仕事でミスをして怒られたり、人間関係に悩んでおり、今すぐに仕事を辞めたいと考えるのは決して珍しいことではありません。
特にそれまでも小さな我慢を続けてきている場合、我慢の限界を超えてしまうとすぐにでも辞めたいと感じてしまうものです。
そんな時に「即日で辞めることはできないのか?」「最短ではどのくらいで辞めることができるのか?」という疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
今回は、仕事を今すぐにでも辞めたいと感じた場合の退職方法や注意点などについて詳しく解説していきます。
可能な限りすぐに辞めたい方や、負担を最小に今の会社を辞めたいと考えている方は是非参考にしてみてください。
結論:今すぐ仕事を辞めることは可能であり、逃げでも悪いことでもない!
今働いている会社をすぐにでも辞めたいと考えてはいるものの、周りに迷惑を掛けたり逃げたと思われるのでは?とつい退職を先延ばしにしている人は多くいます。
ですが、冷静になり考えた結果、今の会社を辞めようと決断したのであれば、退職するのは個人の自由であり自分勝手でも逃げでもありません。
条件があえば即日で退職することも可能です。
また、就業規則などで「辞める場合は2ヶ月~3ヶ月までに報告すること」と定められたりしている場合でも、最短で2週間後には退職することができます。
その方法や辞める際の注意点について見ていきましょう。
法律上も無期契約なら明日から会社に行かなくてOK
法律上も正社員のような無期雇用契約は、明日から会社に行かなくてもOKなケースがあります。
民法第628条には以下のように明示されています。
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。(民法第628条抜粋)
つまり「やむを得ない事由」があれば、今日退職して明日から出社しなくてよくなります。またやむを得ない事由とは、具体的には以下のような内容です。
- 病気やケガで働くのが困難
- うつ病や適応障害
- 両親や身内の介護・看病
- 家族の転勤に伴う引越し
- 実家の家業を継ぐ
- 結婚・育児・出産による退職
- パワハラなどのハラスメント行為
- 有給を取らせない、長時間労働など会社の違法行為
「会社を今すぐにでも辞めたい!」と感じている理由がやむを得ない事由に該当するなら、即日退職しても法律違反になりません。
「仕事を辞めるのは逃げ?」と感じてしまう人は下記の記事がおすすめです。
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今すぐ仕事を辞めるなら!事前準備編
今すぐ仕事を辞めるべきか冷静に考え、相談してみて辞めると判断した場合、事前準備から始めていきましょう。
事前にしておきたい準備としては3つあります。
- 退職後の生活費を確保しておく
- 社会保険などの手続きを進めておく
- 転職先から内定を貰っておく
退職後のプランはそれぞれなので、3項目全てを必ず満たしておく必要はないのですが、自分が必要と感じたものに関しては先に進めておくようにしましょう。
退職後の生活費を確保しておく
退職後の仕事などを考えず、とりあえず今の仕事をすぐに辞めようとしている場合は、転職先が決まるまでの生活費を貯めておくようにしましょう。
特に今まで働いていた業界とは別の業界に新しく挑戦するといった場合は、転職先を探すのに時間がかかるので最低でも2ヶ月以上の生活費は確保しておくといいでしょう。
貯金が貯まるまで我慢ができないという場合、条件が合えば給付が受けられる失業保険給付や失業手当について調べておくと一定金額の生活費を確保することができます。
社会保険などの手続きを進めておく
次に準備するのが社会保険等の手続きについてです。
まず雇用保険は自己都合と会社都合による退職で、手当の金額と受け取れる期間が変わります。
パワハラなど退社理由が自分にない場合、なるべく会社都合で辞めるようにしましょう。
次に健康保険や厚生年金保険は、国民健康保険や国民年金保険に切り替えなければなりません。
次の転職先が決まっていない場合は、手続き方法などについて調べておくといいでしょう。
転職先から内定を貰っておく
今の会社に不満があるだけで、退社した後はすぐに働きたいと考えていたり、当分の生活費を貯めるのが難しく貯金がない場合は辞める前に転職活動を行い内定をもらっておくことで、スムーズに再スタートを切ることができます。
最近では多くの転職サイトがあり、一つの業界や職種に特化したものもあるので空いた時間で転職先を見つけられます。
