退職時に有給消化がいらない場合の対処法|辞める前に消費しないといけない?

退職時に有給消化がいらない場合の対処法|辞める前に消費しないといけない?

退職希望のB・IさんB・Iさん

退職するけど、有給休暇はいらない!

退職希望のA・KさんA・Kさん

有給休暇って断ってもいいの?

すでに転職先が決まっている場合、有給休暇で退職日が延期すると都合が悪くなることもありますよね。

退職を申し出た方のなかには、上司から「有給休暇はすべて消化してほしい」と言われて困っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、有給休暇を消化したくない方のために「有給休暇がいらない場合の対処方法」や「有給休暇が残っていても退職可能か?」について解説します。

有給を消化する際の注意点もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

要注意

アルバイトを辞めるか悩んでいる人は、バックれるのだけは絶対に止めてください。
懲戒解雇や損害賠償をされてしまった事例が数多く存在します。

アルバイトも正社員と同様に雇い主と雇用契約を結んでいる立派な従業員です。
アルバイトで人生を棒に振らないためにも、退職する時にはどんな形であれ退職の意思は必ず伝えるようにしましょう。

この記事でわかること
  • 有給休暇が残ったままでも退職可能!
  • 法律的には何の問題もないから安心していい!
  • どうしても消化を求められる場合、有給の買取も検討しよう!
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目次

【結論】有給休暇が残ったままでも退職は可能

【結論】有給休暇が残ったままでも退職は可能

退職希望のB・IさんB・Iさん

サッサと退職したい!

これから退職する方のなかには、「有給休暇はいらないからスグに退職したい!」という方も多いのではないでしょうか?

結論、有給休暇は残したままでも退職可能です。

これからその理由やポイントについて解説していきます。

有給休暇が残して退職する際の理由やポイント
  • 法律上は消化せずに辞めても問題なし
  • 会社側から退職前に有給を消化しきる様に求められる場合も

法律上は消化せずに辞めても問題なし

有給休暇を消化せずに辞めたとしても問題ありません。
法律的な縛りはないため、無理して消化する必要はないのです。

逆に、無理に消化しようとすると就業規則に違反する可能性があるため注意が必要です。

転職先に入社しておきながらまだ退職日を迎えていない場合、就業規則によっては「二重就労禁止規定」に抵触する可能性があります。

すでに転職先が確定している方は、二重就労にならないようにしましょう。

退職希望のB・IさんB・Iさん

ムリに消化しなくてもいいんだね!

会社側から退職前に有給を消化しきる様に求められる場合も

先ほどお伝えした通り、有給休暇を消化せずに退職するのは法律的に問題ありませんが、実際にはうまくいかないこともあります。

なぜなら会社に問題が発生するケースがあるからです。

有給休暇の消化率が悪い場合、労働働基準監査署や外部の監査法人から会社に指導が入ることもあるため、上司が消化を求めてくることもあるでしょう。

その場合、まずは有給休暇を消化したくない理由をしっかり伝えましょう。

「入社日とかぶると問題がある」などの納得できる理由があれば、スムーズに退職させてもらえるかもしれません。

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退職時、有給消化がいらない場合の対処法

退職時、有給消化がいらない場合の対処法

これから退職する方のなかには、「有給がいらない場合、どうすれば?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

退職代行オールサポートスタッフオルサポスタッフ

今スグ実行できる対処方法をご紹介します。
退職時、有給消化がいらない場合の対処法
  • 有給を買い取ってもらえないか相談する
  • 可能な範囲で有給を消化する
  • 退職日がまだ先であれば少しづつ消化していく

有給を買い取ってもらえないか相談する

どうしても休みがいらない場合、有給休暇の買取を相談してみましょう。
有給休暇の買取とは文字どおり、「企業が雇用している労働者の保有する有給休暇を買い取ること」です。

買い取ってもらえる場合、“有給休暇の日数”に見合った賃金分を支払ってもらえます。
有給休暇買取は原則として法律違反ですが、以下のように例外として認められるケースもあります。

  • 退職時に有給休暇が残っているケース
  • 会社側の独自規定による休暇のケース
  • 時効により失効するケース

退職時は例外として認められるので安心してください。
ほかにも、「会社規定の特別休暇」や「取得日から2年経過したケース」は例外となります。

いずれにしても有給休暇を買取してもらえる可能性はあるため、まずは上司に相談してみるのがオススメです。

退職希望のA・KさんA・Kさん

買取でプラスでお金が入ってきたら嬉しい!

