40代は勤務年数も長くなり、重要なポジションや責任のある仕事を任される年代です。
しかしどんなに会社で頼りにされたり仕事が好きだったりしたとしても、「辞めたい」「疲れた」と悩んでいる人は少なくないはずです。
この記事では40代で仕事を辞めたい人に向けて、その対処法や退職すべき判断基準などをまとめてご紹介します。
40代で仕事を辞めた人は全体の6%以上いる
厚生労働省が公表している「令和2年雇用動向調査結果の概況」によると、40代の離職率は男性約6%、女性約12%ということがわかっています。
また年代別の離職率の詳細は、以下のような結果です。
年齢 | 19歳以下 | 20~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50~54歳 | 55~59歳 | 60~64歳 | 65歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男性(%) | 38.7 | 29.1 | 15.8 | 11.1 | 8.2 | 6.5 | 5.4 | 4.7 | 5.4 | 13.4 | 12.5 |
女性(%) | 36.2 | 28.4 | 17.3 | 13.9 | 14.2 | 11.8 | 11.5 | 10.1 | 9.2 | 8.4 | 6.2 |
19歳以下から20代を除くと、40代の離職率は他の年代と大きく差がありません。
40代で仕事を辞めたい・疲れたと感じる理由
厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果の概況」によると、40代の男女別にみた離職理由のベスト5は、以下のようだということがわかっています。
男性40~44歳 | 男性45~49歳 | 女性40~44歳 | 女性45~49歳 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 給料や福利厚生など収入面に不満がある | 給料や福利厚生など収入面に不満がある | 職場の人間関係にトラブルを抱えている | 労働時間や環境など労働条件が悪い |
2位 | 会社の将来が不安だった | 職場の人間関係にトラブルを抱えている | 労働時間や環境など労働条件が悪い | 職場の人間関係にトラブルを抱えている |
3位 | 職場の人間関係にトラブルを抱えている | 会社の将来が不安だった | 給料や福利厚生など収入面に不満がある | 給料や福利厚生など収入面に不満がある |
4位 | 労働時間や環境など労働条件が悪い | スキルや資格を活かせなかった | スキルや資格を活かせなかった | 仕事の内容に興味が持てなくなった |
5位 | スキルや資格を活かせなかった | 労働時間や環境など労働条件が悪い | 仕事の内容に興味が持てなくなった | スキルや資格を活かせなかった |
そのなかでも、代表的な5つの理由についてご紹介していきます。
理由①労働時間や環境など労働条件が悪い
まずは40代後半女性で1位に上がっていた労働条件が悪いことです。長時間労働や休日出勤、サービス残業など労働条件が悪いと、休息を満足に取れません。心身ともに疲れてしまって、仕事への意欲が湧かなくなります。
厚生労働省は過労死ラインの目安は「月に80時間以上の時間外労働があった場合」と発表しています。例えばこれを月20日出勤とすると、1日残業が4時間以上、労働時間にすると12時間ということになります。
国が時間外労働について規制を強める動きに出ているにも関わらず、いまだに長時間労働が当たり前になっている企業も少なくありません。
40代になると、20代30代の頃よりも体力が衰えてきます。今後のことを考えたときに「定年まで長時間労働を続けるのは難しい」「もう少しプライベート時間にゆとりを持てる仕事したい」と考えて、転職を検討する人がいるようです。
理由②給料や福利厚生など収入面に不満がある
40代男性全体で最も多く挙げられたのが、収入面の不満でした。収入面は、仕事へのモチベーションに直結します。「収入のアップ=会社からの評価」と言っても間違いありません。
40代になると、責任の重いポジションや仕事を任されるようになるはずです。また勤務年数も長くなるので、昇格・昇給に期待しますよね。