同じ失敗を繰り返したくないけど、どんな会社や業界に転職すべきかわからないという方は「転職エージェント」の利用がおすすめです。
専門のスタッフがヒアリングを行い、二人三脚で転職活動を進めることができます。
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今すぐ仕事を辞める方法
会社を辞めると判断した場合、今すぐ辞める方法が4つあります。
- 方法①やむを得ない理由で即日退職する
- 方法②退職日まで有給休暇を消化する
- 方法③退職日まで欠勤扱いにしてもらう
- 方法④退職代行サービスを利用する
この4つの方法について見ていきましょう。
方法①やむを得ない理由で即日退職する
退職に関するルールは、民法第627条で「退職日の2週間前までにその意思を会社へ伝えること」と定められています。
そのため、最短で会社を辞める場合でも2週間は働かなければなりません。
ただし、例外があり”やむを得ない理由”があれば即日退職もできると民法第628条で定められています。
やむを得ない理由とは、家族の体調不良による看病や本人の病気、セクハラなどの嫌がらせなどが原因で仕事を継続することが難しいと判断できる場合です。
会社でパワハラを受けていたり、我慢の限界で精神的な異常や体調不良となっている場合は即日退職が認められます。
方法②退職日まで有給休暇を消化する
やむを得ない理由に該当しない場合は最短で2週間後に退職となるのですが、どうしても出勤したくないという場合は有給休暇を消化して退職する方法があります。
今まで忙しくて有給を取得できていないという場合は、事前に残りの日数を調べておくようにしましょう。
中には「忙しいから有給の消化なんて無理」と言われたりするケースもありますが、有給は全ての労働者が取得できる権利があるので、会社側がそれを拒否することはできません。
方法③退職日まで欠勤扱いにしてもらう
やむを得ない理由に該当しておらず、有給を調べてみたものの残りが2週間も残っていないという場合、欠勤扱いにすることで出勤せずに辞めることができます。
有給とは違い休んだ分の給料は出ないので注意が必要です。
休む理由がないと欠勤を認めてもらいにくくなるため、体調不良などがある場合はなるべく診断書などを用意しておくといいでしょう。
やむを得ない理由で即日退職をする場合に関しても、診断書があるとより辞めやすくなります。
方法④退職代行サービスを利用する
ここまで紹介してきた3つの方法は、法律に則ったものであり個人で主張しても会社側が拒否することはできません。
ただし、人間関係が悪く直接言いにくかったり、体調不良などで会社側と交渉するのが難しいという方がほとんどでしょう。
そのような場合におすすめするのが「退職代行サービス」です。
退職代行サービスに依頼すれば、あなたの代わりに希望の辞め方について交渉をしてくれるので、話し合いなどをすることがなく最短で会社を辞めることができます。
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今すぐ仕事を辞めると自分で伝えて即日退職する際の流れ
ここでは、今すぐ仕事を辞めると「自分で伝えて即日退職する流れ」をご説明していきます。
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今すぐ仕事を辞めたほうが良いケース
今すぐにでも会社を辞めたいと考えているものの、本当に辞めるべきなのか、我慢して続けるべきなのかで迷っている方もいるのではないでしょうか。
下記の項目に該当している場合は、今すぐにでも退職を検討するようにしましょう。
- ケース①人間関係でストレスを感じている
- ケース②パワハラやセクハラが日常茶飯事
- ケース③自分の成果が全く評価されない
- ケース④給与面に不満があり交渉しても改善されない
- ケース⑤仕事についていけず何をして良いかわからない
- ケース⑥社風や温度感が自分と合っていない
- ケース⑦サービス残業・休日出勤が多い
この7つのケースに当てはまる場合、なぜすぐに退職を検討すべきなのか一つずつ解説していきます。
ケース①人間関係でストレスを感じている
1つ目が人間関係で過度なストレスを感じている場合です。
先輩や上司に理不尽な要求をされたり、後輩が指示を聞いてくれなかったり、同僚が冷たいなど人間関係の悩みは様々です。
少しでも嫌なことがあったら辞めるべきというわけではないのですが、これまでにできる限りのことはしてきたのに全く改善せず、過度なストレスを抱えている場合はすぐにでも退職を検討すべきだと言えます。
