を提出するようにしましょう。先にも述べましたが、「退職届を受け取ってもらう=退職を受理してもらう」です。録音と退職届の両方で退職を承諾してもらた証拠を揃えておくと、確実です。
さらに電話の録音は、上司に恫喝されたときはパワハラなどの証拠にもなります。退職後に上司や会社相手に損害賠償請求を考えている人は、必ず残しておきましょう。
④電話での連絡となる事を謝罪する
繰り返しになりますが、電話で退職を伝えることはマナー違反です。どんな事情があっても、電話での連絡となってしまったことは謝罪するようにしましょう。
嫌な相手に謝罪するのは不本意だと感じる人も少なくないでしょう。しかし上司も人間です。謝罪や感謝の気持ちを述べられて、嫌な気持ちになる人はあまりいません。もし謝罪が苦手な場合は代わりに「お話を聞いてくださってありがとうございます」など、感謝の言葉を伝えましょう。謙虚な姿勢を言葉で示せば、どんなに普段怖い上司の態度も少しは柔らかくなるはずです。
⑤退職理由は「一身上の都合」
退職理由はどんな理由であっても「一身上の都合」と伝えましょう。一身上の都合とは、病気やケガ、引っ越し、結婚など自己都合での退職の全てを含みます。
電話で退職を伝えるときはどうにか上司に納得してもらおうと、退職理由を詳しく話してしまいがちです。ただし退職理由を詳しく説明すると、その改善策を提案されて退職できない状況に持ち込まれる可能性があります。
退職理由 | 引き止める条件 |
---|---|
仕事内容が合わない・人間関係が悪い | 部署異動を検討する |
給料が低い | 給料UPを検討する |
休みがない | 労働環境の改善を検討する |
もちろん会社側の努力によって「退職したい理由」が解消されるのなら、それに越したことはありません。しかしあなたが「辞めたいけど、電話で伝えるのも怖い」と追い込まれるまで放置していた会社が、今更状況の改善に動いてくれるでしょうか。きっと口先だけで、待てど暮らせど何も変わらないに違いありません。
退職理由は大まかに伝え、会社に付け入る隙を与えないことが大切です。
【まとめ】退職の電話が怖い理由を解説!
退職は直属の上司に直接伝えるのがマナーです。しかし状況によっては、電話で伝えなければいけないときもあるでしょう。会社に退職の電話をするのは「上司に怒られるかも」「出社しろと言われたら…」「社内での視線に耐えらない」など、様々な怖いと感じる理由があります。
怖くてどうしようもないときは退職代行に頼ってください。退職代行なら会社に行かずに上司に会うこともなく、スムーズに退職することができます。