責任が重くなるにつれて給料が上がっていくと、プレッシャーを感じると同時に仕事への意欲や自己肯定感は高まるでしょう。反対に給料が上がらないまま責任ばかりが重くなっていくと「会社から正当な評価を受けられていない」と感じて、仕事のやる気がなくなっていきます。
仕事の難易度や責任に見合わない給料しかもらえないのであれば、「辞めたい」と考えるのは当然のことといえるでしょう。
理由③職場の人間関係にトラブルを抱えている
40代で人間関係での悩みは今に始まったことではなく、長年勤めている間にずっと耐え続けてきたはずです。どんなに好きな仕事であっても人間関係が悪いと、いつかは心身に限界がきてしまいます。
- 上司や先輩が高圧的
- 部下や後輩への接し方が難しい
- 同僚に苦手な人がいる
- 職場いじめで孤立してしまっている
会社には年齢や性格、価値観が異なる人が集まっているため、なかにはどうしても相性の合わない人がいるのは仕方ありません。だからといって一方的に理不尽な扱いをされたり不当な評価を受けたりすると、ストレスが蓄積します。
また生真面目な人ほど「人間関係がうまくいかないのは自分に非がある」と思い込みがちです。理不尽な行為をしているのは相手の方にも関わらず自分を責めてしまうため、「辛い」「仕事を辞めたい」という気持ちが強くなります。
理由④仕事の内容に興味が持てなくなった
仕事の内容に興味が持てなくなり、辞めたいと感じる人もいます。学生の頃は中学・高校・大学と節目ごとに大きく環境が変わります。また学年ごとに学ぶことの内容や難易度が変わるので、飽きることはなかったはずです。
しかし社会人になり会社に入ると、部署異動にならない限り大きな変化は少なくなります。特に目標もなく同じ仕事のルーティーンをこなしていれば、いつか仕事に飽きてしまうのは当然です。
様々なプロジェクトに日々取り組めるような職業なら、飽きることはないでしょう。しかしルーティーンばかりの仕事は変化に乏しいので、仕事の内容に興味が持てなくなるかもしれません。
また趣味や副業をしているうちに今の仕事よりもやりたいことが見つかり、仕事に興味が持てなくなる場合もあるでしょう。
理由⑤スキルや資格を活かせなかった
自分の持っているスキルや資格を活かせない仕事に、日々取り組むのは辛いです。40代は新人とは違い様々な経験を積んでおり、自分はどのような仕事で力を発揮できるかもよく理解しています。
そのため自分に合わない仕事や自分の成長を望めない会社に居続けるよりも、他の会社で能力を存分に活かして働きたいと考える人もいるようです。
仕事辞めたい疲れた40代のあなたが退職すべき3つの理由
心や身体を壊すと回復に時間がかかる
仕事をしていて心と身体を壊してしまうと元も子もありません。
健康状態で働けるからこそ長期的に頑張る事ができます。うつ病など心の病気、体調が悪くなり入院なんかしたりすると働く事もできません。
まずは働くためには健康状態が必須です。うつ病など発症される方は今の時代少なくないことかもしれません。
それはもう会社側の責任なので、そのような症状がおきそうになった場合はすぐに今の職場をやめて新たな職場を見つけてあげる事が自分自身を守る上でとても大切なことです。
心の病気、傷は簡単に治せません、
オルサポスタッフ
40代までの経験があれば転職でステップアップできる
40代になると今までの経験値がモノを言います。若い年代とは違って体力はやはりある程度衰えてきます。その分経験と知識量で補っていく必要があります。
今まで働いてきた中で、管理職で培ってきたリーダーシップ力であったり、営業をしてきたのであれば、いろんな方と打ち解けられるコミュニケーション能力、
マネギメントスキルであったりといろんな知識と経験で転職でのステップアップが可能となってきます。そして経験もですが資格を持っているとさらにステップアップが可能になります。
オルサポスタッフ
専門的なスキルや資格があれば、それを活かせる職種や業種で有利になりますがどこでも通用するスキルがあると、未経験の職種にも通用しやすくなります。
そして40代まで仕事をして、社会の仕組みへの理解、社会人としてのマナーやスキル、ストレス耐性など若い年代にはない社会に対しての知識もあります。
このようなスキル 能力は20代でや培うことのできない40代ならではの強みです。若い人だと投げ出しそうな仕事でも、社会人としての経験を持つ40代ならうまく切り抜けることもできるでしょう!
