育休明けに退職する場合の注意点や伝えるタイミングを徹底解説！

育休明けに職場復帰をしたとして、「仕事と育児を両立できるんだろうか？」と不安になりますよね。

休みをとって育児を体験してみると想像以上に大変で、そのまま退職することを検討しはじめた方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、育休明けに仕事を辞めたい方に向けて「育休明けに退職する際の注意点」や「伝えるタイミング」を解説します。

神経質な方が知っておくべき”ストレスなく退職できる方法”もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

【結論】育休明けに退職することは可能！

育休明けに退職しようとしている方のなかには、「法律的に問題ないのだろうか？」と心配している方も多いのではないでしょうか？

結論、育休明けに退職することは可能です。

その理由やポイントをこれから解説します。

育休明けに退職することは法律的に問題なし

育休明けに退職することは法律的に問題ありません。

「育休後に退職してはならない」といった定めはありませんし、仕事と家庭のどちらを優先するかは個人の自由です。

また、育児はやってみてから”その大変さ”に気づくことも多いため、育休を取得してから気が変わることはよくあることです。

実際のところ、育休明けに退職する女性は「全体の約10%」いることがわかっています。
平成30年度の雇用均等基本調査によると、育休後の復職者と退職者の割合は以下のとおりです。

	復職者	退職者
平成24年度	89.8%	10.2%
平成27年度	92.8%	7.2%
平成30年度	89.5%	10.5%

参考元：雇用均等基本調査

上記によると、約10%の女性が育休後に退職していることがわかります。

あなたと同じように育休明けの退職で悩んでいる方は、たくさんいるので安心してください。

育休明けの退職は伝え方に気を付ける必要あり

育休明けで退職する場合、伝え方には注意しましょう。
なぜなら、会社側は”職場復帰を前提”に考えているからです。

「人員確保のペース」も「仕事のスケジュール」もあなたが復帰することを前提に方針が組まれているので、会社に迷惑をかけないように退職の旨を伝えてみてください。

育休明けの退職の伝え方のポイントは以下の通りです。

育休後の退職となると、いずれにしても上司から嫌な顔をされてしまうかもしれませんが、会社のためにも早めに余裕をもって伝えるのがオススメです。

保育園・幼稚園の入園にも影響する可能性がある

育休後に退職する場合、保育園・幼稚園の入園の内定が取り消されるリスクがあります。
なぜなら、退職することが入園の減点対象になりうるからです。

入園は優先度の高い順に決められており、さまざまな指標があります。
それらの指標の1つに「就労」があり、会社員を辞めると減点対象になる可能性があります。

入園については自治体によって規定が異なるので、お住まいの自治体の規定を必ず確認しましょう。

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育休明けに退職する方法｜伝え方・タイミング・退職理由

育休明けに退職する方のなかには、「トラブルを避けて円満に退社したい！」という方も多いのではないでしょうか？

育休明けに退職を伝える方法【円満退社】

育休明けに退職の旨を伝える場合、まずは直属の上司にアポを取りましょう。

「今後のことでお話があります。 お時間をいただけますでしょうか？」と伝え、時間をとって口頭で退職を希望しましょう。

電話やメールでも伝えられないことはありませんが、直接伝えるのがマナーです。

育休明けに退職する際におすすめなタイミング

お金で得をしたい方には、育休明けに退職を申し出るのがオススメです。
なぜなら、育児休業給付金が最後までキッチリもらえるからです。

逆に、育休中に退職を申し出た場合、その時点で育児休業給付金の支給は終了し、社会保険料の免除もなくなります。

会社側からすると迷惑な話かもしれませんが、「お金はもらえるだけもらって退職したい！」という方は育休明けに伝えるのがベストでしょう。

育休明けに退職する際におすすめな退職理由

育休明けに退職する際は「一身上の都合により退職します」で十分です。
基本的には退職時に理由を述べる必要はありません。

とはいえ、退職する方のなかには「会社に迷惑をかけておいて、理由を述べないのはどうなんだろう？」と考えている方も多いでしょう。

そんな方は、「育児に専念するため」「仕事との両立が難しいと感じたため」と具体的に理由を伝えるのもアリだと思います。

育児が想像以上に大変だったことが伝われば、上司も納得しやすいです。

自分で伝えにくい場合は退職代行に依頼しよう

これから退職する方のなかには、「上司に退職を言い出しづらい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか？