具体的な例として、仕事以外の時間でも嫌な出来事を何度も思い出してしまったり、夜に眠れない、出勤前になると動悸がしたり涙が出てしまうといった場合は、精神的に限界を超えているので体調を崩してしまう前に退職を検討しましょう。
ケース②パワハラやセクハラが日常茶飯事
2つ目が、職場でのパワハラやセクハラなどの嫌がらせが日常茶飯事に繰り返されているケースです。
パワハラなどの嫌がらせは、当然許されるものではなく加害者側が処罰されて当たり前なのですが、会社に事実を伝え本人が認めた上で改善するまでには、大きな労力と時間が必要な場合もあります。
辞めずに改善できるのが一番良いのですが、難しそうであったり今の会社にこだわりがないといった場合は我慢を続けず、すぐに次の会社へ転職して再スタートを切るべきと言えます。
ケース③自分の成果が全く評価されない
明らかに仕事で成果を出したり、売上で貢献しているにも関わらず、上司が無能であったり経営が厳しいからと昇給しなかったり正当な評価を受けられないことがあります。
このような職場で働き続けたところで、見返りは少なく自分の力を十分に発揮することは難しいです。
何かしらの理由があるのかもしれないので、上司や責任者に思いを伝えてみてから退職を判断するといいでしょう。
話し合いの結果、納得いかなければすぐにでも転職を検討すべきだと言えます。
ケース④給与面に不満があり交渉しても改善されない
お金は働き続けるモチベーションを維持するためにとても重要と言えますし、そのために働いているという方がほとんどです。
長年働き続けてきたものの、昇給が少なかったりボーナスが出ないなど給与面に不満がある場合、転職を検討すべきだと言えます。
一時的に業績が悪化しており、ボーナスが少なくなっていたり上司や先輩がそれなりに納得のいく収入を得ているのであれば、もう少し頑張ってみるのも選択肢としてあります。
ただし、どれだけ働いても昇給はすることなく、今後もそれが変わらないのであればすぐにでも転職して年収を上げる方がおすすめです。
ケース⑤仕事についていけず何をして良いかわからない
就職してみたものの、思っていた業務と違っていたり、明らかに自分に向いておらず全く周りについていけないという場合はなるべく早く別の仕事を見つけた方がいいでしょう。
仕事についていけてないと感じている場合、まずは上司や先輩に相談をするようにして、今後も続けていくのが難しいと感じた場合は無理をする必要はありません。
いずれ辞めてしまうのであれば、すぐにでも辞めて別の仕事で経験を積んでいく方が時間を無駄にせずに済みます。
相談してみた結果「最初は誰だってそんな感じ」と説得された場合に関しても、一定期間頑張ってみて結果が出ない場合は退職を検討しましょう。
ケース⑥社風や温度感が自分と合っていない
仕事自体に不満がない場合でも、社風や温度感が違う会社で働き続けるのは居心地が悪く長続きしにくいです。
どうしてもキャリアアップのために、限られた期間だけ頑張ると決めているような場合は良いのですが、入社したばかりなどで想像と違っており、どう考えても自分と合っていないと思った時は早めに退職を決断するようにしましょう。
考え方などが違う会社の中で自分の力を発揮しようとするのはとても難しく、効率が悪いと言えます。
ケース⑦サービス残業・休日出勤が多い
会社の中には、サービス残業などが当たり前であり毎日遅くまで仕事をしていたり、休日も全く取れないといったケースがあります。
仕事が好きで、自分の意思で残業をしていたりする分には問題ないのですが、毎日我慢して残業をしていたりする場合はすぐにでも退社するべきです。
繁忙期など一時的であればいいのですが、忙しい状態がずっと続くのであれば、いずれ限界を超えてしまい体調を崩したり精神的な病気を発症してしまい、その後の人生にも影響が及ぶ可能性があります。
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今すぐ仕事を辞めるメリット
今すぐ仕事を辞める大きなメリットは3つあります。
- 日々受けていたストレスから解放される
- 今後の人生についてゆっくり考える時間が出来る
- 自分のための人生を送れるようになる
仕事が忙しすぎると休みの日まで仕事のことばかり考えてしまい、休む暇がありません。そのため視野が狭くなり、仕事が人生の全てのように考えてしまいがちです。
しかし仕事を辞めれば心と体をゆっくりと休ませることができ、自分のための人生を考える余裕が生まれるでしょう。
