A・Kさん
B・Iさん
「今すぐ辞めたい」と思っても、遠慮や伝える難しさがあってなかなか言い出せない人も多いのではないでしょうか?
退職を伝えるのは、どんな人でも精神的に負担を感じます。それを「今すぐ」伝えるのは、かなりハードルが高いですよね。
今回はパートを今すぐ辞めたい人へ向けて、退職の伝え方や辞める理由まで徹底的に解説します。
アルバイトを辞めるか悩んでいる人は、バックれるのだけは絶対に止めてください。
懲戒解雇や損害賠償をされてしまった事例が数多く存在します。
アルバイトも正社員と同様に雇い主と雇用契約を結んでいる立派な従業員です。
アルバイトで人生を棒に振らないためにも、退職する時にはどんな形であれ退職の意思は必ず伝えるようにしましょう。
- パートを今すぐ辞められる3つの条件
- パートを今すぐ辞めるのは法律上問題ない
- 辞めることを伝えるタイミングは休憩時間やパート終わりが最適!
- 始めたばかりのパートを辞める理由と具体例
- パートを辞めるのが気まずいなら、退職代行を利用しよう
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パートを今すぐ辞めることは出来るが条件がある!
結論から言うと、パートを今すぐ辞めることは可能です。しかしすぐに辞めるには、いずれかの条件をクリアする必要があります。
- パート先から合意を貰う必要がある
- パートを辞める理由がやむを得ない理由であること
- 契約の労働条件と実際が違う場合も即日パートを辞められる
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条件①パート先から合意を貰う必要がある
まず必須条件は、パート先の合意を得られることです。原則として雇用期間の制限のないパートの場合、退職を申し出てから2週間経たなければ退職することはできません。
しかしパート先に退職を了承してもらえれば、どんな理由であっても今すぐパートを辞めることができます。
条件②パートを辞める理由がやむを得ない理由であること
民法第628条には以下のように定められています。
民法第628条
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
パートを辞める理由が「やむを得ない理由」であれば今すぐに退職可能です。例えばやむを得ない理由には、以下のようなものがあります。
- 病気やケガで働くことができない
- 身内の介護や看護必要になった
- 妊娠・出産
- パワハラなど職場で嫌がらせを受けた
- 違法な長時間労働
- サービス残業
また雇用期間が決まっているパートの場合、1年以上同じパート先で働いていればいつでも退職することができます。
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条件③契約の労働条件と実際が違う場合も即日パートを辞められる
「面接で伝えられていた労働条件が違う」「契約書の内容と違う業務をさせられている」など、契約の労働条件と実際が異なる場合も、即日でパートを辞められます。
労働基準法第15条では「労働条件の明示」が定められています。
労働基準法第15条抜粋
使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。② 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。
パート先によっては「口頭で説明した」と言い張るかもしれません。しかしパートの場合以下の項目に関しては文書での交付が義務付けられています。
- 労働契約の期間
- 就業の場所、従事すべき業務
- 始業・終業時刻、残業の有無、休憩時間、休日、休暇等
- 賃金の決定・計算・支払の方法、賃金の締め切り・支払時期
- 退職について
- 昇給の有無
- 退職手当の有無
- 賞与の有無
つまり口頭で説明した業務内容は無効になるので、「契約の労働条件と実際が違う」といえます。
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パートを急に辞めるのは法律上OKなの?