そんな方には、退職代行の利用がオススメです。
退職代行を使えば、プロが代わりに上司に退職の旨を伝えてくれるので、気持ち的にラクです。

また、退職代行のメリットは他にもあります。

退職代行は、退職時の独特な悩みをキレイに解決してくれます。

神経質すぎて上司に言い出せない方にこそ、使っていただきたいサービスです。

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育休明けの退職・転職は障壁が多い！一旦復帰も視野に入れる

育休明けに退職する方のなかには、「なぜこんなに障壁が多いのだろう？」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか？

育休明けの退職・転職が難しい理由

育休明けの退職が難しい理由は、以下のとおりです。

育休明けの退職が難しい理由は本当にさまざまです。

たとえば、会社に育児と仕事を両立している完璧な人がいれば、「あの人は頑張って両立しているのに、自分だけ退職していいのだろうか？」と思うこともあるでしょう。

また、育児の大変さを知らない人からすると、「給付金だけもらって逃げた」ように見えるため、これも退職しづらい雰囲気を作る原因となります。

育休明けの退職・転職も不可能ではない！

育休明けの退職に一定の難しさはありますが、不可能ではありません。

これまでお伝えした通り、育休明けの退職に関して法律的な縛りはないですし、育児を体験してみて大変さに気づいたのであれば、それは仕方のないことです。

大切なのは、「職場復帰するのが当然」といった雰囲気に飲まれずに、勇気を出して退職を伝えられるかどうかです。

この決断はお子さんの将来にも大きく影響を与えるため、ぜひ慎重に検討してみてください。

育休明けの退職・転職の前にキャリアの棚卸がおすすめ

育休明けに転職をしようと考えている方のなかには、「どんな仕事なら育児と両立できるのだろう？」と悩んでいる方も多いことでしょう。

そんな方には、キャリアの棚卸しがオススメです。
これまで携わってきた仕事をすべて書き出し、整理してみましょう。

仕事の経験、実績、強み、価値観などが「ベストな転職先」を決めるヒントになります。

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育休明けの退職に関するよくある質問

育休明けに退職する方のなかには、「他に知っておくべきことはなんだろうか？」と考えている方も多いのではないでしょうか？

育休明けの1ヵ月で退職することは可能？

育休明けの1ヶ月後でも、退職可能です。
法律的には、雇用期間の設定がない正社員であれば、2週間前に申告すれば退職ができるようになっています。

とくに問題なく退職できるので安心してください。

育休明けに退職する場合いつ言うのがベスト？

育休明けに退職する場合、できるだけ早めに伝えましょう。

通常の退職ケースとおなじで、引き継ぎや人員補充との兼ね合いもあるため、期間に余裕を持って伝えるのがマナーです。

育休明けに退職するのはずるいと思われる？

育休明けの退職がズルいと思われる可能性はあります。
なぜなら、先ほどもお伝えしたように、育児の大変さに理解がない人もいるからです。

育児を経験したことがない人からすれば、「あの人は給付金をもらって逃げた」と思う方もいるかもしれません。

また、育児を経験したことのある人でも「自分は退職せずに乗り越えたのに、あの人は逃げている」と思う人もいるでしょう。

いずれにしても、育休明けの退職をよく思わない人は一定数いるため、ある程度マイナスに思われることは想定しておくのがオススメです。

育休明けから3ヶ月で退職するのは迷惑じゃない？

迷惑かどうかは、会社側がどれくらいの労働期間を見込んでいるかによって変わります。

もし育休明け後の労働期間を2年〜3年で見ていたところを3ヶ月で退職してしまったら、人員補充のペースが狂ってしまうので大変でしょう。

しかし、その点で言えばどの社員も同じことなので、あなたにかぎった問題ではありません。
育休明け3ヶ月であればむしろ余裕がある方だと思うので、堂々と退職しても良いかと思います。

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【まとめ】育休明けに退職する場合の注意点や伝えるタイミングを徹底解説！

いかがでしたか？
今回は、育休明けに仕事を辞めたい方に向けて「育休明けに退職する際の注意点」や「伝えるタイミング」を解説しました。

それでは今回のまとめです。

退職を伝えようとしている方のなかには、「会社に迷惑がかかるのに、退職なんて言い出しづらいなー」と悩んでいる方も多いでしょう。

そんなモヤモヤしている方には、退職代行の利用がオススメです。
自分から上司に伝える必要がなく、プロが代わりに退職の旨を伝達してくれます。

「なんて言ったらいいんだろう？」「嫌な顔されないかな？」といった悩みはすべて解決できます。
LINEで気軽に相談できる業者もあるので、退職で困っている方はぜひ検討してみてください。