B・Iさん
これまでの社会経験で身につけたスキルをフル活用して、若年層とは違う40代ならではの転職活動を実践していきましょう。
失業保険がもらえる
会社を退職すると失業保険がもらえます。失業保険の有効期間は、離職日の翌日から1年間となります。
どのようにもらえるのか、流れをみていきましょう!
1→退職後にハローワークに必要書類を持っていきます。
必要書類は、雇用保険被保険者証、離職票、印鑑、住民票もしくは運転免許証、証明写真、貯金通帳などが挙げられます。
ハローワークに行き、それらの書類を提出後それと同時に求職の申し込みも行います。
2→受給説明会に参加します。
受給説明会に参加すると失業者が何人か集められ係官から雇用保険制度と今後の手続きの流れの説明があり、(雇用保険受給資格者証)と(失業認定申告書)が渡されます。
3→待機期間を経て口座に振り込まれます。
このような流れで失業保険を受給できます。
40代の離職率は意外に高い
転職といえば、正社員での転職が前提と考える方も多いでしょう。
オルサポスタッフ
最近では昔と比べると約2倍にまで転職率が高まっています。
もちろん20代と比較すれば転職率は低いものの、過去と比較すれば今現在は40代でも十分転職しやすい環境が整ってきていると言えます。
40代で仕事を辞める前にやっておくべきこと
一度会社を辞めてしまうと、もとの会社に戻ることはできません。辞めて後悔したり慌てたりしないために、事前にやっておくべきことを3つご紹介します。
- 仕事を辞めるメリットとデメリットを続ける場合と比較する
- なぜ仕事を辞めたいと思っているか自己分析する
- 転職先から内定を貰っておく
仕事を辞めるメリットとデメリットを続ける場合と比較する
辞めた場合と働き続けた場合のメリット・デメリットを比較しましょう。ほんの一例ですが、メリット・デメリットをまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
退職した場合 | 人間関係をリセットできる
嫌な仕事から解放される 新しい仕事にチャレンジできる 収入のよい会社に転職できる可能性がある |
転職活動しなければならない
転職先が決まっていないと、一時的に収入が途絶える 希望通りの再就職ができるとは限らない |
退職しなかった場合 | 安定した収入が得られる
転職活動をしなくていい 慣れた仕事を続けられる |
人間関係が継続する
嫌な仕事を耐える 給料が少なくても、我慢する |
具体的に書き出すことでメリット・デメリットが整理され、辞めるべきかどうか客観的に判断することができます。
なぜ仕事を辞めたいと思っているか自己分析する
心身ともに疲れると、一時的な感情で「仕事辞めたい」と思うこともあります。しかし一度「会社辞めます」が受理されてしまうと、取り消すことはできません。後悔しないためにも、自己分析しておく必要があります。
- 辞めたい原因
- 辞めたい原因はいつから続いているのか
- もう自分で改善できる方法はないのか
- 辞めた後にしたいことはあるか
- 今の会社を辞めて働けるか
- 家族への影響
- 辞めた後、生活していけるか
例えば辞めたい原因が自分で改善できないのであれば、仕事を辞めたほうがいいです。しかし貯金がなく退職すると生活に困窮する状態なのであれば、今すぐ退職するべきではありません。
自己分析の結果によって、今後の計画を立てるようにしましょう。
転職先から内定を貰っておく
転職先を決めずに退職すると、安定した収入が途絶えます。収入がなくなる不安を回避するために、退職前に転職先からの内定をもらっておくことをおすすめします。40代は20代・30代よりも転職のハードルが高いです。退職を決意したら、早い段階から転職活動をする必要があります。
また40代の転職は即戦力となれるかが非常に重視されます。