メリット①日々受けていたストレスから解放される
会社を辞めれば、仕事のあらゆるストレスから解放されます。働いている間は当たり前に思っていることでも、意外なことで日々のストレスは蓄積されているものです。
- 毎朝の早起き
- 満員電車での出勤
- 売上ノルマへのプレッシャー
- 上司のパワハラ
- 仕事上の人間関係
- 同僚のミスのフォロー
- くたくたになりながらの残業
- 休日出勤
- 仕事のお持ち帰り
このようなことが辞めた日の翌日から一気になくなり、身体的にも精神的にも大きく負担が減るでしょう。
メリット②今後の人生についてゆっくり考える時間が出来る
仕事を辞めると今まで会社で働いていた時間に余裕ができるので、今後の人生についてゆっくり考えることができます。
人生について考えるときは自分1人でじっくり考えるのも大切ですが、友人や先輩に相談したり全く新しいコミュニティーに参加したりして視野を広げるようにしましょう。仕事が忙しすぎると人間関係が会社の人だけになり、価値観や物の視点が偏って視野が狭くなりがちです。
様々な視点での意見や考え方を吸収して視野を広げることで、今後の人生どのように進めばいいか多くの選択肢が見えてきます。
メリット③自分のための人生を送れるようになる
会社を辞めれば、自分のための人生を送れるようになります。今まで「仕事が忙しい」という理由で諦めていたことがある人も多いのではないでしょうか?
転職先を探すことも重要ですが、せっかく余裕のできた時間を使って自分のやりたかったことを思いきってやってみましょう。
実際に辞めたタイミングで資格の勉強をして自分でお店を開いた人や、ウェブデザインの副業を本業にしてフリーランスとして活動している人など、「自分のやりたかったことを楽しみながら仕事にしている」例は多数あります。
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今すぐ仕事を辞めるデメリット
今すぐ仕事を辞めると、ストレスが一気になくなります。また「自分らしい生き方」をじっくり考えることも可能です。
しかし残念ながら、仕事をやめることはメリットばかりではありません。
- 即日退職の場合、懲戒解雇扱いになることもある
- 会社側と揉める可能性が高い
デメリットを知っておけば、事前に対策しておくこともできるはずです。しっかり理解して準備したうえで、即日退職に踏み切るようにしてください。
デメリット①即日退職の場合、懲戒解雇扱いになることもある
やむを得ない事由がある場合即日退職できると述べましたが、厳密言うとやむを得ない事由を「会社が認めた場合」に限ります。
例えば「家族の転勤で引っ越しします」という理由で退職を申し出て、次の日から会社に行かなかったとします。しかし会社が退職に納得していなかった場合、それは即日退職ではなく「無断欠勤」をしている状態です。一般的に14日以上無断欠勤が続くと懲戒解雇の目安になります。
会社ごとの就業規則によって罰則に違いはありますが、会社が認めていない即日退職は懲戒解雇になるかもしれないことを知っておきましょう。
デメリット②会社側と揉める可能性が高い
即日退職は、引き継ぎを一切せずに退職することになります。引き継ぎを行うこと自体は法律的な義務ではありませんが、民法第415条には以下のように定められています。
債務者がその債務の本旨に従った履行をしないとき又は債務の履行が不能であるときは、債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。ただし、その債務の不履行が契約その他の債務の発生原因及び取引上の社会通念に照らして債務者の責めに帰することができない事由によるものであるときは、この限りでない。(民法第415条抜粋)
簡単に説明すると、引き継ぎをなしの退職で会社が大きな損害を被った場合「会社から損害賠償請求される可能性がある」ということです。
懲戒解雇の場合と同じですが、即日退職をするときは会社に納得してもらって退職することが大切です。
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今すぐ仕事を辞める前に考えるべきこと
今すぐに仕事を辞めたほうが良いケースについて解説してきましたが、何も準備をせずに辞めてしまったり退職後のことを考えていないと同じ失敗を繰り返したり生活が苦しくなる可能性があります。
辞める場合はまず下記のような項目について考えてみるようにしましょう
- 仕事を辞めて再就職まで暮らせる資金はあるか?
