仕事を辞めるのは逃げ?判断基準と辞めたい時の対処法を徹底解説

仕事を辞めるのは逃げ?判断基準と辞めたい時の対処法を徹底解説

退職希望のA・Kさん

まだ入社して間もないけど、辞めたい

退職希望のB・Iさん

仕事が辛い。辞めたいけど逃げだと言われそう

「仕事を辞めたい」と悩んでいる方は多いかと思います。しかし「本当に自分の理由で辞めてもいいのか」というのは判断が難しいですよね。

辞めた後に「どんなにいい会社だったのか」気づいても、もう戻ることはできません。

今回は仕事から逃げ出したい方へ、辞めるべき判断基準や逃げたいときの対処法などを徹底解説していきます。辞めてから後悔したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

退職は逃げ?辞めたいときの対処法とは
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目次

結論:仕事を辞めるのは逃げではない!その理由を解説

結論:仕事を辞めるのは逃げではない!その理由を解説

結論からお伝えすると、仕事を辞めるのは逃げではありません。それには3つの理由があります。

仕事を辞めるのは逃げではない理由
  • 新卒の約3割は離職しており辞めるのは普通だから
  • 今の時代は転職しないと年収が上がりにくいから
  • 無理をすると心身に影響が出て社会復帰が大変になる
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仕事を辞めて違う会社に行くことは、いまどき珍しいことではありません。むしろ自己実現のためには、不可欠な行動です。

「簡単に辞めるのは逃げだ!」「甘えだ!」と言っている人たちのほうが時代に取り残され、キャリアアップや待遇を改善する機会を逃してしまっています。

理由①新卒の約3割は離職しており辞めるのは普通だから

令和4年10月に厚生労働省が発表したデータによると、平成31年3月に卒業した新規学卒就職者の3年以内の離職率は新規高卒就職者が35.9%、新規大学卒就職者が31.5%、実に新卒のうち3割以上の人が3年以内に会社を辞めていることがわかりました。

単純に言うと、新卒のうち3人に1人が何かしらの理由で退職していることになります。3割と聞いてもピンとこないかもしれませんが、自分の同期が3年以内には3人に1人辞めていると考えると、退職は意外と身近なものだということがわかりますよね。

業界や会社の規模によって離職率は大きく異なりますが、退職は決して珍しくはなく「人生を豊かにする行動として普通のこと」だと理解しておきましょう。

理由②今の時代は転職しないと年収が上がりにくいから

退職希望のA・Kさん

上司が私と変わらない給料で働いている

退職希望のB・Iさん

会社の業績が落ちている

会社や業界全体の業績が悪い場合や給与が上がりにくい仕組みの会社だった場合、どんなに頑張っても給料が上がらないことは目に見えています。

年収を上げるには、転職して違う会社で働くしかないです。しかし転職先は、どんな会社でもいいというわけではありません。

転職する会社は以下のことをポイントに選びましょう。

  • 年収ベースの高い業界・職種
  • 成長している業界
  • 今勤めている会社よりも規模が大きい会社
  • 自分の強みを活かせる会社

また転職先はちゃんと見つかるか心配な方もいらっしゃるかと思います。しかし現在転職業界は売り手市場なので、非常に転職しやすい状況です。

しっかりと自己分析を行い、業界を見極めて転職すれば今以上の年収アップが見込めます。

理由③無理をすると心身に影響が出て社会復帰が大変になる

退職希望のA・Kさん

毎日残業で疲れる

退職希望のB・Iさん

パワハラ上司との付き合いがしんどい

労働環境や職場の人間関係が悪い職場にいると、心身にストレスが溜まります。休日にうまくリフレッシュできれば、問題ありません。しかし蓄積されたストレスが解消し切れずに、いつか体調を崩してしまうかもしれません。

例えば「眠れない」「食欲がない」といった症状が2週間以上続いている場合は、適応障害やうつ病といった精神疾患の疑いがあります。「一時の体調不良だから」と放置せず、まずは心療内科を受診してみてください。