- 経験・経歴
- マネジメント力
- 提案力
- 専門性の高さ
40代は経験が豊富になり、専門性も身についているはずです。同じ業界で転職が決まれば、即戦力で活躍できるでしょう。
40代でも会社を退職したほうが良い?判断基準をご紹介
「会社辞めたい!」と考えていても、本当に実行すべきかどうかは迷いますよね。ここでは40代でも退職を決断したほうがいい判断基準をご紹介します。
- 人間関係に問題があり改善の余地がないか
- 会社の将来に不安があるか
- 仕事が原因で心身共に不調をきたしていないか
- 家族の応援はあるか
- 辞めた後にしたい事はあるか
- あと3~20年続けれるか
判断基準①人間関係に問題があり改善の余地がないか
職場の人間関係に悩んでいる人は多いです。もし同じ部署に1人2人「意地悪な人」や「面倒くさい人」、「機嫌で言うことが違う人」など苦手な人がいても、業務上だけ関わっていれば辞めたくなるほど辛い状況にはならないでしょう。
しかしハラスメント行為が職場で横行している場合や職場いじめがある場合、被害者側に改善の余地はありません。また被害者でなかったとしても、誰かが被害に遭っているのを見るだけでストレスは蓄積されていいきます。
このような職場からは1日も早い退職をおすすめします。
判断基準②会社の将来に不安があるか
会社の成長が停滞している場合や倒産の可能性がある場合も、退職すべき状況です。会社は倒産まで添い遂げたところで、生活の保障をしてくれません。それどころか会社が倒産すると、給料や退職金を受け取れないこともあります。
会社の経営状態が怪しいと感じたら、毎月ちゃんと給料が支払われているうちに退職すべきです。
判断基準③仕事が原因で心身共に不調をきたしていないか
長時間労働や膨大な業務量、人間関係などのストレスが原因で心身に不調をきたしている場合は、とにかく早く退職して治療に専念してください。
ストレスが原因による心身の不調は「疲れているだけ」と放っておくと、重大な精神疾患になる可能性もあります。また心身に限界が来てからの退職だと、治療に時間がかかり40代だと社会復帰ができないかもしれません。
ときには我慢や忍耐が大切なこともあります。しかし心身に影響が出てしまっているときは、自分を守ることを最優先に考えてください。
判断基準④家族の応援はあるか
転職活動でありがちなのが、採用が決まってから家族又はパートナーに報告するというパターンです。
A・Kさん
実際に採用が決まったものの、家族、又はパートナーから採用条件に反対されて諦めてしまうという方も少なくありません。
仕事を変えるという事は家族、パートナーにもとても大きく影響します。特に給料形態、休みの形態など家族、パートナーとの生活にも大きく関わってくる案件になります。
相手の生活や人生にも大きく関わってくるため、じっくり話し合い決める必要があります。
転職エージェントによっては、面談などでパートナー、家族の同席が可能な会社もあるので、できるだけ事後報告にならないよう、相談しながら決めていきましょう。
家族、身近な方の応援があるのとないのとでは全然違います。
判断基準⑤辞めた後にしたい事はあるか
今の仕事を辞めた後、他にしたい事がありますでしょうか。
オルサポスタッフ
辞めた後に挑戦したいことがある場合は、そこに向かって行動していくことも選択肢の一つです。
気になっていた業界や職種に挑戦してみたり、これまで趣味として続けていた活動を仕事にしたりと新しいことにチャレンジする良いきっかけになるでしょう。
今の時代ご自身の好きが仕事になります。多様性の時代です。仕事を辞めたとしても生活のため、家族のため、老後のためなど、様々な理由でお金を稼ぐ必要があります。
ご自身のしたいことでお金を稼ぐことができれば言うことなしです。
B・Iさん
挑戦できるうちに挑戦してみましょう!