通常は「退職を申し出て2週間経過後に退職」になります。しかし先に述べた通り「会社の合意」「やむを得ない理由」「契約の労働条件と実際が違う」といったとき、即日退職は法律上問題ありません。
そしてあともう一つ、退職を申し出て2週間の期間に有給休暇を使って「実質即日退職」する方法があります。有給休暇の取得は「労働者の権利」でパートにも認められており、2年間繰り越すことができます。
週間労働日 | 年間労働日 | 6か月 | 1年半 | 2年半 | 3年半 | 4年半 | 5年半 | 6年半 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4日 | 169~216日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 12日 | 13日 | 15日 |
3日 | 121~168日 | 5日 | 6日 | 6日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 |
2日 | 73~120日 | 3日 | 4日 | 4日 | 5日 | 6日 | 6日 | 7日 |
1日 | 48~72日 | 1日 | 2日 | 2日 | 2日 | 3日 | 3日 | 3日 |
例えば週4で1年半働いて一度も有給休暇を取らなかった場合、15日の有給休暇が取得可能です。退職を申し出た日から全ての有給休暇を消化すれば、「実質職実退職」が実現します。
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パートを今すぐ辞める時の伝え方
退職は誰でも言いづらいことです。「今すぐ辞める」なら、なおさらでしょう。パートを今すぐ辞めることを伝えるときは「伝える手段」と「伝えるタイミング」が大切です。
伝える手段:理想は直接
パートを「今すぐ辞める」を伝える理想の手段は、「パート先の上司に直接」です。
退職を伝える手段は法律による定めはないので、電話やメールで伝えても違法にはなりません。しかし顔の見えない状態や文章で伝えてしまうと意図が伝わりにくく、受け取り手に誤解を与えてしまう可能性があります。逆に直接伝えれば、退職の意志が強いことや感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
伝えるタイミング:休憩時間やパート終わり
次に大切なのは伝えるタイミングです。パート先の上司が忙しい時間に、退職を伝えるのは絶対にNGです。忙しいときに話しを切り出すと、「ちょっと待って」「また今度」と、真剣に向き合ってもらえない可能性があります。
「今すぐ辞める」を伝えるときは、比較的余裕のある休憩時間やパート終わりを狙うようにしましょう。
またパート終わりといっても、あまりに夜遅くや休日は避けるようにしてください。上司にもプライベートの時間があります。いくら責任者でも、退職なんて重たい話をくつろいでいるときに聞きたくないですよね。
パートを「今すぐ辞める」を伝えるときは、上司の都合を考えることが大切です。
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始めたばかりのパートを辞める際の理由【具体例付き】
パートを辞める理由は人によって様々です。ここでは特に始めたばかりのパートを辞める理由で代表的な5つをご紹介します。
- 家庭の事情
- 緊急性の要する体調不良
- 両親の介護をする必要がある
- 正社員として別の会社で働くことになった
- 遠くに引っ越しすることになった
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理由①家庭の事情
一言で家庭の事情と言っても様々なケースがあります。
- 子どもが習い事を始めたため送迎が必要になった
- 配偶者の勤務体系が変わり、パートの時間に家を空けられなくなった
- 家事との両立が難しく配偶者と喧嘩になった
家庭の事情は「やむを得ない理由」にあたるケースが多いので、素直に退職理由を伝えてみましょう。
実は家事とパートとの両立が難しく、夫と話し合いになり、収入の低い私のほうが仕事を辞めることになりました。誠に勝手ながら、本日づけで退職させていただけませんでしょうか?
また家庭の事情はプライベートに深く関わってくることなので、あまり詳細を伝えたくない場合もありますよね。
この度、家庭の事情でどうしてもパートを続けることができなくなりました。
大変ご迷惑をおかけしますが、本日づけで退職させていただけませんでしょうか?
しかし、これだけでは納得してくれない上司もいます。その場合は「詳細はプライベートなことですので、お伝えすることができません」「プライベートに関わるので…(お察しください)」とお断りするようにしましょう。
理由②緊急性の要する体調不良
パートを続けることに支障が出るような体調不良も「やむを得ない理由」になります。体調不良で退職するなら、そのまま退職理由を伝えましょう。
また体調不良の原因がパート先の業務や雰囲気だとすると、パート先は「従業員が安全で健康に業務できるように配慮する義務を怠った」ことを疑われる可能性があります。そのため「今すぐ辞めます」と伝えても、強く引き止めてくる可能性は低いです。
先日から体調不良でお休みをいただきありがとうございます。病院で検査したところ、一度治療に専念するように言われました。大変ご迷惑をおかけしますが、本日で退職させていただきたいと思います。
もし上司が疑り深い性格の人なら、あらかじめ病院に診断書を作成してもらっておきましょう。退職理由を伝える時、一緒に提出すると効果的です。
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理由③両親の介護をする必要がある
退職理由が「両親などの身内の介護」という人は、近頃大変多いです。特に40~50代の女性に急増しており、社会問題にもなっています。
介護は終わりがなく、体力的にも精神的にも辛いです。介護のためにパートが続けられないのは、当然といえるでしょう。
突然で申し訳ございませんが、本日で退職させていただきたいと思っております。実は病気の母が退院することになり、介護をすることになりました。退院までに介護の準備を整えなくてはならず、今後母の通院にも付き添わなくてはならないためパートを続けるのが難しいです。
理由④正社員として別の会社で働くことになった
「別の会社で正社員として働くこと」は前向きな理由なので、ストレートに伝えて問題ありません。また転職先の入社日が決まっている場合はパートを辞めるしかないので、引き止められることはほとんどありません。
お時間いただきありがとうございます。突然ですが、別の会社で正社員として働くことが決まりましたので、本日付けで退職させていただきたいです。○○店長には入った当初からお世話になり、大変感謝しております。ご迷惑おかけしますが、ご了承いただけませんでしょうか?