体調不良で心身を壊してから退職すると、治療にとても時間がかかります。また離職期間が長くなるほど、社会復帰も困難になるのです。

自分の人生を無駄にして尽くすほど、会社に価値はありません。心身を壊す前に転職を検討しましょう。

仕事を辞めることが逃げか判断する基準をご紹介

仕事を辞めることが逃げか判断する基準をご紹介

会社を辞めるのは逃げではない理由をご説明しましたが、やはり自分の辞めたい理由は「しょうもないのではないか」「逃げと思われるのは避けたい」と考えている方も多いことでしょう。

せめて逃げかどうか判断できる基準があれば、安心できますよね。

仕事を辞めることが逃げか判断する基準
  • 仕事のストレスが心身に影響しているか
  • 職場でパワハラやセクハラがあるか
  • 一時的な感情に任せて辞めようとしていないか
  • 入社して日が浅いのに辞めようとしていないか
  • 会社の経営が傾いていて将来性がない
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上記の5つが判断基準です。1つずつご紹介していきますので、ご自身の状況に当てはめてみてください。

判断基準①仕事のストレスが心身に影響しているか

仕事のストレスが心身に影響を及ぼしている場合は、すぐにでも仕事を辞めるべきです。ストレスを抱えながら無理に働き続けると、うつ病などの精神疾患を引き起こす可能性があります。

心身に以下のような症状が出ていませんか?

うつ病の兆候の例
  • 頭痛やめまい、肩こり
  • 吐き気
  • 腹痛
  • 動悸がする・息苦しい
  • 食欲がない
  • 休んでいるのに疲れが取れない
  • 眠れない
  • やる気がおきない
  • 何をしても楽しくない
  • 自分を責めてしまう
  • 突然涙が出てくる
  • イライラする
  • 不安になる
  • 消えてしまいたくなる

このような症状はストレスの原因から離れると、どんどんよくなります。反対にいつまでも同じ状況にいると、症状が重くなり日常生活すら難しくなることもあります。

会社にあなたの人生をダメにしてまで尽くす価値はありません。早く退職を検討しましょう。

判断基準②職場でパワハラやセクハラがあるか

心身に影響が出ることに関係ありますが、パワハラやセクハラがある場合も仕事を辞めるべきです。なぜならパワハラやセクハラは被害者が努力したところで、状況は改善できないからです。

パワハラやセクハラを受けると、心身ともストレスが蓄積されていきます。さらにパワハラやセクハラの被害は職場だけでなく、プライベートまで脅かされることになりかねません。

例えば、パワハラで心身にストレスが溜まっていくと、適応障害やうつ病といった精神障害のリスクがあります。精神障害は悪化すると、日常生活をまともに送れなくなるかもしれません。

またセクハラは加害者がエスカレートすると、ストーカーに豹変することもあります。物騒な事件に巻き込まれるのは回避したいですよね。

判断基準③一時的な感情に任せて辞めようとしていないか

退職希望のA・Kさん

上司に怒られた!もう辞めてやる!

退職希望のB・Iさん

月曜日ってなんだかだるい。会社辞めたいな

あなたの辞めたいという気持ちは、一時のものではありませんか?仕事は辞めてしまうと「やっぱり戻りたいです」といって戻れる可能性はほぼないです。

勢いで辞めてしまうと計画も貯金もなく、路頭に迷うかもしれません。辞めたいと思ったなら、自分に最低3つのことを問いかけてみましょう。

自分に問いかける3つのこと
  • 本当に辞めて後悔しないか
  • 他にやりたいことはあるか
  • 貯蓄はあるか

一つでも引っかかることがあったら、辞めたい気持ちはきっと現実的ではないです。「会社を辞めたい」はいったん保留にして、今の仕事を頑張りましょう。

判断基準④入社して日が浅いのに辞めようとしていないか

入社して日が浅いときは職場の雰囲気や人間関係に慣れていないため、ストレスを感じやすいです。しかし入社したばかりのころに感じる辛いことは、たいてい時間が解決してくれます。