判断基準⑥あと3~20年続けれるか
まだ40代、この後も働き続ける年代です。
今の時代100年時代です。
オルサポスタッフ
しかしながら体力的には衰えを感じてくる年代になってきます。この後3~20年、次の仕事も続けれるかが大切です。
体力的に続けれるのか、年齢的に続けれるのか、続けれないなと感じたら違う職業に変える準備が必要かもしれません。
1つでも当てはまったら要注意
この中で一つでも当てはまると注意が必要です。
皆様が退職される際の判断基準として使って頂けると幸いです。
退職を慎重に検討したほうがいいケース
退職したほうがいいケースとは反対に、退職を慎重に検討したほうがいいケースもあります。
- 結婚・妊娠・出産における退職
- なんとなく疲れたから退職したい
結婚・妊娠・出産における退職
結婚や妊娠、出産を区切りに退職を検討する人がいます。しかし将来的な経済の安定を考えて、退職には慎重になることをおすすめします。
配偶者どちらかの経済力に頼って生活していると、万が一リストラや病気、ケガになったしまったときに生活が傾くかもしれません。
特に最近は育児・介護休業法の改正などから男性の育児参加も促進されています。お互いに産休や育休を活用しながら、共働きする方法はないか検討してみてください。
なんとなく疲れたから退職したい
「なんとなく疲れた」から退職するのは一番危険です。明確な理由もなく安易に辞めてしまうと、辞めグセがつき次の職場でも「なんとなく疲れた」から退職を繰り返すようになってしまいます。
また40代は20代・30代に比べると転職は簡単ではありません。「なんとなく」辞めてしまうと次の転職先がなかなか見つからず、経済的に苦しくなる可能性もあるでしょう。
なんとなく辞めたくなってしまったときは、辞めた後のことを具体的にシミュレーションしてみてください。転職活動・貯金・新しい職場・家族への影響などを考えて、一つでも問題が見つかれば退職は踏みとどまりましょう。
40代で仕事辞めたい・疲れた時の対処方法
40代で「仕事辞めたい」と感じた時の対処法は以下の3つです。
- 有給休暇を取り気分転換してみる
- 部署の異動願を提出してみる
- 会社を辞めて違う仕事を始める・独立する
具体的に説明していきます。
対処方法①有給休暇を取り気分転換してみる
まとまった有給休暇をとり、職場から離れてみましょう。旅行に行ったり友人と会ったり、家でのんびり過ごしたり、自分の好きなように時間を使えばいい気分転換になるはずです。
また気持ちがリフレッシュすれば、冷静に物事を考えられます。「自分は退職すべきか」正しい判断ができるようになるでしょう。
対処方法②部署の異動願を提出してみる
人間関係や業務内容が「辞めたい」理由なのであれば、異動願いを出すのも方法の一つです。部署異動ができれば、環境ががらりと変わって働きやすくなる可能性もあります。
ただし会社によって部署ごとに適正な人数は決まっているため、簡単に異動することは難しいです。また部署異動をしても、同じ会社にいる限り前の部署と完全に縁を切ることはできません。
異動願いを出しても、すぐに異動できないときは転職の検討をおすすめします。
対処方法③会社を辞めて違う仕事を始める・独立する
最も効果的な対処法は退職して「転職」、または今まで培ったノウハウを活かして「独立」をすることです。
今まで会社勤めをしていたら、退職後は「転職」を一番に考える人が多いはずです。しかし現在は働き方が多様化し、個人でも起業したりフリーランスで活動したりする人も増えてきています。またWEBデザインやライターなどはパソコンとインターネットのできる環境さえあれば、初期費用をほとんどかけずに開始可能です。
「転職」や「独立」に年齢は関係ありません。自分の経験を活かせる仕事で、活き活きと働きましょう。
仕事辞めたい疲れた40代が会社を辞めた後のビジョン
仕事を辞めた後のビジョンを考える上でまず何故仕事を辞めたいのか理由を明確にしておくことは、次の仕事やライフプランを考える上で大切です。
疲れたから辞める、それも良いのかもしれませんが、その理由で辞めてしまうと次の就職先でも同じような悩みが発生するかもしれません。
その他に人間関係が問題なのか、給与形態に対して不満があるのか、会社の経営理念についていけなくなったか、ご自身でしたいことができたかなどやめる理由はビジョンに大きく関わってきます。
オルサポスタッフ
仕事を辞めたいと感じる理由を把握することで、転職先に求める条件や、退職後の選択肢を決めやすくなります。
そこを何も考えずに退職してしまうと同じことの繰り返しをしてしまう可能性があります。また抱えている問題、不満によっては辞めても解決しない場合もあるでしょう。
そうした場合には、退職以外の問題解決策を模索する必要があります。仕事を辞めた後、どうしていくか考えておかなければいけません。