もし「入社日まで少しでもいいからシフトに入ってほしい」などと言われたら、無理のない範囲で対応するようにしましょう。
理由⑤遠くに引っ越しすることになった
遠くに引っ越しするとパート先に出勤できないので、やむを得ない理由になります。
突然のご報告になり申し訳ございません。夫が遠方へ転勤することになったため、退職させていただきたいです。移動日は2週間後なのですが、引っ越しの準備をほとんど1人でやらなければいけないため、本日付けでの退職を希望します。ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。
万が一移住先を聞かれても、個人情報なので答える必要はありません。
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今すぐパートを辞めたい方へ!退職の手順
今すぐ辞めたい人は、退職の手順をスムーズに行う必要があります。
- ①引き止められないような退職理由を考える
- ②パート先に退職したい旨を伝える
- ③有給が残っている場合は消化する
- ④制服などの貸与品を返却する
手順通りに引き止めを軽減できるだけでなく、パート先に迷惑をかけずに辞めることができるはずです。
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STEP①引き止められないような退職理由を考える
「始めたばかりのパートを辞める際の理由」でご紹介した退職理由は、そのまま伝えれば引き止められる可能性は限りなく低いです。
しかし「職場の空気が嫌」や「やりがいがない」、「給料が安い」など会社への不平不満が退職理由である場合、それを正直に言うのは辞めましょう。退職理由は何もかも本音で伝える必要はないです。退職理由に困ったときはなるべくポジティブな内容にしておくと、パート先からの印象も悪くなりません。
- 正社員になるために就職活動に専念したい
- 起業するための準備を始めたい
- 資格を取るために学校に通いたい
- ほかにやりたいことが見つかった
- 家業を継ぐことになった
ただしバレる可能性のある嘘をつくのは、注意が必要です。例えば「引っ越す」といって退職した後、街中でばったり出くわしたら気まずいですよね。
STEP②パート先に退職したい旨を伝える
パート先に退職したい旨を伝えるときは、店長などパート先の一番偉い人に伝えましょう。店長が休みだからと言って、誰かに伝言を頼むのは厳禁です。
また退職を伝えるときは「退職の相談」ではなく、「退職を報告する」つもりでのぞんでください。相談をしてしまうと、引き止められてしまう可能性があります。ポイントは「~~(退職理由)で、退職させていただきたいです」と言い切ることです。
STEP③有給が残っている場合は消化する
パートにも有給休暇はあります。自分の出勤日数から有給残日数を確認し、有給が残っているなら全て消化するようにしましょう。
有給休暇の取得は「労働者の権利」です。従業員が有給消化を申し出たら、雇い主は拒否することはできません。もし店長が「うちに有給なんてない!」と言ったとしても、そのような屁理屈は認められません。
STEP④制服などの貸与品を返却する
店長に退職することを了承してもらったら、制服など貸与品の返却方法を確認しましょう。遠方に引っ越す場合などは、郵送で返却できるか確認することも重要です。すぐに返せるものはその場で返却しても問題ありません。
貸与品の返却は遅くなると、「業務上横領」を疑われてしまう可能性があります。退職が完了したら、なるべく早く返却してください。
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パートを辞めるのが気まずい人は退職代行がおすすめ!
Y・Tさん
U・Aさん
パートを辞めることが言い出しにくい人、退職に自信がない人は、退職代行の利用がおすすめです。退職代行に依頼すれば、パート先に自分で連絡せずに即日退職することができます。依頼する退職代行にもよりますが、退職代行オールサポートの場合「依頼から最短10分でパート先に連絡」も可能です。
退職代行のメリット
- 即日退職可能
- 会社に行かずに退職できる
- 上司に会わずに退職できる
- 会社や上司と直接連絡しなくていい
- 退職手続きをほぼ丸投げできる
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パートを今すぐ辞める際によくある質問
最後にパートを今すぐ辞めるときのよくある質問にお答えします。
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パートを辞める場合、退職届はいりませんか?
雇用期間の定めがあるかどうかで変わってきます。
- 雇用期間の定めがある場合…退職届が必要
- 雇用期間の定めがない場合…退職届は不要
しかし退職届は「会社が退職を認めてくれた重要な証拠」になります。もし口頭で退職を伝えただけでは不安な場合は、提出しておけば安心です。
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【パートを今すぐ辞めたい方向け】伝え方から辞める理由まで徹底解説!まとめ
パートは今すぐ辞めることが可能です。辞める理由は、基本的に正直に伝えましょう。ただし会社への不平不満が辞める理由の場合は、本音を言うのを避けて「ポジティブな理由」に言い換えるようにしてください。
「退職が言い出しにくい」「引き止めが怖い」といった人には、退職代行が強い味方です。退職代行に依頼すれば退職の精神的負担から解放され、パートを「今すぐ」辞めることができます。
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