可能な範囲で有給を消化する

会社側から有給休暇の消化を求められた場合、“一部だけ消化する”のも手です。

会社にとっての大きな問題は有給休暇の消化率が低すぎて調査が入ることなので、「すべて消化することは難しいですが、◯◯日間の消化は可能です」と伝えてみるのもいいでしょう。

そこまで消化率が下がらないとわかれば、会社側も一部の消化で認めてくれるかもしれません。

退職日がまだ先であれば少しづつ消化していく

会社側が有給休暇の消化を見逃してくれない場合、そのまま受け入れてしまうのも手です。

「転職先の入社日と被らない」「退職日がまだ先」なのであれば、少しずつ消化していけばとくに問題はありません。

休むのが不安な方は、「まだ人生は長い」と気長に捉えて、方針の見直しや新しいスキルアップについて考えてみるのもいいでしょう。

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退職時でも有給の消化は出来る!

退職時でも有給の消化は出来る!

ここまでは有給休暇を消化したくない方向けに解説しました。

しかし、これから退職する方のなかには「むしろ有給休暇を消化したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?

退職代行オールサポートスタッフオルサポスタッフ

退職時の有給消化について解説します。
退職時でも有給の消化は出来る!
  • 有給は労働者の権利だから
  • 有給消化中に給料日がきた場合について

有給は労働者の権利だから

有給休暇はすべて消化してから退職できます。
労働者の権利なので消化できないことはありません。

もちろん、「入社日から6か月経過」「全労働日の8割以上出勤」といった最低条件を満たしていない場合は消化できませんが、それらを満たしていれば問題なく消化可能です。

「みんな有給とってないからなぁ…」と周りに気を遣う必要はありません。

会社によっては暗黙の了解で有給休暇が取りづらい雰囲気がただよっていることもありますが、法律的には否定される筋合いはないのです。

退職希望のB・IさんB・Iさん

堂々と有給消化していいんだね!

有給消化中に給料日がきた場合について

有給休暇を消化している途中でボーナス支給日がきた場合、そのまま支給されるのが基本です。
支給されたらお小遣いとしてありがたく受け取りましょう。

ただし、ボーナスの支給に法律的な縛りはありません。
会社の就業規則によって変わってくるため、就業規則はよく確認しておくのがオススメです。

ちなみに、有給休暇中は業務をしていないため、ボーナスは通常よりも下がる可能性があります。
前回たくさん支給されたからといって今回も多くもらえるとは限らないので注意が必要です。

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退職時に有給を消化する際の注意点

退職時に有給を消化する際の注意点

これから退職する方のなかには、「有給の消化って何に気をつけたらいいのだろうか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

退職代行オールサポートスタッフオルサポスタッフ

有給を消化する際の注意点をご紹介します。
退職時に有給を消化する際の注意点
  • 注意点①退職前に有給日数の計算をする
  • 注意点②退職日を会社と話し合い調整する

注意点①退職前に有給日数の計算をする

有給休暇の日数は正しく計算しましょう。

自動で有給休暇を割り出してくれる会社もあるかもしれませんが、もしかすると人事の計算がミスしている可能性もあるため、自身でも計算するのがオススメです。

週5以上で働く会社員の場合、有給休暇の付与日数は以下のとおりです。

継続勤務日数 付与日数
6ヶ月 10日
1年6ヶ月 11日
2年6ヶ月 12日
3年6ヶ月 13日
4年6ヶ月 16日
5年6ヶ月 18日
6年6ヶ月 20日

まずはあなたの”入社日”を調べましょう
初めて有給休暇が付与されるのは、「入社日から6ヶ月後」です。

そこから1年経過するごとに付与日数が1日〜2日ずつ増えていきます。

先ほどもお伝えしたとおり、有給休暇の付与条件として「全労働日の8割以上出勤」が必要になってくるのでここもよく確認しておきましょう。

退職希望のA・KさんA・Kさん

計算ミスで有給日数が減らされてたらイヤだよね!