また会社員として働くのか、それとも今までの経験を活かしフリーランスになるのか、ご自身で独立をされるのか、今の時代色んな働き方があります。
ご自身が今できる最大限のパフォーマンスを発揮できる働き方を見つけていきたいところです。
40代の転職者の現状
転職者の多い20代、30代よりはやや少ないですが、40代でも転職はまだまだ可能な年代です。
ライフスタイルを考え、自由の利きやすい働き方を選択する人も多いでしょう。
40代での転職では採用される求人はだいたい管理職または採用される枠が狭まる為、競争率が高くなりなかなか内定をもらえず転職活動が長引いたりします。
その為転職しようという覚悟ができずに迷っている場合はやめたほうがいいでしょう。その方が結果的に良い場合があります。
B・Iさん
曖昧な気持ちのままで転職すると難航しやすくなりますし、転職した際に後悔するするかもしれません。40代でも採用はされますがきちんとヴィジョンがある中で動いた方が良いと思います。
40代の転職者に求められる能力
40代の転職では、即戦力となれるか否かの評価が重視されます。
経験・経歴
マネジメント力・経験
提案力があるか
専門性の高さ
40代の転職者には、上記のような経験やスキルが求められる場合が多い傾向にあります。
これまでの仕事で培ったスキルをきちんとアピールして転職を成功させましょう。
スキルがあれば起業やフリーランスにも
仕事を辞めた後のもう一つの選択肢に起業があります。40代までのスキルや経験を積み重ねていたのであれば、起業や独立を検討する人もいらっしゃるかと思います。
起業や独立をするとご自身のやりたい事ができ、お休みや働く時間もご自身で決める事ができます。
オルサポスタッフ
ただし起業などにはリスクもあるので十分理解した上で行動に起こしましょう!ただ、きちんとした知識を身につけておけば大丈夫です!
まず起業・独立には主に3つの選択肢があります。
- フリーランス
- フランチャイズ経営者
- 会社を設立
こちらの3つ特徴を知るという事は働く上でとても大切です!
<フリーランス>
何か好きなこと、レベルの高いスキルを持っているならフリーランスという働き方がお勧めです!フリーランスとは、会社などに属さず仕事一つ一つを自ら自由に契約し稼ぐ働き方のことを言います。
自ら仕事を取ってくるのがフリーランスです。そのためフリーランスは独立のための初期投資が少なく、自身の裁量や体調に合わせて仕事を選ぶことができます。
仕事の種類によってはパソコンさえ有ればどこで働くのも自由、働く時間も自由、休みも自由という事もあります。フリーランスの一番の特徴はご自身のペースで仕事をする事ができます。
なのでやればやるほど稼ぐ事ができます。逆に仕事を確保できなければ収入もその分減るので十分気をつけましょう!そのようなところが自由な分、リスクがあります。
しかし、フリーランスは仕事の場所の確保も必要ないので色んなところで働けますし、店舗を維持する事もないので家賃という固定費も発生しません。
そのところも初期費用がそこまでかからない要因となります。ただ自己管理ができない方、サボり癖がある方はお勧めできません。
そして何より特別なスキルがなかったり、向上心がなければお勧めはできません。収入や休みなどすべて自己責任となるのでフリーランスになるにはしっかりとスキルがある状態で臨みましょう!
<フランチャイズ>
企業や独立に伴うリスクに不安があるという40代には、フランチャイズ経営者がオススメです。
最近では、コンビニエンスストアや飲食店、学習塾、介護事業など幅広い分野でチェン展開されておりサービスは多様化しつつあります。
フランチャイズに加盟して起業すると、チェーン契約を行う本部のサポートを受けながら、ある程度自由に経営をスタートできます。
ゼロから店舗を構えるよりも初期費用がかかりにくく、知名度のあるお店を経営できるため失敗のリスクが低くなります。ご自身でお店を出店するより比較的挑戦しやすいです。
後ろからのサポートがあるのでご自身でお店を出すよりはとても安心材料になるかと思います!その後、フランチャイズ経営を数年経験してから、ご自身でお店を立ち上げる人もいます。
<会社を設立>
やりたいことが決まっている、自身の力で経営してみたいという人は、会社設立を検討しましょう。
利益の期待値や自分のやりたい事ができる一方で、失敗のリスクや企業への初期投資が最も大きいのも会社設立です。きちんとした目的をもって会社を設立しないと失敗するリスクがあります。
会社経営の成功にはこれまでの経験や人脈が大切になります。
ご自身で会社を経営するためには、やりたいことや理想を追うばかりでなく、経営のリスクや失敗を想定した上で明確な計画を立てましょう。
そうすれば失敗のパーセントも減りご自身のやりたいができるようになってきます!