- 一時的な感情で突発的に辞めようとしていないか?
- 友人や同僚など信用できる人から客観的な意見を貰う
- 有給休暇を取ってリフレッシュしてみる
各項目ごとに解説していきます。
仕事を辞めて再就職まで暮らせる資金はあるか?
とにかく今すぐ仕事を辞めたいと感じている場合、転職など退職後のことを決めずに辞めること自体は問題ありません。
ただし、転職したりするまでの生活費などを準備しておかないと、理想のプランや転職先を見つける時間を十分に取ることができず次の会社でも同じような失敗をしてしまう可能性があります。
半年や一年の生活費を貯めておく必要はないのですが、最低でも1ヶ月~2ヶ月分の生活費は貯めておくようにしましょう。
また、会社の寮に暮らしている場合は新しいアパートなども決めておく必要があります。
一時的な感情で突発的に辞めようとしていないか?
どんな職種や会社で働いていても、お客様に怒られたり上司に理不尽なことを言われたりと一時的に腹が経ったり辛い思いをすることは必ずあります。
このような一時的な感情だけで辞めてしまうと、必ず次の会社でも同じようなことが起こるので転職を繰り返してしまう可能性があります。
辛いことがあったり腹が立ったりして、すぐに会社を辞めたいと感じた場合は「今後もそのような事が続くのか」「他の会社に行けば解決できるのか」など冷静に考えてから退職を決断するようにしましょう。
どうしても自分だけで判断できなかったり迷っている場合は、信頼のできる同僚や先輩に相談してみるのも一つの方法です。
友人や同僚など信用できる人から客観的な意見を貰う
仕事の人間関係やミスなどにより、今すぐ退職をしようと考えている場合はなるべく友人や同僚などの意見も貰うようにしましょう。
自分で冷静に判断して決断するのも良いのですが、客観的に今の状況を診てもらうことで、違った考えを知れたり問題の解決方法が見つかるかもしれません。
その上で今すぐ辞めると決めたのであれば、そのまま行動に移してしまっても問題ないでしょう。
相談する相手は、なるべく自分と同じ立場にいる人とは別に、上司や先輩など経験が豊富な人にも相談することで、様々な視点から現状についてのアドバイスを貰うことができます。
有給休暇を取ってリフレッシュしてみる
どうしても許せないことや納得のいかないことがあり苛立っている場合など、簡単に冷静になることが難しいと言えます。
周りに相談する場合でも、苛立っていると全ての意見を平等に聞くことができず考えが偏りがちになってしまいます。
自分自身で苛立ちを抑えきれていない場合や、本当に冷静になって決断できていないと感じている時は一度連休などを取って気分をリフレッシュしてみるといいでしょう。
一度気分をリセットすることで、客観的に考えることができるようになり、選択を失敗する可能性を低くできます。
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退職代行なら会社と連絡を取らずに今すぐ辞められます
退職代行とは名前の通り、退職に関する作業すべてをあなたの代わりに専門のスタッフが会社と話し合い、退職を進めてくれるサービスです。
退職代行サービスを利用することで、上司と話したりする必要は一切なく出勤もせずに退職をすることができます。
また、労働組合や弁護士が行っている退職代行サービスであれば、未払いの残業代や有給休暇の消化についての交渉も可能です。
まずは退職代行サービスの無料相談を利用してみるといいでしょう。
今すぐ仕事を辞めたいという方からよくある質問
ここまで「今すぐ会社を辞めたい」を実行したときのメリットやデメリット、退職の仕方についてご説明しました。最後に今すぐ辞めたいという方からよく受ける質問のなかでも、特に多い質問にお答えしたいと思います。
今日付けで退職の意味とは?