「辞めたい」と思う気持ちは抑えて、職場に慣れる努力をしてみましょう。また入社してすぐに辞めてしまうと、3つのデメリットがあります。

  • 次の転職で不利になる
  • 辞めグセがつく
  • 失業保険を貰えない

在職期間が短いと転職希望先の採用担当者に「もしかしたら採用しても、すぐ辞めてしまうかも」と警戒されてしまい、転職で不利になります。

また一度すぐ辞めてしまうと退職を簡単なことに考えるようになり、辞めグセがつくかもしれません。

さらに会社にいた期間が短いと、失業保険の受給要件を満たせません。転職が厳しいうえに失業保険が貰えないと、生活が不安になりますよね。

判断基準⑤会社の経営が傾いていて将来性がない

退職希望のA・Kさん

優秀な人がどんどん辞めていっている

退職希望のB・Iさん

会社の業績が悪くて不安

会社の経営が傾いているときは、給料が貰えているうちに会社を辞めましょう。有能な人ほど業界や社内の情報に細かくアンテナを張り巡らしていて、他の社員が「倒産するかも」と気づく前に転職していきます。

会社の業績は世間の情勢によって浮き沈みするものなので、一時的な業績悪化は仕方ないです。しかし「まだ大丈夫」と見て見ぬふりをしているうちに、どんどん状況が悪化していきます。

倒産までのカウントダウン
  • 会社の恒例行事が中止になる
  • ボーナスが支給されなくなる
  • 各種手当の支給が廃止されていく
  • ノルマが厳しくなる
  • 給料が減額される
  • 給料の振込がたびたび遅れる

逃げ遅れると会社と共倒れになってしまいますよ。

仕事を辞めたくて逃げたい時の対処方法

仕事を辞めたくて逃げたい時の対処方法

仕事を「辞めたい」「逃げたい」と思ったとき、どうやって対処したらいいのでしょうか?いきなり辞めるのは怖いという人もいるはずです。

仕事を辞めたくて逃げたい時の対処方法
  • 逃げたい要因は改善できるかどうか考える
  • 一度休職して将来について考えてみる
  • しんどさが限界の時は退職する
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会社は辞めてしまうと、戻ることはできません。「本当に辞めていいのか」じっくり考えることが大切です。

対処方法①逃げたい要因は改善できるかどうか考える

会社から逃げたいと思っている要因がなんなのか、まずは考えてみましょう。「なぜ辞めようと考えているのか」や「辞めようと考え始めたきっかけ」、「考え始めた時期」など、思いつく限りをメモに書き出してみてください。

メモに書き出してみると頭の中が整理されて客観視できるので、辞めたい要因を自分で解決できる方法が見えてくるかもしれません。

例えば、「仕事がうまくできない」ことが辞めたい理由の場合、以下のような改善策が考えられます。

  • 仕事ができる同僚にやり方を聞いてみる
  • 上司に相談して、業務量や内容を調整してもらう
  • 勉強をして、仕事に役立つスキルを身に付ける

退職や転職はよくも悪くも人生を左右します。会社を辞める覚悟を決める前に、問題解決できる方法がないかを考えるようにしましょう。

対処方法②一度休職して将来について考えてみる

仕事をしながらだと忙しくて、じっくり将来のことについて考える時間が取れませんよね。また仕事を辞めることが不安だったり抵抗感があったりする方もいることでしょう。

もし会社に休職制度があるなら、一度休職してみるのもいい方法です。休職すると、その期間はゆっくり時間を取ることができます。

自分の仕事以外の将来設計と併せて、キャリアプランや資金計画を考えてみてください。自己実現のためには、「〇歳でどのくらいの貯蓄があればいいか」「給料はどのくらい必要か」「どのような働き方をするべきなのか」などを逆算していくことが重要です。