仕事に疲れて40代で退職した人のリアルな体験談
こちらでは40代で退職し、転職した方のリアルな体験談を書いています。
皆様の退職、転職の一つのきっかけになればと思います。
体験談①仕事を辞めたいと思い退職した40代独身の女性Kさん

年齢:43歳
勤続年数:10年
部署が変わってから職場の人間関係に不満が募ってきたため、健全な職場で働くべく会社を退職することにしました。40代での退職のため不安はありましたが、退職した今はスッキリしています。前の会社で培ったスキルが生かせる会社に転職できるといいなと思います。
体験談②仕事を辞めたくて疲れきった40代パートAさん

年齢:45歳
勤続年数:7年
ずっと継続してきた営業職を辞めることにしました。もともと内気な性格のため、克服の意味も込めてやってきた営業でしたが、結局完全に慣れることはありませんでした。同僚で営業が得意な人と結果を比べてメンタル的にも消耗してしまうので、大変だなと思いました。これから自分の得意な仕事でまたバリバリ働きたいです。
体験談③心が折れて退職した40代男性Sさん

年齢:42歳
勤続年数:9年
建築関係の仕事で働いていましたが、疲労困憊で辞めることにしました。職場はパワハラ気味の上司がいてストレスな上に、同僚や後輩もなんとなく殺伐としていて、良い雰囲気とは言えませんでした。年齢も年齢なので、もう少し落ち着いてできる仕事がしたいです。
体験談④次を決めずに退職した40代男性Lさん

年齢:47歳
勤続年数:5年
一刻も早く会社を辞めたかったので、転職先を決めずに退職をしました。フリーの期間がしばらく続いて収入が途絶えるという不安はありましたが、それ以上に職場のストレスが大きかったので、辞めてよかったなと思います。今は時間と心にゆとりがあるので、ポジティブに将来のことを考えられます。
体験談⑤仕事を辞めたら人生楽しすぎの40代女性Mさん

年齢:45歳
勤続年数:15年
もともと仕事が好きなほうでしたが、たまにはがっつりプライベートを満喫する期間があってもいいかなと思い、心機一転で一度退職してみることにしました。雇われている間はどうしても忙しさで何も考えられなくなってしまうので、とりあえず辞めて時間を作ってみることに。すると、今まで仕事漬けだった反動なのか、1人の時間を長時間確保できることにすごく楽しさを感じています。自分のしたいことにどっぷり浸れるので、勇気を出して辞めてよかったです。

\ 24時間無料受付中! / 今すぐ退職代行を依頼する
会社を辞めたいと言いにくい場合は退職代行を使いましょう
A・Kさん
B・Iさん
退職代行は「依頼人に代わって退職を伝えるサービス」です。退職代行に依頼すれば、会社に行かずに上司と話すこともなく退職することができます。
退職代行のメリット
- 会社に行かずに退職できる
- 上司に会わずに退職できる
- 会社と連絡を取らなくていい
- 即日退職可能
- 有給消化や未払給料の交渉ができる
- 退職の手続きをほぼ丸投げできる
どんなブラック企業が相手でも退職可能ですので、退職でお困りの方は気軽に相談してみてください。
40代で仕事辞めたい・疲れたと感じた まとめ
40代でも仕事を辞めたいという気持ちは出てきてしまいます。辞めたい気持ちが強くなったときはまずは「なぜ辞めたいのか」「辞めたらどうなるのか」をしっかり分析してみることが大切です。
ただしパワハラが横行していたり心身に不調が出ていたりする場合は、自分の安全を最優先して会社から逃げましょう。もし自力で逃げられないときは退職代行を頼ってください。退職代行に依頼すれば、どんなブラック企業でも確実に退職可能です。嫌な職場や仕事から解放され、新たな一歩を踏み出せます。