注意点②退職日を会社と話し合い調整する

退職直前に揉め事を起こさないためにも、退職日は会社と話し合って決めましょう。

「有給休暇の消化」という観点で言えば、パターンは大きく2通りあります。

  • 有給休暇をまとめて取る
  • 有給休暇をこまめに取る

引き継ぎがある会社員の場合、「引き継ぎの期間+有給休暇の期間」とそれぞれまとめて確保するパターンもありますが、それにこだわる必要はありません。

自身のスケジュールにあった有給休暇の取り方をするといいでしょう。

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退職時の有給消化についてよくある質問

退職時の有給消化についてよくある質問

これから有給休暇を消化する方のなかには、「他に知っておくべきことはないだろうか?」と考えている方も多いのではないでしょうか?

退職代行オールサポートスタッフオルサポスタッフ

退職時の有休消化についてのよくる質問をご紹介します。
退職時の有給消化についてよくある質問
  • 退職時の有給消化は最大で40日?
  • 退職時に有給消化は出来ないと言われたら?
  • 自己都合で退職する場合も有給は消化できる?

退職時の有給消化は最大で40日?

退職時の有給消化は最大40日です
6年半勤務を継続した場合、1年に20日の有給休暇が付与されます。

それをまるごと翌年に繰り越せば、「20日+20日=40日」という計算です。
有給休暇は2年で失効するため、2年以上持ち越しても40日以上にはなりません。

6年半以上有給休暇を消化してこなかった方は最大40日を有給休暇として消化できるので、堂々と申請して休みましょう。

ちなみに、今お伝えしたのはあくまで法律上の最低ラインです。
就業規則でプラスになるような規定がある場合、さらに追加して40日以上有給休暇を消化できるケースもあります。

退職希望のB・IさんB・Iさん

今まで一回も有給とってないから40日イケるかも!

退職時に有給消化は出来ないと言われたら?

会社側が有給休暇の消化を拒否することは”違法”です。
「退職まで有給は消化できない」と言われた場合、法律的に問題があるため、上司以外の社員に相談してみましょう。

直属の上司に細かい法律の知識がないケースもあるため、拒否されたとしても動じることはありません。
それこそ、法務管理などの部署であれば法律に明るい人たちばかりなので、相談すれば力になってくれるかもしれません。

また、労働組合に加入していれば、そちらに相談するのも有効です。
労働組合が担当部署に直接掛け合ってくれれば、社内のとっつきにくい問題を解決してくれるかもしれません。

退職代行オールサポートスタッフオルサポスタッフ

消化できないと言われたら強気でいきましょう!

自己都合で退職する場合も有給は消化できる?

退職理由が自己都合であっても、有給休暇は消化可能です。
法律による定めがあるため問題ありません。

労働基準法第39条には、以下の記載があります。

第三十九条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。

引用:e-GOV法令検索

自己都合、会社都合のいずれであっても有給休暇は消化可能です。

ただし、これまで何度もお伝えしたように「入社日から6ヶ月の継続勤務」「全労働日の8割以上出勤」の条件は満たしている必要があります。

有給休暇は2年で失効するため、”失効分の日数”も踏まえて計算しましょう。

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【まとめ】退職時に有給消化がいらない場合について|辞める前に消費しないといけないのか?

【まとめ】退職時に有給消化がいらない場合について|辞める前に消費しないといけないのか?

いかがでしたか?
今回は、退職したいが有給休暇を消化したくない方のために「有給休暇がいらない場合の対処方法」や「有給休暇が残っていても退職可能か?」について解説しました。

それでは今回のまとめです。

【まとめ】退職時に有給消化がいらない場合について|辞める前に消費しないといけないのか?
  • 有給休暇が残ったままでも退職はできる!
  • 法律的には問題がないから無理して消化する必要はない!
  • どうしても消化を求められる場合、有給の買取も検討しよう!

有給休暇をしたくない方がいる一方で、「有給を消化をしたいけど認めてもらえない!」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

有給を認めてくれないタチの悪い会社に勤務している方には、ズバリ退職代行がおすすめです。
代行のプロが、あなたの代わりに「有給休暇の交渉」をしてくれます。

有給休暇を取って退職したい方はぜひ検討してみてください。
退職代行のメリットは以下のとおりです。

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  • 1「退職日」「有給休暇」の交渉をしてくれる
  • 2退職の諸々の手続きを代行してくれる
  • 3LINEで気軽に相談できる

退職代行は面倒ごとを丸投げできるのがイチバンの魅力です。

「これからの退職をスムーズにすませたい」という方は、ぜひ各業者の公式サイトをチェックしてみてください。

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