会社に承諾を得た退職の場合、今日付けの退職や退職代行を利用した退職も通常の退職と意味は変わりません。例えば、一部例外を除いて基本的に自分都合退職になります。そのため、失業手当の受給条件は同じです。
また今日付けで退職したからといって、転職に不利になることもありません。さらに今日付けの退職でも有給だけでなく最後の給料ももらえますし、退職金を貰うことも可能です。
一方で会社に承諾してもらっていない場合は、懲戒解雇や損害賠償請求といった大きなリスクがあります。懲戒解雇になると、転職が困難になる可能性があります。また会社に損害賠償請求されると、対応するために弁護士に多額の依頼費用を払ったり、裁判に時間費やさなければいけなかったりします。
即日退職をすれば会社のしがらみがなくなり、あらゆるストレスから解放されるはずです。しかし会社の承諾の有無で、その後の人生が大きく変わってしまうことを理解しておきましょう。
正社員は最短何日で仕事を辞められますか?
期間に定めがない正社員の場合、申告してから最短2週間で退職可能です。
法律上は最短2週間ですが、お互いに同意があれば即日退職することもできるので、今すぐ退職したい方は直属の上司に相談してみるといいでしょう。
すぐに退職できれば、残りの気まずい期間を過ごさなくてよくなります。
「すぐに辞めたいです」と上司に言いづらい場合、退職代行を使うのがおすすめです。
第三者が代理で伝えてくれるので、引き止められることなくスムーズに辞められます。
B・Iさん
即日退職すると損害賠償の対象になる?
ムリに即日退職しようとすると、損害賠償の対象になる可能性があります。
たとえば、上司に連絡せずに無断欠勤を繰り返して会社に損害を与えた場合は要注意です。
無断欠勤による損害が証明されてしまえば、損害賠償を求められるかもしれません。
損害賠償を求めずにスルーされる可能性もありますが、極力リスクを負いたくない方は無断欠勤をしないのがおすすめです。
A・Kさん
パートですが、退職届を出して次の日から行かないというのは可能でしょうか?
退職届を出したからといって、必ずしも次の日から辞められるわけではありません。
お互いに同意があれば即日でも辞められますが、同意がない場合、申し出から2週間後にようやく退職可能となります。
シフトや引き継ぎの兼ね合いもあるため、できるだけ余裕を持って退職の意思を伝えておくのがおすすめです。
ちなみにパートの場合、退職届の提出は不要なケースがほとんどです。
基本的には口頭で退職の意思を告げるだけで十分なので、退職を考えている方は店長やパートリーダーにアポを取って相談してみましょう。
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【まとめ】今すぐ仕事を辞めたいと感じたら退職代行がおすすめ
今回は、今すぐ仕事を辞めたいと感じた場合の対処方法や注意点について紹介してきました。
退社するまでの期間は、最短で2週間と定められており条件が合えば即日退職も可能です。
また、条件が合わない場合でも有給休暇や欠勤扱いにするなどして、退職日まで出勤せずに辞めることもできます。
自分で退職に関する交渉を行うのが難しいという場合、退職代行サービスを利用することで全ての作業を代行してもらうことができます。
今すぐに辞めたいと考えている人は、退職代行業者へ相談してみるといいでしょう。