その逆算の一番の前に「今」があるので、おのずと今の会社でキャリアを積むべきか転職すべきか見えてくるでしょう。

対処方法③しんどさが限界の時は退職する

対処法①②をご紹介しましたが、そんな悠長なことを言っている状況ではないこともあるはずです。

職場でパワハラや職場いじめなどの嫌がらせにあっていたり、明らかなブラック企業で違法な長時間労働や残業が当たり前になっていたりして、心身の辛さが限界になっているときは休職なんてしている場合ではありません。

むしろそんな会社で休職しようものなら人事部門や上司から毎日のように連絡がきて、かえって心身が休まらないこともあり得ます。

辞めたい要因が自分の努力では到底改善できないときや改善の努力はしたけどしんどさが限界にきてしまったときは、潔く退職しましょう。

何度もお伝えしますが、人生をダメにしてまで尽くすほど価値のある会社なんてこの世に存在しません。

会社と連絡したくない人は退職代行の利用がおすすめ!

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退職希望のA・Kさん

会社のことを考えるだけで涙が出てきた

退職希望のB・Iさん

パワハラ上司でも直接退職を伝えなくてはダメですか?

退職するときは必ず「退職の意志」を伝えなくてはいけません。退職を伝えずにある日突然会社に行かなくなるのは無断欠勤になり、無断欠勤を続けると「解雇」されてしまう恐れがあるからです。

しかし職場の状況によっては、自分で退職を伝えるのが怖いこともありますよね。そのようなときは退職代行の利用がおすすめです。

退職代行を利用するメリット

  • 会社や上司との連絡を丸投げできる
  • 会社に行かずに退職できる
  • 上司に会わずに退職できる
  • 即日退職可能
  • 有給や未払残業代の交渉が可能
  • 退職書類が確実に受け取れる

退職代行の利用には費用がかかります。しかし退職の精神的な負担がなくなるので、転職など今後の人生に前向きに進んでいくことができるはずです。

仕事を辞めたくて逃げたい時の注意点

仕事を辞めたくて逃げたい時の注意点

仕事を辞めたくて逃げたいときには、気をつけていただきたいことが2つあります。

仕事を辞めたくて逃げたい時の注意点
  • 辞め癖がつかないように一定の我慢はする
  • 短期間に何度も退職をしない
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退職自体は、決して悪いことではありません。しかし繰り返すうちに、自分の人生に悪影響を及ぼす可能性もあります。

注意点①辞め癖がつかないように一定の我慢はする

まず一つ目は、「辞めたい」と感じても一定の期間我慢してみることです。特に入社してすぐの頃は、慣れない環境や職場の人間関係でストレスを感じやすくなっています。

しかし仕事に慣れてくると、今まで感じていたストレスが軽減されていきます。また職場の人達の性格がわかってくると、苦手な人ともうまく付き合っていくための対策ができるはずです。

また入社してすぐに辞めてしまうと、失業保険が受給できない可能性があります。失業保険は原則として「離職前2年間に雇用保険の加入期間が12か月以上」必要です。

つまり新卒の場合は1年以上会社に所属していないと、失業保険の受給はできません。一時の感情で転職先も決めずに退職すると、経済面が不安になるのでご注意ください。

注意点②短期間に何度も退職をしない

近頃は転職業界が売り手市場です。また転職の回数に限度はありません。しかし短期間に何度も退職→転職を繰り返していると、転職しにくくなる可能性があります。

年齢が上がるほど転職回数も多くなるのは当然ですが、20代のうちに3回以上転職するのは要注意です。短期間で転職回数が多いと、採用担当者は以下のことを気にします。

  • 採用してもすぐに辞めるのではないか
  • 人づきあいがうまくできない人なのではないか
  • 何か問題があって辞めさせられているのではないか

もちろん採用で気にされるのは転職回数だけではありませんが、転職回数が多いと担当者も採用に消極的になってしまいます。

仕事を辞めるのは逃げ?まとめ

仕事を辞めるのは逃げ?まとめ

仕事を辞めるのは逃げではありませんが、本当に辞める前に「もう自分で改善できるところはないか」考えてみましょう。

しかし「自分の努力ではどうにもならない」「心身に限界がきている」ときは、迷わず退職を選んでください。

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